塩浸温泉 龍馬公園

塩浸温泉の龍馬公園内にある温泉施設です。公衆浴場的な存在なのかも知れません。公園内には温泉だけではなく龍馬資料館や足湯、龍馬が浸かったとされる昔の浴槽までもあります。たまたまなのか、温泉受付時に係のおじさんに温泉解説のレクチャーを数分受けました。その後、浴舎へ向かいます。

浴室に入ると正面に6-7人浴槽、入口入って右側には1人用湯船があります。正面浴槽は薄緑色の半濁り湯がなみなみと満たされている42℃。湯船サイズからして投入量がもうちょっと欲しいかと思ってしまうのは贅沢の極みでしょうか。気に入ったのは1人用の浴槽です。無色透明で微濁り、金気風味がプンプンします。口に含むと甘味のあるあったか微炭酸サイダーといった感じ。湯温は39℃ほどで長湯できますが、湯上り後の火照りは半端ではありません、浴後に公園内にて軽食をしましたがいつまでも汗がダラダラ出てきて参りました。
(三昧・2016年6月)


坂本龍馬が日本最初の新婚旅行に訪れたという塩浸温泉です。当時は温泉街が形成されていたようですが、現在は石板川沿いに公園が整備され、ちょっとした売店、資料館、散歩コースなどが造られています。公園自体はまだ新しく2010年5月にオープン、その一角に共同浴場も造られ利用する事ができます。

先ずは売店小屋の裏にある受付にて料金を支払います。この際、塩浸温泉と坂本夫妻ついて教えていただけます。全国から坂本龍馬ファンが訪れる地らしいのですが、このテの幕末系には一切興味の無い私はただ頷くばかりでした。唯一坂本龍馬さんというのは、かなりの温泉マニアだったかもしれないという事が判明。

浴舎には男女別に内湯浴室があります。男女の造りはほぼ同じようで、ズラリと並んだ使い勝手のよいシャワーの並ぶ浴室には、使用源泉の違う浴槽が二つありました。先ずは10人弱サイズの長方形槽ですが、熱い源泉を適量投入、浴槽内でややぬるめ寄りの適温湯で掛け流しとなっています。黄土濁りを帯びた湯は甘味重曹が目立つもので、金気と炭酸も感じます。キシキシとした硬い印象の湯です。

もうひとつの浴槽は1人(つめて二人)サイズの長方形で、適温源泉掛け流しとなっています。大浴槽よりも源泉温度は低いのですが、浴槽サイズに対する投入量が圧倒的に多いので、湯温はコチラの方が高めとなっていました。無色透明の湯は重曹と炭酸感が大浴槽の湯よりも明瞭で、湯温のわりに炭酸感が強く楽しめました。浴後の発汗と温まりの持続は長く、冬に重宝しそうな湯だと思いました。
(まぐぞー・2016年6月)

▼浴舎外観

▼男性浴室

▼掛け湯(鶴の湯)

▼塩浸温泉槽

▼鶴の湯槽

▼女性脱衣所

▼女性浴室

▼掛け湯(鶴の湯)

▼掛け湯湯口

▼鶴の湯槽

▼湯口

▼掲示

▼浴槽から

▼塩浸槽

▼湯口

▼浴槽から

▼掲示

▼浴後は公園を散策

▼無料の足湯

▼新燃岳の噴石がありました

▼川沿いには・・・

▼昔の風呂跡(龍馬風呂)がありました

▼良さそうです

▼園内でうどんの昼食

▼人懐っこいカモ

塩浸温泉 龍馬公園 簡易データ

鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3606
0995-76-0007
9時~18時(受付17時)
月曜日休業(祝日は翌日)
360円
訪問:2016年6月

塩浸温泉 龍馬公園 温泉分析概要

塩浸温泉1号 ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩泉 44.2℃ pH=6.6 溶存物質計=1859mg Li=0.7mg Na=188.0(37.18) K=36.3 NH4=1.7 Mg=82.5(30.86) Ca=116.0(26.32) Sr=0.5 Mn=0.2 Fe2=2.8 F=0.5 Cl=147.0 Br=0.4 SO4=83.0 HCO3=944.6(72.30) CO3=0.3 HAsO2=0.5 H2SiO3=221.1 HBO2=32.5 (H24.9.27) ※温泉利用状況=塩素系薬剤の使用あり

塩浸9号 ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩泉 51.3℃ pH=6.6 溶存物質計=2069mg Li=0.7mg Na=206.0(36.44mv%) K=43.8 NH4=1.7 Mg=92.0(30.78) Ca=133.4(27.08) Sr=0.6 Mn=0.1 Fe2=2.3 F=0.3 Cl=167.0 Br=0.4 SO4=81.8 HCO3=105.4(72.81) CO3=0.3 HAsO2=0.4 H2SiO3=247.2 HBO2=?(撮影した数値の読み取り不能)(H24.9.27) ※温泉利用状況=塩素系薬剤の使用あり