奴留湯温泉

奴留湯温泉は山間の集落にある温泉で、そこには公衆浴場があるのみ。因みに宿泊施設などは無い。一般の方も営業時間内なら200円で利用できる。受付は無人なので、建物正面に設置されている料金箱に支払ってから利用する。

脱衣所には利用規則やマナー、温泉の由来、掛け算の九九表、ここに来る時と帰るときの交通安全のポイントなどが壁などの随所に掲げられている。管理人不在だからこそ整理整頓もキッチリで、とても丁寧に管理されているのが分かる。

浴槽は石造りで縁は木造、二つに仕切られていて片方は「上がり湯」で3-4人サイズ、もう片方は7-8人ほどの大きさがあり湯舟底には玉石がゴロゴロと敷かれています。塩ビ管が湯中に直接に伸びていて源泉注入していました。その湯量は約90L/minオーバーと推測。浴槽手前側からは大量にオーバーフローしている湯を見ることができます。お湯は焦げたタマゴ臭がプンプンとして温泉マニアにはたまらないでしょう。

お湯はやや薄っすらと青く発光しているように見えます。湯温は体感で約37℃ほどのぬる湯。時間が許すならば長々と浸かっていたい温泉です。素晴らしい鮮度に、怒涛の大量掛け流しが200円で楽しめるおススメの温泉です。
(三昧・2018年10月)


温泉好きの間ではあまりに有名な奴留湯温泉です。その名前と評判は知っていましたがなかなか機会がなく、今回やっと訪問することができました。奴留湯温泉は周囲をのどかな田畑に囲まれた、とてもこぢんまりとした集落にあり、よそ者がフラっとやってきたらすぐに「あっ、知らない人だ」とわかってしまうような場所です。湯小屋は管理人さんはなく、料金箱に入浴料を支払うシステムです。

男女別浴室には6~7人サイズと3人サイズに仕切られた長方形浴槽がひとつ。ゴロタ石の敷き詰められた浴槽から透明度の高い無色透明湯があふれ出る様子は、まるで美しく澄んだ渓流を見ているようです。

そっと浸かると糸状と溶き卵状湯花が大量に舞い上がり、湯面からは心地よい焦げタマゴ臭が香ります。なにより人肌に優しい「ぬる湯」が心地よいです。この浴槽、そしてこの透明度、温泉好きなら誰もが感動すること間違いなしです。こういう湯との出会いがあるから、温泉巡りはやめられません。
(まぐぞー・2018年10月)

▼奴留湯温泉は静かな地域にあります

▼目の前は奴留湯バス停

▼奴留湯温泉外観

▼浴場入り口

▼男性脱衣所

▼掲示

▼掲示

▼九九おぼえちゃお

▼男性浴室

▼湯口

▼溢れ出し

▼壁のタオルかけ

▼掲示

▼女性脱衣所

▼脱衣所の足元から浴室が見えわくわくします

▼女性浴室

▼浴槽

▼正面から

▼細かな湯花がたくさん

▼湯口

▼あがり湯槽

▼カランスペース

▼浴後は近くの仏像にお参り

▼よい湯をありがとうございました

▼ご近所の気になる看板で〆たいと思います

奴留湯温泉 共同浴場 データ

熊本県阿蘇郡小国町北里2284
Googl Map
8時~21時(までに退出)
訪問:2018年10月

硫黄泉 38℃のみ案内あり