霧島神宮温泉 蓬泉館(閉業)

霧島神宮温泉 蓬泉館は閉業されたようです。

 

霧島神宮の鳥居をくぐり、突き当りのT字路を左折、そこを進んだ右手にあるお宿です。暗くなってからの訪問だったのですが、お宿自体はちょと鄙びた感じのする雰囲気がします。湯治場の調理場みたいな場所から、女将らしき方がいらして入湯の受付。入湯料金は100円(※05年訪問時の値段です)と嬉しい限りです。お風呂は独立した湯小屋になっています。お宿のお風呂ですが、低料金もあってか共同浴場感覚で利用するお客さんも多いです。

浴室は薄暗く妙な感じ。半円形の大小の石&コンクリを用いた浴槽は使い込まれていい味が出ています。湯口にて源泉とお水が混合されて浴槽へ注がれる仕組みの温度調整です。浴槽内は42-43℃ほど、ギチギチ浴感。微白濁、ほのかにタマゴ臭がする湯。打たせ湯もあったが、こちらは加水が多いのか温い。単純温泉というより単純硫黄泉といった感じの湯。
(三昧・2005年12月)


 

霧島神宮近くにある温泉宿。名前から洒落た和風旅館を想像していたらば、結構古びた侘びしい系湯治宿だった。ここは御近所の共同浴場的存在でもあるようで、お風呂セットをぶら下げた地元の方もチラホラ。

浴場は男女別に内湯があり、女性浴室には5人程入られる石組みの半円浴槽と、同じく石組みの長方形打たせ湯浴槽があります。半円浴槽は5人サイズ、湯口より熱めの源泉と少しばかりの差水が流し込まれています。ほんのりとタマゴ臭の漂う湯は、無色透明な中に無数の細かな白湯花漂うもの。薄い浴感ながら、キリッと熱く、冬場の冷えた体に気持ち良い。溢れ出しも多く、まずまずの満足度。もう一方の打たせ湯は浅くぬるめ。

訪問時は鹿児島でも珍しく冷え込む日が続いていたそうで、御一緒した御夫人も「今年は秋が短くて雪が降るのが早かった」と仰っていました。このお宿、とにかく猫が多く、敷地のいたる所でチョロチョロ。湯上がり後に自分達の車の下を覗くと案の定ニャンコが鏡餅のように鎮座していた。
(まぐぞー・2005年12月)

▼猫が行方不明になっていたらしいです

▼掲示

▼男性浴槽

▼打たせもあります

▼女性浴槽

▼打たせ湯

霧島神宮温泉 蓬泉館は閉業されたようです。

霧島神宮温泉 蓬泉館

鹿児島県霧島市霧島田口2442
7時~22時30分
200円
訪問:2005年12月

霧島神宮温泉 蓬泉館 データデータ

単純温泉(Ca-HCO3・SO4) 52.5℃ pH=5.8 450L/min(噴気注水) 成分総計=473.7mg K=2.8mg Na=9.3(12.41mv%) NH4=7.7(13.15) Ca=35.0(53.60) Mg=6.0(15.23) Fe2=2.0 Al=0.3 Cl=6.7 SO4=60.8(40.69) HCO3=100.0(52.66) S2O3=0.9 H2SiO3=49.2 CO2=192.5 (S38.9.9)