竜泊温泉 民宿青岩荘(→素泊まりの宿 青岩館へ※温泉は未使用に)

竜泊温泉 民宿青岩荘は「素泊まりの宿 青岩館」になりました。温泉は使わなくなったようです。このページの情報は民宿青岩荘時代のものです

竜泊温泉 民宿青岩荘(旧施設) 2005年8月

国道339沿いにあり、目の前は海のロケーション。海水浴客が帰りに立ち寄り入湯するのか、受付の時に「海水浴されましたか?」と聞かれました。どうやら浴室や浴槽の中が砂でジャリジャリになるので海水浴客はお断りしているらしい。

お風呂は独立した湯小屋となっていて男女別の内湯がある。浴室天井は木が組み合わせてあり立派なものでした。浴槽は1.5×4mの長方形タイルで縁だけが木造だ。湯は無色透明、温泉臭に薄塩味、すべすべの浴感が感じられるもの。岩&石で造られた湯口からは循環湯が浴槽へ落とされている。唯一、炭酸イオンによるすべすべが適度に心地良いよく、循環ながら特徴が出ていると思う。分析書の掲示がなかったので源泉などについて聞いてみると、よく分からないとの事でした。
(三昧・2005年8月)


 

7年振りに再訪しました。お宿の佇まいは変わり無いように感じましたが、周辺に道の駅が出来たりと、以前の侘びしさはすっかり無くなっていました。目の前の海岸が海水浴シーズンで賑わっていた為かもしれません。浴室も以前のままです。7人程入られるタイル浴槽(縁は木枠)に、やや黄味を帯びた透明湯が流し込まれ、少しばかりの茶色い藻のような小さな湯花も漂います。ほんのりと塩味を感じるスベスベ湯でカランも温泉利用ですが循環利用です。ここは温泉ではなく、食事や観光目当てで来るのが良いかな?
(まぐぞー・2005年8月)

▼男性浴室

▼浴槽・別の角度から

▼女性浴室

▼掲示

竜泊温泉 民宿青岩荘(旧施設) 1998年9月 宿泊

津軽半島小泊村(旧)。小泊村といえば映画「田園に死す」で「鉞(下北半島)に、今にも切り落とされそうな頭(津軽半島)の真ん中」といった具合に例えられていたのを思い出します。その所為か小泊村に対して陰鬱としたイメージが頭にこびりつき、実際訪れてみるとやはり寂しい漁村で、海岸線を少しばかり車を走らせるとアッサリ民家が無くなり、誰もいない海辺には木造の番屋がひとつふたつ日本海の風に吹かれて佇むだけでした。民宿青岩荘は、そんな静かな海岸沿いに建つ一軒宿です。

この青岩荘、結構人気のあるお宿らしく、この日も岩手県から団体さんが泊まりに来ていてほぼ満室。私は「部屋正面から日本海が眺められる」と情報を得ていたので、予約の際に「海の見える部屋で」とお願いしたのですが、なにかの手違いか廊下を挟んで海とは逆側。案内してくれた姉さんに聞くと「海正面のお部屋は団体さんが早くから予約されていたんですよねぇ」と。「その団体さんはいつ予約したの?」と聞くと私の予約よりも後。うーーん、なんだかなぁ。

肝心の温泉は男女別に内湯がひとつづつ。薄暗い風呂場にほのかな明かりが点り、木枠の浴槽には塩気のあるほんのり黄色がかった透明湯が満たされています。浴槽も洗い場も民宿とは思えぬ、立派な広さでした。お宿の方によると「ここのお湯は喉にもいいので吉幾三さんも時々来てうがいをされるんですよ」との事。するとその晩、男湯の方からたくさんのうがいをする音が・・・。源泉はお宿の前に建立されている観音さまの下から出ているそうです。

温泉は朝6時から夜22時までしか入られないのがツライところです。岩手からの団体さんがなんと朝4時頃から浴室前を「まだか、まだか」とウロつき、お姉さんに「朝6時からなんですよ」と窘められつつも「特別に」という事で、朝5時から入れてもらえる事に。

食事は魚介類好きにはたまらない内容でした。海の恵みが「これでもかっ!」という程いっぱい出て来ます。私が訪問した時は「余ったから」と、大きいプリプリのぼたんエビの刺身が次から次へと出て来て食べ放題状態でした。朝食のシジミの味噌汁もとても美味しかった。

朝、お宿には地元の塩辛売りのおじさんとワンコが来ていました。おじさんの持ってきた塩辛はイカがとても柔らかく、それでいて歯ごたえがあり大きな瓶にビッシリ入って値段も地元ならではの安値で思わず二瓶お買い上げ。

朝食後に快晴の青空の下、御宿の前の海岸を散歩してみました。誰もいない海辺は空も海も広く青く本当に素晴らしかったです。横を見ると先程の塩辛売りのおじさんとワンコもノンビリ歩いています。時折おじさんが優しい笑顔でワンコに何かを話し掛けていた姿が心に残りました
(まぐぞー・1998年9月宿泊)

竜泊温泉 民宿青岩荘は「素泊まりの宿 青岩館」になりました。温泉は使わなくなったようです。このページの情報は民宿青岩荘時代のものです

竜泊温泉 民宿青岩荘(旧施設) データ

青森県北津軽郡中泊町小泊青岩
12時~15時
冬期の竜泊ライン閉鎖中は休業
400円

宿泊しました:一泊二食8000円を利用
訪問:1998年9月(泊)・2005年8月

竜泊温泉 民宿青岩荘(旧施設) 温泉分析(県の資料より)

中小泊山温泉 ナトリウム-塩化物泉 31.6℃ pH=7.6 79L/min(動力) 成分総計=2952mg Na=962.6mg(94.22mv%) K=35.8 NH4=0.2 Mg=7.3 Ca=20.4 Al=0.1 Mn=0.1 Fe2+Fe3=0.3 F=0.3 Cl=1212(75.83) Br=2.7 I=0.4 SO4=179.5 HPO4=0.5 HCO3=404.0(14.68) CO3=14.4 H2SiO3=83.6 HBO2=27.4 (S63.9.22) ※加温あり・循環ろ過あり