さかい温泉 さゆり荘(閉館→新規施設・星の郷ホテルへ)

さかい温泉さゆり荘は2021年3月28日をもって閉館しました。2021年9月13日「星の郷ホテル」新規オープン。このページの情報は「さゆり荘」当時のものです。

会津高原南郷スキー場隣の高台に建つ温泉旅館です。外観は少し古さが目立ってきたような5階建てで、公共の温泉宿泊施設にも見えますが、それについては未調査なので定かではありません。すぐ近くの国道は幾度となく通過したことはあったが、さゆり荘を立ち寄り利用するのは初めになります。

内湯浴室は大きく採られたガラス窓から近隣の里山や近くの里の風景が望めます。10人ちょいの広さの浴槽で石板造りのもの。お湯は薄い茶黄色透明、ツルツルとする浴感、結構なカルキ臭がする。浴槽内の数か所で吸い込みと吐き出しが勢いよく作動している。

露天風呂もあるが屋根あり半露天石風呂のイメージを持った。石風呂の前面方向部分より溢れ出しがあるのか石板の床が赤茶ける程に変色がある。岩石湯口から細い竹筒が伸びていて湯が湯船へと落とされていたがおそらく源泉と推定される。詳しいお湯の状態や湯使いは忘れてしまった上にメモも取り忘れました。
(三昧・2015年8月)


里山に囲まれた長閑な地、南会津町の高台にある立派な宿です。公共施設にも見える鉄筋の宿泊棟にくっつくようにして、とんがり帽子のような外観のユニークな浴舎が目立ちます。この辺りは釣りや山歩きが盛んで、そういった観光客が利用するものと思われます。

受付を済ませ浴場へ向かいます。館内はちょっと年季入った印象です。浴場には男女別に内湯+露天風呂がありました。脱衣所を抜けると先ずは内湯ですが、大きくとられた窓に沿って横長のL字型浴槽がひとつあります。一部が浅い造りの12~3人サイズでしょうか。浴槽には弱い塩素臭のするやや茶色がかった透明湯が満たされ、浴槽内で吐き出しと吸い込み稼働の循環利用です。湯口の湯も循環湯と思われます。とはいえ温泉感はあり、浴槽底にはザラザラとした湯花が沈殿、つるつるとギシギシが混在する肌触りです。窓の外には南会津らしい里山が見え癒されます。

続く露天風呂は4人サイズで、「源泉かも?」と思えるぬるめの湯がチョロチョロ投入。それと同量ほどの溢れ出しもあり、湯の通り道は焦げ茶色に染まっています。浴感も内湯より強く、湯使いはコチラの方がよさそうですが、唯一の残念は露天風呂の塩素臭が強めだった事。でもこれは大勢の人が利用する公共の施設では仕方のない事です。
(まぐぞー・2015年8月)

▼玄関

▼男性内湯

▼浴槽

▼湯口

▼窓からの眺め

▼男性露天風呂

▼湯口

▼女性内湯

▼湯口

▼浴槽から

▼女性露天風呂

▼湯口

さかい温泉さゆり荘は2021年3月28日をもって閉館しました。2021年9月13日「星の郷ホテル」新規オープン。このページの情報は「さゆり荘」当時のものです。

さかい温泉 さゆり荘 データ

福島県南会津郡南会津町界字上ノ山4308-27
13時(水曜日15時)~20時
500円
訪問:2015年8月

さかい温泉 さゆり荘 温泉分析

南郷界温泉1号源泉 ナトリウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉 60.1℃ pH=8.2 溶存物質計=3235㎎ Li=0.3mg Na=1291.3(97.96mv%) K=41.1 Mg=0.3 Ca=1.2 F=5.8 Cl=341.6(27.46) Br=2.1 I=0.1 SO4=801.0(47.49) HCO3=429.9(20.09) CO3=42.0 H2SiO3=96.0 HBO2=24.1 CO2=23.1 (H26.5.28) ※温泉利用状況=加水あり・加温あり・循環ろ過あり・塩素系薬剤の使用あり