小国町・山川地区には共同浴場があり、この浴場はありがたいことに地域住民以外にも開放されています。駐車場は徒歩2分のところにある地域の公民館を利用します。また、この公民館は我が家は利用してはいませんが入浴後の休憩スペースとしても利用できるようです。
一般利用者の利用料金は300円で、無人の施設なので脱衣所備え付けの料金箱へ各自が支払います。脱衣所・浴室ともにキレイに整理整頓されておりきちんと管理されていました。浴室の天井には湯気抜きがあるおかげで浴場内は通気よく快適空間です。
浴槽は縦長で4人サイズの石造りとシンプルな造り。男女を隔てている壁にはS43の温泉医治効能書(現在で言うと別表みたいなもの)を掲げています。壁から突き出た塩ビパイプが湯口でそこから約17-18L/minのお湯が常に浴槽投入されていました。
お湯は無色透明、薄っすらと焦げタマゴ臭、スベつる感覚にキシキシも少々追加した感じ。ざっくりとした感じでは奴留湯温泉の温度を高くしたような感覚を覚えます。湯中では硫黄成分と思われる細かな湯華が確認できます。この共同浴場の佇まいと浴場内の様子、そしてお湯の感じといいなかなか良いところです。
(三昧・2018年10月)
田畑広がる静かな地区の素朴な湯小屋です。数軒の家で構成される集落の道端に湯小屋はすぐ見つかったのですが、どこに車を停めていいのかわからず一度通り過ぎてしまいました。たまたまいらした方に聞くと、近くの公民館に停めればいいということです。さらには湯上り後の一休みにも使ってよいとのこと。肝心の湯小屋は、通りからは一段下がった場所に位置しています。無人ですが料金箱が設置されているので、料金を支払い入浴という流れになります。
浴室に入ると、「おっ?草津温泉の共同浴場によく似てる」というのが第一印象でした。何を見てそう思ったかは不明ですが、浴室の配置や全体的な雰囲気でそう感じたのかも?
女性側には5人ほど入れそうな石板張り長方形浴槽がひとつあります。湯口より投入された無色透明湯は、浴槽内で適温となり静かに掛け流されていました。そっと浸かると湯面から柔らかなタマゴ臭が香り、スベスベとした肌触りが心地よいです。すっきり澄み切った湯の中に細かな湯花も舞い、湯口よりひと口含むと、ほのかなタマゴ味のするもの。あまり入浴者がなかったのか、鮮度良好の綺麗に澄み切った湯が良かったです。
(まぐぞー・2018年10月)
▼道路から見た湯小屋
▼掲示
▼入浴料はコチラへ
▼男性浴室
▼湯口
▼溢れ出し
▼掲示
▼女性脱衣所
▼女性浴室
▼女性浴槽
▼湯口
▼浴槽から
山川温泉 データ
熊本県阿蘇郡小国町北里1395
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不明~21時
300円
訪問:2018年10月
単純硫化水素泉(泉質以外の数値等は掲示なし)