長崎温泉は閉館しました
394号近くの一般道沿い、民家の途絶えた所にポツンと突如出現する鄙びた温泉です。同じ敷地内には釣り堀らしきものも。午前中のわりと早い時間帯に訪問したので他にお客さんはいなかった。シーンと静まり返った浴室奥には二つに仕切られた浴槽。背後がほぼ全面ガラス張りになっているのでとても明るい雰囲気です。窓の向こうには生け簀?のようなものがあり、濁った水がはられていました。その上にロープが通され、八百屋さんがお釣入れに使うようなザルがぶら下がっていたので、何か魚でもいてザルに餌でも入っていたのかな??
さて、お湯。二つに仕切られた浴槽は、片方がやや熱め、もう一方が適温となっています。モールっぽい色味で結構な量の掛け流し。飲むとトロトロ。その後、御夫人ひとりが入って来て、いろいろ世間話をしたのですが、今年の農作物はこの地域でもやはり打撃的不作だったらしく「飢饉だ、飢饉だ」と溜め息をついていました。
(まぐぞー・2003年9月)
▼館内
▼掲示
▼女性浴室
長崎温泉は閉館しました
長崎温泉 簡易データ
2012年4月30日をもって閉館しました
青森県上北郡
5時~22時
210円
訪問:2003年9月
長崎温泉 温泉分析概要
外蛯沢泉 単純温泉(Na-HCO3) 41.0℃ pH=7.8 400L/min 成分総計=292.5mg K=1.4mg Na=32.6(94.08mv%) Mg=0.4 Fe2=0.1 Cl=9.2(16.35) SO4=7.5 HPO4=0.7 HCO3=70.1(72.25) OH=0.1 H2SiO3=169.1 HBO2=0.7 (S49.11.18)