人吉温泉 堤温泉(旧施設)(一旦閉館→新施設へ)

人吉温泉 堤温泉(旧施設)は2021年11月14日をもって一旦閉館、完全建て替えの後2022年12月18日にリニュアルオープンしました。このページの情報は旧施設のものです。

 
人吉市内にあり繊月酒造工場に隣接した温泉公衆浴場です。三角の瓦屋根が特徴のレトロな建物で良い雰囲気となっています。番台にはおじいちゃんが座り、テレビの水戸黄門に釘付け状態だ。脱衣所もレトロでいい。古いマッサージチェアはお約束のもの。

脱衣所からガラス一枚の浴室にはコンクリ製の長方形浴槽が一つあります。仕切りで二つに分けられていて湯面下にてちょっとだけ繋がっている造り。浴槽底の模様が面白い、丸タイルや紅葉をかたどったタイルになっています。

わずかに黄色がかった湯、茶色がかった湯華がある。重曹薬臭に重曹味、湯口にて弱い金気臭もある。肌触り良いつるスベ感あり。源泉が投入されている方の浴槽は、湯の表面に大小のアブクがビッシリと浮いていました。鄙び系の外観に浴室、脱衣所の雰囲気がよく気に入った堤温泉。
(三昧・2005年12月)


町中にある歴史を感じる古びた温泉浴場です。人吉にはこういう味わい深い浴場が点在していて、古きものを大切に受け継ぐ素敵な町と思いました。

番台にて料金を支払い男女別浴室へ。古びた浴室は窓が広く外光がサンサンと射し込んでいます。窓や壁に沿って大きな植物が葉を茂らせ、まるで温室の中にいるみたい。どこか郷愁漂う雰囲気といい、なんとも不思議な空間です。

浴室の真ん中には二つに仕切られた長方形浴槽がひとつ。一方に湯が投入され、もう一方に流れ込む仕組みです。満たされる湯は仄かに茶色がかったほぼ無色透明。細かな気泡が無数に漂うもので体にもビッシリ付着します。そのためとてもヌルスベとした肌触り。口に含むと甘金気風味の湯です。それにしても静かな浴室です。他に湯浴み客もなく流れ落ちる湯の音だけが静かに響いていました。

ところで浴後、三昧に男湯の画像を見せてもらったのですが、なんと湯面にモコモコと物凄い泡が発生しているではありませんか。女湯には、そういう(湯面にモコモコと出る)泡は一切見当たりませんでした。あの男湯の泡は一体何なんでしょう??
(まぐぞー・2005年12月)

▼味のある看板です

▼マッサージチェア

▼営業時間変更の掲示

▼男性浴室

▼男性浴室

▼別の角度から

▼源泉投入槽のすごい泡

▼浴槽底のタイルが凝ってます

▼ここも泡

▼女性浴室(温室みたいです)

▼別の角度から

▼女性浴槽

▼別の角度から

▼温室みたいな浴室

人吉温泉 堤温泉(旧施設) データ

※このデータは旧施設のものです
熊本県人吉市土手町40
5時~12時・15時~22時
200円
訪問:2005年12月

人吉温泉 堤温泉(旧施設) 温泉分析

アルカリ性単純温泉 49.9℃ 180L/min ※泉温が高いため夏場30%、冬場20%程度地下水を加水しています。掛け流し・加温なし・入浴剤の使用なし・浴槽水の塩素消毒なし。