奥薬研温泉 夫婦かっぱの湯

薬研で未湯な施設だったので訪れてみる。入浴受付は喫茶と軽食を営業しているような薬研レストハウスにて入浴券を購入します。レストハウスの店舗内を通り抜けるように浴場へ向かいます。施設は男女別に露天風呂のみがそれぞれ一つずつあり、内湯はありません。露天浴槽脇の脱衣所には、アブなどの侵入防止なのかネットで入口を囲っている造り。

露天風呂は20人オーバーの広い造り。川沿いにあり、岩や石を取り入れ造られた屋根なしの岩風呂といった印象を受ける。男女浴室を仕切る岩組み上部より湯滝状態のような浴槽への投入があります。このお湯を打たせ湯のように背中に浴びるとほんのりと湯の香を感じることができました。浴槽湯は無色透明、肌滑らかな感じのお湯です。クセの無く浸かりやすいでしょう。しかし、投入湯量からして溢れ出しは絶対的に少ないので源泉を少量投入しつつの循環併用かと思われます。また、川の水面際には源泉でもあるのか、源泉ポンプと書かれた設備があったのでここで汲み上げているのかもしれません。
(三昧・2018年9月)


なんと約15年ぶりの再訪です。その間に立派な足湯もでき、さらなる進化を遂げた奥薬研修景公園レストハウスです。ちなみに前回訪問時は無料でしたが、現在は有料となっていました。

レストハウスから階段を下ると、美しく澄んだ渓流沿いに夫婦かっぱの湯はあります。15年前とかわらない立派で大きな露天風呂は健在でした。湯使いは以前と同様に適温調整した無色透明湯を循環利用しています。周囲には湯使いのいい温泉がいくつもあるので、温泉マニア的には入りつぶし以外はあまり立ち寄らないと思いますが、景色のいい開放的な露天風呂で男女別浴の同時入浴(カッパの湯は男女交代制)できる点で、一般観光客にとっては貴重な施設だと思います。

そして屋外に新設された(といっても、もうできてから何年も経ってますが)足湯ですが、15人位はいっぺんに利用できそうな立派なもので、スッキリとした芒哨薬臭漂う無色透明の湯がかけ流し利用されていました。この足湯だけなら無料で利用できるのも嬉しいです。
(まぐぞー・2018年9月)


「かっぱの湯」からさらに奥へ進んだ、右側にあるレストハウス併設の露天風呂です。なんと太っ腹なことに無料で利用できました。深い緑が清々しい渓流沿いにある露天風呂は無料とは思えぬ広々とした本格的岩風呂でザっと20人は入れそうです。

男女の仕切りとなっている、夫婦のカッパ像が置かれた高い石組みの壁の上から、適温調整された無色透明湯がザアザアと滝のように流れ込んでいますが、見たところ溢れだしは見当たらず(もしかしたら気が付かなかっただけかもしれません)、湯使い的には循環利用だと思いますが、塩素臭は無く心地よい温泉臭が香り、湯の状態は悪くない印象です。

ここは管理がしっかりされているようで、かっぱの湯のような枯れ葉による汚れもなく、気持ちよく利用できました。ただ、まだ暑さの残る時期に行ったのでアブが多く、脱衣の時に油断したら噛まれてしまいました。
(まぐぞー・2003年9月)

▼レストハウス外観/看板

 

▼クマさん/露天風呂への階段

 

▼看板/掲示

 

▼男性露天風呂

▼湯口と夫婦カッパ像

 

▼女性脱衣スペース/女性露天風呂

 

▼浴槽から

▼足湯

 

青森県むつ市大畑町赤滝山1-3(奥薬研修景公園レストハウス内)
0175342008
4月1日~4月30日・9月1日~11月10日/8時30分~18時
5月1日~8月31日/8時30分~19時
11月11日~3月31日/10時~17時
1月~3月火曜日・12月30日~1月3日休み
無料→230円
訪問:2003年9月・2018年9月

(露天風呂)明滝1号泉 単純温泉 65.4℃ pH=8.4 溶存物質計=0.651g Na=92.8mg(46.98mv%) K=2.3 Ca=90.1(52.32) F=0.5 Cl=49.0 Br=0.1 I=0.1 SO4=299.2(74.88) HCO3=24.4 CO3=8.4 (H27.3.6) ※温泉利用状況=加水なし・源泉とタンクに保存した湯を混合利用・タンクに保存した湯は滅菌あり

(足湯)赤滝1号泉 単純温泉 63.5℃ pH=? 溶存物質計=681mg Na=106.7mg(52.67mv%) K=2.4 NH4=0.1 Ca=82.3(46.65) F=0.5 Cl=49.5 Br=0.1 SO4=334.0(78.98) HCO3=11.6 CO3=6.9 H2SiO3=85.1 HBO2=1.5 (H17.3.4) ※外気温の高い時のみ加水あり(水道水)