大好きな湯段温泉にある湯治宿です。「新栄館」という看板が無ければ一般の民家に見えます。雪降る中での立ち寄りは画像を見ての通りです。
お風呂は男女別の内湯が一つづつ。浴槽自体、元々はコンクリ打ち放しの浴槽と思われますが、現在では析出物で赤茶クリーム色にコテコテ状態です。その浴槽に20L/min弱の源泉を投入。浴槽湯は貝汁のように薄く白っぽく濁ったように見えます。甘ダシ塩が美味しい湯、金気に土類臭に炭酸味までも味わえる湯です。また、湯お温度が良いのも気に入りポイントです。41℃でゆったりと時間を掛けて浸かるには最適の温度でした。
湯段温泉には冬期の再訪問でしたが、相変わらずひっそりと小さな4軒のお宿がありました。立ち寄りではなく、やはり湯段はじっくりと宿泊がいいです。
(三昧・2006年1月)
すぐ近くの別の旅館に立寄りしようと思っていると「新栄館」という看板を掲げたお宿が目にとまり、目の前で雪掻きする女性に「ここ、立寄りできますか?」と伺うと「できますよ」とのお返事。ならばと早速お邪魔しました。ここは湯段にある数軒の湯治宿のひとつのようで、随分と鄙び感が漂います。玄関右側に男女別浴室があり、その前にちょっとした休憩スペース。お宿の方が留守の時は、休憩スペースにある袋に料金を入れるようでした。
男女別浴室にはそれぞれ1人(詰めれば2人)サイズの小さな内湯浴槽があり、湯口より無色透明適温湯が流し込まれています。浴槽内で黄土緑がかった細々濁り、土類とも金気ともつかぬ匂いが湯面よりプーンと漂います。目に見えるか見えないか程の気泡が肌に付着し、その為スベスベ肌触りが第一印象。その後に遅れてキシキシ感ありの「追いキシキシ」といった感じ。口に含むと薄甘ダシ塩・微炭酸・土類+金気味。ゆっくり長湯も苦でない湯温で、結構気に入った一湯となりました。
(まぐぞー・2006年1月)
▼山菜とハーブの宿だそうです
▼料金表
▼留守の時は白い袋に料金を入れるようです
▼男性浴室
▼浴槽
▼湯口
▼析出物コテコテ
▼女性浴室
▼お正月飾り(林檎を使った斬新なローソクたて)
湯段温泉 新栄館 データ
青森県弘前市大字常盤野字湯段萢
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立寄り時間?
250円
訪問:2006年1月
湯段温泉 新栄館 温泉分析
湯段温泉組合6号泉 マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉 47.0℃(使用42.0℃) 溶存物質計=2748.8mg Na=296mg(33.4mv%) K=66.0 NH4=2.31 Mg=177(37.7) Ca=185(23.9) Mn=0.2 Fe2=1.81 Li=0.34 F=0.29 Cl=826(57.6) Br=1.4 I=1.06 SO4=247(12.7) HCO3=732(29.6) H2SiO3=196.2 HBO2=15.9 CO2=444.4 (H13.11.26)