西北温泉(閉館)

西北温泉は閉館しました

五所川原市内の温泉公衆浴場の一つです。前から何度も西北温泉の前を通過していましたが、ようやく立寄りしてみました。番台の方に伺ってみると、創業60-70年は経過する温泉銭湯だそうだ。

脱衣所の上部に掲げられた広告看板がいい。ある種、人吉の公衆浴場の脱衣所を思い出す。更に藤の籠までもありなかなか渋い施設。浴室には温泉差が設けられている3つに仕切られたタイル浴槽に水風呂がある。温度はそれぞれ42℃、43℃、45℃になっている。この浴槽は見るからに年季が感じられ、長い期間使い込まれているのが分かる。お湯について聞くと源泉は低温らしく沸かし掛け流しとの事である。黄茶褐色、鮮度があまり良好でない時の薄~い濁り、何かの温泉臭がある。弱つるつる感のお湯。オーバーフローは無かった。「循環無し」との掲示はある。お湯よりも鄙び雰囲気を楽しみましょう。
(三昧・2006年7月)


鄙びた温泉銭湯です。やや薄暗い印象の脱衣所には御馴染み真ん丸脱衣籠が並び、商店の看板がいくつも掲げられています。浴室へ一歩入ると、塩ビのトタンのような素材のなんとも侘しい壁や天井が目に付きます。男女の仕切り上には観音様が湯浴み客を見守ります。更に女湯には用途不明な謎の巨大な木のオブジェ(扉付き)がドーンとそそり立っています。

肝心の温泉ですが、三つに仕切られた半円形浴槽が造られ、一箇所が2人サイズの「ぬる湯」、もう一箇所が2~3人サイズの「熱い湯」、そしてもう一箇所が4人サイズの「熱い湯・ブクブク付き」となっています。弱ツル感のあるコーラ色の湯が静かに掛け流し。ただ、既に沢山の人が浸かったのか、湯の鮮度はいまひとつな印象。カランも温泉利用。

黄昏時の訪問に訪問した所為か浴場全体が薄暗く、なんとも侘しい雰囲気でした(浴場内の大きな木のオブジェも不思議)。昼間に訪問すれば随分印象も違うかもしれません?
(まぐぞー・2006年7月)

▼脱衣所の広告看板

▼男性脱衣所

▼男性浴室

▼湯口

西北温泉は閉館しました

西北温泉 簡易データ

青森県五所川原
7時~22時
380円
訪問:2006年7月

泉質等の詳細は不明