小田川温泉 秀吉のやかた(閉館)

小田川温泉 秀吉のやかたは閉館しました

小田川温泉 秀吉のやかた 2005年8月

冬場に訪れたことがありましたが、今回は夏場の「秀吉のやかた」に突撃しました。変わらずの豪勢な建物ですが、以前より少しパワーアップしたようにも思えます。小田川城・秀吉ワールドは健在でした。

今回目指すは豪雪のため冬場閉鎖だった露天風呂。内湯からそのまま扉一つで露天風呂へ移動できます。屋根がけされた浴槽は、四角いタイル造りのもの。4人がゆったり浸かれる広さの長方形型です。湯は内湯と同様に黄土色濁りは変わりありません。浴槽内には吸い込みありの循環でした。湯口では源泉そのまんまが一本、加熱源泉と思われる湯の合計二本を浴槽へ注いでいます。温めの湯で長湯向き。湯の鮮度感は内湯に軍配ありです。余計な事かも知れませんが、この立派な施設を運営維持していくには大変そう。
(三昧・2005年8月)


前回訪問時、冬だった為か露天風呂に入られなかったので、再度立寄りしてみました。あのブシャーッ!と吐き出されるライオンの湯口に再会してみたかったのも理由のひとつ。さて、約8ヶ月ぶりの「秀吉のやかた」ですが、相変わらず変でした。そして、またもや他にお客さんはいません。

お目当ての露天風呂は周囲を青々とした緑の、まるでどこかの公園の中にポツンとタイル浴槽が置かれたみたいです。高台にあるので眺めはなかなかで、緑豊かな田園と民家を見る事ができます。やや開放的過ぎて落ち着かない部分もありますが。湯は内湯と同じ、非加熱源泉と思われる湯口と、加熱湯と思われる湯口とがあり、加熱は内湯のライオン同様、間欠泉のように出たり止まったり。内湯と比べ「ぬるめ」の露天風呂で、ゆっくり浸かるにはいい感じでした。吸込み口などについては確認忘れ。
(まぐぞー・2005年8月)

▼男性内湯

▼内湯湯口

▼湯口動画(古い動画で画質悪し)

▼男性露天風呂

▼露天風呂浴槽

▼露天風呂湯口

▼女性内湯

▼浴槽から

▼内湯湯口(まるで間欠泉のような出方をします)

▼露天風呂

小田川温泉 秀吉のやかた 2004年12月

ガイド本に掲載されていた温泉ホテルです。はじめにココの施設、大変に気に入りました。温泉を抜きにしてもなんとも楽しいところであります。金木町には観光名所も多数あるので途中にでも是非立ち寄りをお薦めします。近くまで来て地元の方に場所を聞いたところ「この先を進むとお城が見えるからそこだ!」との事。お城!?ともかく行ってみるとお城どころでなく国会議事堂やロケット発射台まである不思議な場所がそうでした。

圧倒されながらも門を越え周囲を興味シンシンで見物しながら目的の小田川温泉ホテルへ。浴室は内湯に露天風呂がありましたが露天風呂は冬期で休業中との事で残念。内湯は10人ほどがのんびりと入れる長方形型のタイル浴槽。湯は黄土色で濁りの金気臭のする湯。浴槽隅にはライオンの口を象った湯口と塩ビ管の二箇所の湯口があります。ライオンの方は45℃ほどの循環湯が間欠泉のようにプシューと噴出しています。もう片方の塩ビ管からは源泉と思われる無色透明で温めの湯が20L/min程度、浴槽へ投入されています。湯口で鼻をクンクンすると硫黄臭も漂い良い感じ。循環ですが泉温が37.0℃なので加温のためにも循環か?半循環ですが印象に残る湯でありました。

なお、H16年に源泉を再分析しています。泉温の低下・溶存物質がおよそ半分にまで減少しているようです。地下にて源泉に地下水でも混じってきたのでしょうか。
(三昧・2004年12月)


