表磐梯温泉 ホテル不動滝(閉館)

表磐梯温泉ホテル不動滝は閉館しました

磐梯山の中腹にあるお宿。道の随所にあるお宿への案内看板がなければ到達できないかも知れない。外観は見た感じ古めでパッとしない建物。お宿の裏手には「不動滝」があるようだ。

受付して階下の浴室へ。浴室は男女別内湯、混浴露天風呂を完備。内湯は長方形浴槽が仕切りで二つに分けられている。片方は熱めの43℃、片方は適温41℃でほど。湯は緑の笹濁り湯、塩味甘味、微炭酸を感じる。浴槽床はオーバーフローした湯の析出物で赤茶けていた。

露天風呂へは一度着替えてからでないと入湯できない。混浴だが、仕切りを兼ねた大きな岩などで視界が遮られるので女性にも入湯しやすいだろう。当日はホースでガンガン加水されていて肝心な湯は「???」状態であった。岩組み湯口付近は鉄分析出でコテコテの赤茶色に変色。また、アブが数匹飛んでいて刺されてしまう。そろそろまたアブのシーズンがきてしまったようだ。
(三昧・2004年6月)


周囲を木々に囲まれた静かな環境にある中規模ホテルです。ここの湯は飲用水を掘っている最中発見されたとの事。浴場は二箇所あり、ひとつは露天風呂、ひとつは内風呂となっています。このふたつは離れている為、移動の際は一度着替えなくてはなりません。

まずは露天風呂から。広々とした庭園岩風呂風で湯は無色透明。加水もあり、お湯は浴槽の外へどんどん流れ出ています。周囲の縁は湯の成分で茶色い千枚田が出来ていました。この露天風呂は真ん中の途中まで仕切りがあり半混浴みたくなっています。何故か洗面器が女性側にしかなく、男性側に何個か入れておきました。訪問時は6月だったのですが、アブが小さくなったみたいな虫がいて、音も無く近づくもんだから気付かぬうちに体数カ所刺されてしまいました。

続いて男女別内風呂へ。こちらはシンプルな長方形で仕切りにより熱湯、温湯とに分かれています。熱湯の方は湯の上部が熱く底の方が温めだったので湯もみ板でもあればかき混ぜられたのだけれど、仕方がないので浴槽内を少しばかり歩いて湯をかくはんしました。笹濁りの鉄甘塩味湯は、かなりドンと来る重い浴感、湯上がりの汗がなかなかひきません。浴室で居合わせた御夫人は年に何度も湯治に来るそうで「丙のサル年にはくと将来下の世話にならない」といわれる赤パンツを見せてくれました。
(まぐぞー・2004年6月)

▼外観

▼フロントまわり

▼男性内湯

▼別の角度から

▼半混浴露天風呂

▼湯口

▼女性内湯

▼湯口

表磐梯温泉ホテル不動滝は閉館しました

表磐梯温泉 ホテル不動滝 簡易データ

福島県耶麻郡猪苗代町字綿場7126-22
立ち寄り時間要問合せ
500円
訪問:2004年6月

表磐梯温泉 ホテル不動滝 温泉分析概要

不動滝の湯 8.5℃ pH=6.95 190L/min(動力) 溶存物質計=5607mg Na=1659mg(82.46mv%) K=58.4 Mg=35.7 Ca=192.4(11.00) Al=7.5 Mn=0.3 Fe2=4.0 NH4=2.5 Li=1.0 Sr=1.8 Cl=2739(88.15) Br=3.7 I=1.0 SO4=5.4 HCO3=624.2 HPO4=0.6 H2SiO3=200.2 HBO2=70.3 CO2=272.7