新津温泉

新津温泉 2006年10月

周辺の湯巡りの合間に「そうだ!新津温泉」と突如思い出し、気が付いたら新津温泉の受付で料金の支払いをしていた。陸上競技のトラックのような形の浴槽。塩ビ湯口より41-42℃の湯が浴槽へ注がれている。浴槽内は42℃程の適温。あの香りは変わらずに強烈な臭いを放っていました。やや濁りのある湯、すべすべする浴感、塩味強し。あの香りとは言わずと知れた石油臭そのものです。

湯口からの湯は以前は見られなかった細かい気泡がシュワシュワ状態。この泡についていろいろお話を伺ったのですが、なんせ訛り?か激しくて話の全てを理解するのが出来なかったのが残念で心残りです。湯守人のおばあちゃんの話だと、浴槽底より加熱された真湯を注入している。この真湯の注入しすぎに注意しているということだけは理解できた。
(三昧・2006年10月)


 

久々に再訪してみました。ちょっと苦手な部類の湯で積極的に訪問はしないのですが、付近を通ると「せっかくだから」とナゼか吸い込まれてしまいます。ボロイ(失礼)な佇まいは以前のまま。浴室も特に変わった印象はありません。

ところが湯口から投入される湯が以前と比べ、あきらかに細かいアワアワになっているのです。これは一体??石油風の強い臭いと塩味は相変わらずで、やや貝汁濁りを帯びたほぼ無色透明湯は以前よりも「ぬるめ」な印象。一緒に入ったお婆ちゃんが湯守さん(お婆ちゃん)に「ぬるいから、熱くしてよ」と言うと「温泉が薄まるから嫌だ」と言います。「熱くすると温泉が薄まる?はて?」興味を持ち、浴後訊ねてみると湯口から出しているのは少しだけ加熱した源泉、でもそれだけでは浴槽温度がぬるくなってしまうので、加熱した真湯を浴槽底からも入れる、との事。あまり真湯を入れすぎると温泉が薄くなり、入れなさ過ぎると浴槽温度が低くなる。この辺の湯加減は、まさに湯守さんの腕の見せ所といったところでしょうか。
(まぐぞー・2006年10月)

▼男性浴槽

▼湯口

▼女性浴槽

▼湯口

新津温泉 2004年1月

一部マニアに根強い人気の新津温泉に再訪しました。既に閉館時間となっていたのに快く入れてくださいました。古めかしい木造の建物に男女別の浴室。脱衣所と浴室の仕切りは透明なガラス引き戸なので安心して湯浴みができます。

タイルばりの洗い場に5人サイズの小判型浴槽がひとつ。筒状湯口より透明な湯が流し込まれ、浴槽内でごくわずかな白濁りを帯びたほぼ無色透明。人気の浴場なので夕方ともなると湯が汚れる事も多いらしいのですが、1月の訪問時は常連さんが「こんなに綺麗な日は初めて」と驚いていました(確かに以前来た時より湯がヘタっていない) 。

独特の強い石油臭は何とも不自然で、本当に重油でも混ざっているかと思ってしまうほど。飲泉用コップが置かれていたので飲んでみると、甘塩味で思ったよりは強くない。「なんだ全然平気だ」と思っていたら、後になって咽がカーッと気持ち悪くなってしまった。ベタつく浴感はあるものの、湯上がりはあまり気になりません。ただ、何故か首が痒くなってしまった。
(まぐぞー・2004年1月)

▼男性浴室(湯気が凄い)

新津温泉 2003年10月

石油臭でちょっとした噂の新津温泉に寄る事が出来ました。施設の外観はちょっと見ただけでは温泉施設とは判断できない。木板に「天然湧出・新津温泉」と手描きで書かれた看板があるのでわかるでしょう。近くのバス停も「温泉前」となってます。

お風呂は男女別のこじんまりした内湯が一つあるのみ。敷地内には温泉を沸かす為に使う薪ボイラーを完備。源泉温度は47℃と充分なのにわざわざ加熱する必要はないと思ってしまいます。浴室は5人も浸かればいっぱいの広さです。湯は灰白色、塩味で強石油臭がしてマニアにはたまらないでしょう。この臭い、ほんときついので一度体験してみて下さい。浴後はポカポカ感が強いので暑い夏場はつらいかもしれません。
(三昧・2003年10月)

▼受付はコチラ

▼受付

▼なぜかオープン時間が隠されています

▼薪で加温するんだそうです

新津温泉 データ

新潟県新潟市新津本町4丁目17-13
Googleマップでみる
0250-22-0842
?~19時
オープン時間が紙で隠されていた

9時~18時30分
300円→400円
訪問:2003年10月・2004年1月・2006年10月

新津温泉 温泉分析

45℃ 19.8L/min K=250.4mg Na=4602(92.17mv%) NH4=15.9 Ca=92.9 Mg=58.9 Fe=0.4 Mn=3.2 Al=1.0 Cl=6461(83.92) SO4=42.4 HCO3=2076 HSiO3=105.0 (S29.9.4) ※冬期間のみ加温した水道水を加えています・消毒用薬剤等の使用あり