ある意味「いっちゃってる」お宿です。長閑な田園広がる金木の町に突如現れた異次元ワールドとでも申しましょうか。視界の開けた田畑の向こう、小高い丘の上にそびえ建つ「城」にまずはビックリ。門をくぐると何故か目の前には国会議事堂。この国会議事堂が「秀吉のやかた」であり、お目当ての浴場もこの中にあるわけです。この「やかた」のキャッチフレーズが「選挙に出なくても、誰でも代議士気分になれる津軽の国会議事堂」ときたもんで、客人向けというよりは、まさに館主のドリームワールド。同じ敷地内には「金もうけの神様」というストレートなフレーズの小田川神社あり、近隣の「いくぞうHOUSE」にでも打ち込むのかミサイルの発射台ありと、大枚はたいて「夢の国」を作り上げた館主の無邪気な一面に思わず乾杯。

さて、湯に浸かるべく「国会議事堂もどき」に足を踏み入れると、なんとも紳士風の男性が笑顔で出迎えてくれました。が、残念ながら館主さんではありませんでした。浴室へ向う廊下沿いには数室の客室が並ぶのですが、各々に「◯◯省」と名前が掲げられています。ここではまかり間違っても「もみじ」やら「さくら」やらとは付けません。

大浴場は男女別。女性浴室には10人弱入られる内湯タイル浴槽×1、露天風呂×1、サウナ×2がありました。露天風呂は冬期の為か閉鎖中。さて浴室ですが、先程から一定間隔で「ブシャーッ!」という大きな音が響いています。「なんじゃい?」と探してみると、ライオンの湯口から噴射のごとく湯が飛び出しているではありませんか。その「出っぷり」が尋常でなく、見れば見る程笑いのツボにハマり、浴室という事も忘れ腹を抱えて笑ってしまった。肝心の湯ですが、見事な黄土色の金気塩炭酸湯。源泉温度が低い為、加熱の半循環といった具合。ライオンの湯口からは加熱された湯が噴出、その隣のパイプからは加熱無しの源泉が注ぎ込まれているようでした。国会議事堂だのお城だの、奇抜な部分が目立ってしまいますが、お湯としてもまずまず満足のできる所です。
(まぐぞー・2004年12月)

▼秀吉のやかた看板

▼雪原の向こうにそびえる城

▼秀吉のやかたへようこそ

▼ミサイル

▼秀吉のやかた外観

▼館内

▼各部屋の名前は○○省

▼小田川マネー

▼男性内湯

▼内湯湯口

▼露天風呂は冬期休業中

▼女性脱衣所

▼女性内湯

▼内湯浴槽

▼ド迫力のライオン湯口

小田川温泉 秀吉のやかたは閉館しました

小田川温泉 秀吉のやかた 温泉分析

青森県五所川原市金木町嘉瀬端山崎267-567
7時~21時
350円
訪問:2004年12月・2005年8月

小田川温泉 秀吉のやかた データ

小田川温泉(再分析)ナトリウム-塩化物泉 37.0℃ pH=7.8 160L/min(動力) 溶存物質計=3595mg Na=1225mg(92.18mv%) K=62.1 NH4=0.4 Mg=17.2 Ca=28.5 Al=0.1 Fe2=1.6 F=0.9 Cl=1553(78.86) Br=4.2 I=0.4 SO4=392.0(14.69) HPO4=0.6 HCO3=211.8 H2SiO3=90.6 HBO2=6.3 CO2=3.4 H2S=0.1 (H16.4.13) ※温泉利用状況の掲示内容(??なので、そのままを転記)加水なし。かけ流しですが、加温のため一部循環しています。循環ろ過装置は使用していません。入浴剤は使用していません。清掃・換水は塩素系薬剤で消毒を徹底、シャワーと蛇口のみ塩素系薬剤を使用しています。