大東文化大学嬬恋セミナーハウス(閉館)

大東文化大学嬬恋セミナーハウスは閉館しました

嬬恋村にある大東大の施設に、一般にも開放している温泉があるとの事で立ち寄ってみる。4月から9月の間に学生が利用しているそうだ。10月の終りに訪れてみましたが学生はおらず、管理人さんが常駐していて留守番をしていました。立ち寄りをお願いすると、ひとつ返事で了承を頂く。お風呂は男女別ですが、場所がかなり離れて位置しています。男湯のみに露天風呂があるという構成です。当日はお客さんもいなかったので男湯を貸切で利用していいですよ、との事。

内湯はタイル張り五角形の形をしている10人ほどが入れるものです。岩組み湯口より源泉らしき湯が浴槽へ注ぎ込まれています。無色透明、キシむ浴感の石膏泉。鉱物的な粉っぽい感じもありました。内湯続きの屋根つき半露天は、岩や石を組み合わせた変形型。湯は特別にどうこうは無いですが、適温の湯でのんびりと湯浴みする事ができました。ただ、脱衣所や浴室の清掃状況があまり良好ではなかったのが残念です。
(三昧・2005年10月)


つまごいパノラマラインから横道に入る事4km、どこまで行っても木々ばかりが続くもんだから、「本当にこっちでいいんだろうか?」と途中から不安になってしまう。そんな頃、ようやく大東文化大学嬬恋セミナーハウスに到着。シーズンオフだった為か、利用する学生の姿もなく、大きく立派なセミナーハウスはガランとしていました。

館内には管理人さんがひとり。こんな人里離れた施設をひとりで管理なんて、なんとなく「シャイニング」を思い出してしまう。立ち寄り湯を申し出ると快く0K。来館ノートに記入は決まりのようです。浴場は1階に男性、2階に女性用があるとの事。男性浴室にのみ露天風呂があるので、そちらを貸切でどうぞ、と仰っていただく。

さて、男性浴室ですが、広々浴場に10人弱サイズの内湯と、ちょっとした旅館のような10人サイズの露天風呂がひとつ。使いやすいカランにはシャンプー、ボディソープも置かれています。「ここを貸しきり利用なんて、なんか悪いな」と思ってしまう程。ただし、清掃はあまりされていない様子。

湯口より無色透明、熱めの湯が注がれ、内湯で適温~ややぬるめ、露天風呂で適温となっていました。訪問時は露天風呂の方がお湯が良かったように感じます。仄かに粉っぽい鉱物臭のするトロミのあるキシキシ湯で、草津の上がり湯に丁度いい感じです。ただ、分析表に記されていた硫化水素臭は???帰りに女湯も見学させていただきました。こちらは内湯のみですが、誰も使っていない浴槽からは湯がジャンジャン溢れ出て「あー勿体無いなぁ」と思ってしまう。
(まぐぞー・2005年10月)

▼男性内湯浴室

▼湯口

▼男性露天風呂

▼湯口

▼今回は見学のみした女性浴室

大東文化大学嬬恋セミナーハウスは閉館しました

大東文化大学嬬恋セミナーハウス 簡易データ

群馬県吾妻郡嬬恋村大字今井1495
15時~22時
300円
訪問:2005年10月

大東文化大学嬬恋セミナーハウス 温泉分析概要

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉 63.8℃ pH=7.1 53L/min 溶存物質計=1670mg Na=135.0mg(27.55mv%) K=33.5 Mg=27.1 Ca=244.0(57.07) Fe2=2.0 Mn=1.0 Al=0.6 Cl=84.7 SO4=765.0(77.55) HCO3=134.0 CO3=0.1 HS=0.3 H2SiO3=2.4 HBO2=1.1 CO2=63.8 H2S=0.3 (H7.9.20) ※加水あり