湯の沢温泉 ちゃぽらっと

2010年4月、完全な新施設として生まれ変わった日帰り温泉施設の「湯の沢温泉」。旧施設では塩分が濃い湯と記憶していたが、確認も含めて新名称の「ちゃぽらっと」へ訪問。

新しい建物は立派な公民館のようにも見えます。入口正面横には無料の足湯も併設。玄関を入ると現れる広々ロビーは妙な空間の大きさがあります。入浴には券売機で利用券を購入するシステム。

浴室は大浴槽に高温浴槽、ジャグジーやらサウナまでもありいかにも一般向けする日帰り施設そのものだ。浴室正面に一般浴槽と高温浴槽を横並びに配置している造り。

一般浴槽は10人サイズのタイル張りのもの。湯口からは加水された湯を35L/minほど投入、浴槽では42℃に調整で浸かりやすい温度。片方の高温浴槽は4人サイズのタイル風呂。湯口46℃の湯を20L/min投入、浴槽では45℃と熱め調整。両浴槽共に前面より溢れ出し。湯は黄色がかった透明色、海水臭を放つ強塩泉だ。高温浴槽での入湯は鮮度が良い上に高温と高濃度で浴感はガッツリと感じる。旧施設で利用していた源泉とは異なり、新たな2号泉を利用している。他に円形ジャグジー浴槽もあったが、こちらはカルキ臭強いので遠慮する。
(三昧・2010年5月)


外ヶ浜町の平舘にあった高齢者生産活動センターが全て取り壊され、まったく新しい温泉施設として生まれ変わりました。新しい建物は、いかにも公共の施設を思わせる素っ気無い造りですが、浴室は石板をふんだんに利用し、落ち着いた感じの良い雰囲気です。

脱衣所を抜けると先ずは洗い場があり、その奥の壁に沿ってメイン浴槽はありました。メイン浴槽は10人サイズと4人サイズに分かれた長方形で、大が適温、小が熱湯となっています。それぞれの浴槽の加水率はわかりませんが、浴感は小浴槽の方が断然強く、なおかつ高温のため浸かる人も少ないのか鮮度も良好。肝心の湯は黄色がかって見える透明で、塩分と海水臭いが強く、まるで熱した海水に浸かっているようです。浴後はシャワーで軽く流さないと辛い感じ。

浴室にはもうひとつ、4人サイズの丸いジャグジー槽もありましたが、こちらは強烈な塩素臭が漂い、数秒浸かって撤収。

シャワーの使い勝手よく、サウナも完備、地域の人は勿論、観光客も気軽に気持ちよく利用できる施設と思います。
(まぐぞー・2010年5月)

▼外観

▼広々ロビー

▼男性浴室・高温槽と適温槽

▼湯口

▼屋外には足湯もあります

湯の沢温泉 ちゃぽらっと データ

青森県東津軽郡外ヶ浜町平舘根岸湯ノ沢150
0174-25-2011
10時~21時(受付20時)※冬期は時間変更あるかしれません
毎週月曜・8月13~16日・12月31日・1月1日休み
350円
旧施設
訪問:2010年5月

湯の沢温泉 ちゃぽらっと 温泉分析

湯の沢温泉2号泉 ナトリウム-塩化物強塩泉 52.1℃ pH=? 溶存物質計=24.97g Li=0.4mg Na=8847(91.69mv%) K=472.7 NH4=19.0 Mg=110.3 Ca=252.7 Fe2=0.6 F=0.3 Cl=14380(97.76) Br=26.2 I=3.8 SO4=50.3 HCO3=477.7 H2SiO3=164.1 HBO2=158.8 CO2=31.3 (H20.12.11) ※加水あり・ジャグジーのみ塩素注入あり