恐山温泉 冷抜の湯

恐山温泉 冷抜の湯 2018年9月

以前3回訪問した際はいずれも男性用だった冷抜の湯が、いつの間にやら女性用になっていました。

風情ある木造湯小屋の造りは先に入ったお隣りの古滝の湯とほぼ同じ、それぞれ3人ほど浸かれる長方形浴槽が縦に二つ並んでいます。

掛け流しですが、こちらはすでに何人かの入浴があったようで、先に入った古滝の湯とはうってかわって、みるからに湯なまりを起こしていました。完全な白濁湯はおそらくは加水もたっぷりされたようです。そのためよく言えばマイルドな浸かりやすい湯になっていましたが。この湯小屋はまた再チャレンジしたいとこ。
(まぐぞー・2018年9月)

▼恐山温泉 冷抜の湯 湯小屋内

▼恐山温泉 冷抜の湯 浴槽

▼浴槽アップ

▼湯口

▼浴槽から

▼「比恵の湯」とも書くんですね

▼あの釘地獄が無くなってました

▼お隣りは古滝の湯です

恐山温泉 冷抜の湯 2006年7月

再訪問しました。非常に細かい湯華が漂う薄濁り。黄緑がかった湯、弱タマゴ臭の湯は相変わらずのままです。口に含むと梅干し程の適度な酸味、旨みの効いた塩味で美味しい。エグ味あり。何か口に残る湯、少量ながらの掛け流し。夜通し浸かってみたいものです。

存分に湯を満喫後、ふと湯小屋内の天井を見ると、「ゲゲッー!」屋根より打った釘が大量に湯小屋内に突き出ていて、その様子は見るも恐ろしいやら気持ち悪いやら。恐山の新地獄として「釘地獄」と命名した。
(三昧・2006年7月)

▼恐山温泉 冷抜の湯 外観

▼浴槽

▼天井をよく見ると

▼恐山地獄に加えて欲しい「釘地獄」

恐山温泉 冷抜の湯 2005年7月

花染の湯と同様に、恐山に入山した方なら誰でも利用できる温泉です。長方形の湯小屋は木造りで雰囲気良しです。湯小屋の中は木の香りが漂いいい香りです。

0.8×1.5mの浴槽が二つあります。源泉の投入量にて浴槽内の温度調整をしており、片方は3-4L/min程度の量の源泉が、もう片方はその倍は投入されています。僅かに緑がかったようにも見える緑白色?細かい白の華が舞う42℃。レモン酸味が目立ち、明礬はちょっとだけ。もう片方の浴槽は源泉が多い分だけ湯が熱く44-45℃もあり激熱でした。

朝から他に入湯客は誰もいなく静かな冷抜の湯に浸かっていると突然、宿坊の朝のおつとめが始まり太鼓の音で賑やかになってきました。

冷抜の湯の湯小屋すぐ脇には木の蓋で守られているミニ湯畑があります。中を見学してみると窪みに白っぽく透き通った源泉が溜められています。この湯はどうしているのかなあ??
(三昧・2005年7月)

▼恐山温泉 冷抜の湯 外観

▼恐山温泉 冷抜の湯 浴槽

▼湯口

▼ミニ湯畑

恐山に湧く極上温泉
下風呂温泉を出発した後は、下北半島に来たら外せない「恐山」へ向かいました。恐山は過去何度か訪問しているものの、それでも足を運ばずにはいられない魅力があります。 恐山のココが素晴らしい!を独断でリストアップ! 彼岸と現が混在する独特の雰囲気

恐山温泉 冷抜の湯 データ

青森県むつ市大字田名部字宇曽利山3-2
恐山寺務所0175-22-3825
5月1日~10月31日開山(※冬期閉鎖)
6時~18時(※恐山例大祭・秋季祭期間中5時30分~)
入山料500円(宿坊宿泊者も入山料が必要)
訪問:2005年7月・2006年7月・2018年9月

恐山温泉 冷抜の湯 温泉分析

恐山4号泉、恐山11号泉の混合泉(冷抜の湯)酸性・含鉄(2・3)-ナトリウム-塩化物泉 51.7℃ pH=2.0 溶存物質計=4.341g H=9.4mg Li=2.2 Na=1015(66.23mv%) K=86.4 NH4=1.3 Mg=3.6 Ca=158.0 Al=12.6 Mn=0.4 Fe2=11.7 Fe3=10.8 Cl=1790(82.20) Br=1.9 I=1.2 S2O3=142.0 SO4=452.0 HPO4=0.1 H2SiO3=217.9 HBO2=419.3 H2SO4=3.4 HAsO2=0.4 CO2=628.0 H2S=0.1 (H27.7.16) ※温泉利用状況=確認できず