裾花峡温泉 うるおい館

長野県庁から直線で約1kmの市街地にある温泉宿です。外観からビジホにも見えなくはありません。日中の時間帯より少しお得な早朝の朝風呂タイムに訪れてみました。券売機で入浴券を購入する仕組みでシステム化されています。通路を挟んでフロント反対側にはパン工房があって、焼き立てパンのいい香りが漂っています。

パッと見の浴室は日帰り温泉センターのような感じ。今回、主に利用したのは10数人サイズのメインとなる内湯浴槽です。他にも足湯浴槽やバイブラ、ジャグジー浴槽、更には微白濁のカルキ臭浴槽もあったがこちらは興味ないので見学のみ。湯は薄黄土色濁り土類臭に甘い香りも少々、強め塩味にキシキシ浴感が特徴的です。湯船端よりの結構な量のオーバーフローあり。

内湯の外には露天もあり、当日男湯は「流泉の湯」という名称の風呂だった。定期的に男女入れ替え制を導入しており、何度か通えば2種類の浴槽に入れるでしょう。一部分が東屋風に屋根掛けされた浴槽は、15人サイズの露天岩風呂といった印象です。湯は内湯と同じ薄黄土色濁りのもので、数か所よりのオーバーフローあり。敷地端っこには4-5人サイズの半身浴槽まである。また近くまで来ることがあったら来てみよう。
(三昧・2014年3月)


長野県庁のほど近く、裾花川に沿ってたつ温泉旅館です。比較的大きな施設で、浴場を積極的に日帰りにも開放しています。朝の6時から夜23時までの受付けで、近隣の地元民にとっては日帰り温泉施設のような存在にも見うけられました。

館内に浴場が二箇所あり、曜日ごとに男女入れ替え制となっています。訪問時は女性側が「白岩の湯」でした。まずは内湯ですが、三つに区切られた浴槽があり、一番端に足つぼコーナー、真ん中に裾花峡温泉を掛け流した12~3人サイズ浴槽、そして遥々遠くからローリーしてきたとおぼしき湯を循環利用した5人サイズ槽となっています。当然お湯としてのメインは真ん中の浴槽で、掛け流される薄黄土濁りの適温湯はキシキシとした硬い肌触りがあり、粉っぽい土類鉱物臭が漂います。塩気があり、じっと浸かっていると体にジワジワズッシリと来る実力派。ちなみに一番端のローリー湯はほんのり白濁した「硫黄泉」との事ですが、とにかく塩素臭が強過ぎます。訪問時に浸かっている人は見当たらず、運搬にもお金がかかるだろうに、このローリー湯は何のためにあるのかな?

続いて露天風呂ですが、内湯と同じ薄黄土濁りの湯がこちらも掛け流しで利用されています。20人は入られそうな広々浴槽で、二つの打たせ湯が目をひきます。おそらくは裾花峡に沿った位置にあると思うのですが、塀と目隠しで露天風呂から眺められるのは急な崖の斜面だけでした。とはいえ樹木の様子からして、紅葉時期は美しい景色が眺められそうな感じもします。はじめて訪問した裾花峡温泉ですが、便利な立地にありながら浴感の強い湯が掛け流しで楽しめ、なかなかの施設と思いました。
(まぐぞー・2014年3月)

▼入口

撮影禁止のため浴室画像はありません

裾花峡温泉 うるおい館 簡易データ

長野県長野市妻科98
026-237-4126
6時~9時460円→480円(土日祝・特定日510円→530円)
10時~23時670円→700円(土日祝・特定日720円→750円)
特定日を除く平日21時~510円→530円
訪問:2014年3月

裾花峡温泉 うるおい館 温泉分析概要

裾花狭温泉 ナトリウム‐塩化物泉 46.0℃ 1500L/min(動力) 溶存物質計=8367mg Li=0.8mg Na=2485(80.59mv%) K=58.3 NH4=4.1 Mg=99.2 Ca=316.1 Sr=3.4 Ba=2.2 Mn=0.6 Fe2=3.8 F=0.3 Cl=4150(87.22) Br=11.2 I=5.4 SO4=2.4 HPO4=0.5 HCO3=1031 H2SiO3=98.4 HBO2=93.6 HAsO2=0.5 CO2=90.0 (H17.9.29) ※温泉利用状況=見当たらず

保玉湯乃華温泉 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素冷鉱泉 14.2℃ pJ=9.0 溶存物質計=1304mg Na=331.3mg(95.43mv%) K=17.8 NH4=0.2 Mg=0.9 Ca=2.8 Fe2=0.2 F=2.6 Cl=86.0 NO3=0.6 HS=20.8 SO4=16.8 HPO4=0.5 HCO3=659.0(57.72) CO2=102.0 HSiO3=50.7 BO2=11.9 (H24.2.8) ※温泉利用状況=見当たらず