黄金崎不老ふ死温泉

▲2005年立ち寄り訪問時に料金支払いの証につけたリストバンド

訪問以降、黄金崎不老ふ死温泉はリニュアルしています。このページの情報はリニュアル以前のものです。

いつからかはわかりませんが現在「黄金崎不老ふ死温泉の海岸露天風呂」は撮影禁止となっているようです。

黄金崎不老ふ死温泉 2005年8月

有名な不老ふ死温泉に立ち寄りしました。テレビや雑誌などで何度も紹介されてますが、初めての訪問です。恒例のクーポン利用で無料で立ち寄りさせて頂きました。

立ち寄り時は結構な賑わいで人気が高いのが分かります。駐車場にも臨時に雇ったアルバイトの方々が場内整理を実施していました。波打ち際の露天風呂が有名ですが、先に内湯に入ってから露天風呂へ入って下さいとの案内が受付にてありました。

内湯はタイル造り6-7人浴槽に温泉を利用しています。他にジャグジー付きの真湯槽もあり。熱気がムンムンした浴室でちょっと不快。ガラス張りの浴室になっていて、海を眺めながらの湯浴みは良いです。浴槽には黄土色濁り、酸化した金気臭がする湯が張られています。湯口では無色透明、強塩味にとてもギチギチする浴感があります。なかなかヘビーな湯に熱めなので、しばらく浸かっていると疲労感を感じました。

波打ち際の露天風呂は混浴風呂と女性用風呂があります。混浴風呂は屋根無く、囲いも無く、周囲は何も遮るものが無いので開放感は満点です。ひょうたん型の15人ほどが入れる露天風呂です。浴槽のあちこちに温泉成分の析出物が付着して赤茶色に変色しきっていました。ゴボゴボといいながら、湯口からは源泉を浴槽へ吐き出しています。浴槽の外に捨て湯が流れているのですが、そこは暖かいせいか小魚がたくさん近寄っていました。目の前の日本海を眺めながらの湯浴みは良いもので、夕日時がいちばん良いようです。フロント受付には夕日の時刻が掲示されています。今回はとにかく賑わっていてゆっくりとお湯を満喫できなかったので、いまいち満足度に欠けました。人の少ないシーズンオフの平日に再訪してみたいと思います。
(三昧・2005年8月)


 

7年振りに訪問しました。ついこの間訪問した気でいたのですが時の流れの早さに驚いています。今回は宿泊ではなく立寄り入浴。丁度夏休みと重なり沢山の行楽客で賑わっていました。

再訪して驚いたのは、以前私が宿泊した本館が真新しい日帰り温泉施設となっていたこと。男女別大浴場に加え、食事処、大広間と揃い、以前の素朴なお宿とはまったく別の姿です。やはり時代の流れなんでしょうか、あの鄙びた内湯はもうないのかと思うと寂しい気持ちです。日帰り客はまずこの本館受付にて料金を支払います。そこでオレンジ色のバンドを手首につけるよう指示されます。これは料金を支払った証明で、海岸露天風呂の無断入浴防止にも便利なシステムと思いました。

まずは本館の男女別浴場に入浴してみました。いかにも日帰り温泉施設の大浴場といった、風情や鄙びとは無縁の造りです。15人程入られる長方形浴槽には熱め鉄さび色の湯が満たされています。その横には5人程入られる真湯のジャグジー槽も。何故か真湯の方が人気で、温泉には誰も入っていません。温泉が熱いのも理由かもしれませんが。カランスペースには使い勝手のいいシャワーが並び、備品はシャンプー、ボディソープ、ドライヤーとこちらも充実。

続いて海岸露天風呂へと向います。名物の瓢箪型混浴と円形女性用は健在でした。瓢箪の方が海にせり出ているぶん若干眺めがいいかなぁ?という気もしますが、女性側でも充分満足できます。また、女性側も10人程入られるので広さ的にも不平等感はないと思います。湯は触るのもキツイほぼ無色透明の熱湯が湯口より流し込まれ、浴槽内で鮮やかな鉄さび色の「ぬるめ」となっていました。口に含むとかなり強烈な塩分とニガリ味です。じっくり湯に浸かりながら水平線に沈む夕日を眺めたいトコですが、重い塩鉄湯なので長湯は辛いかなぁ。と言いつつ、重さの中にも優しさがある湯で、ついつい長湯してしまいました。
(まぐぞー・2005年8月)

黄金崎不老ふ死温泉 1998年9月宿泊

以前よりテレビ・雑誌で取り上げられることの多い黄金崎不老ふ死温泉です。人気の温泉という事で混雑を避けるため平日に訪問したのですが、それでも凄い人でした。多分名物の瓢箪型露天風呂を目的とした日帰り客も相当いるのだと思う。特に凄かったのが夕方。露天風呂で夕陽を見ようという人々が「あの風呂に果たしてこれだけの人間が入れるのか!?」という程に行列となって押し寄せていました。

名物の混浴露天風呂には鉄錆色の湯が溢れ、すぐ目の前を日本海の荒波が寄せています。このロケーションは確かに素晴らしいです。けれど入れ替わり立ち替わりやってくる日帰り入浴客があまりに多過ぎました。「お金はどこで払うんだろ?」「無料でしょ?ここ」という人が多過ぎて、中には露天風呂の横に三脚をたてて入浴中の女性がいてもおかまいなしに撮影する観光客まで登場。まったく気分が落ち着かずヤキモキしながらの湯浴みとなってしまいました。

ちなみに開放的な混浴露天風呂ですが、浴槽に溢れる温泉が濃い鉄錆色なので脱衣さえクリアすれば女性でもストレスなく湯浴みができると思います。それでも、どうしても混浴はダメという方も、瓢箪風呂の隣に女性専用の露天風呂がありますので安心です。

今回私が宿泊したのは本館です。こちらは昔ながらの素朴な旅館といった趣があり、新館と比べると料金も安いし、なにより宿泊客が圧倒的に少なく静かに過ごす事ができました。部屋の窓からは名物の瓢箪型露天風呂や日本海が見えます。この本館には素朴な内風呂もあり、利用客がほとんどなく鉄サビ色の温泉でノンビリ湯浴みができました。

隣接する新館にも立派な大浴場があり、本館宿泊者も自由に利用する事ができます。新館の大浴場は鄙びなどは無い機能的な造りですが、露天風呂が高い位置にあり眺めがよいのが好印象でした。ただ多くの人がイメージする「秘湯」とはかなり違う印象で、露天風呂でご一緒した新館に宿泊しているお客さんが「TVを見て来たんだけれど想像していた所と全然違ってた。もっと鄙びた所を想像していた」としきりに言っていました。

本館の夕食は畳敷きの別室(個室)に通され、ゆっくりいただく事が出来ました。料理の内容は、とにかく魚介類が盛り沢山。これでもかっ!という程の量が並びます。お造り等の他に大きなエビフライなども。この食事部屋の網戸の向こうで、何匹も猫が覗いて餌をおねだりしていました。朝食は食堂のような所で皆で一緒にいただきます。

静かな海岸沿いの深浦町でも、ここだけは観光客密度が高い異世界のような印象を受けた温泉場です。

※このレポの本館は、その後日帰り専用施設に改装され宿泊はできなくなりました。現在は新館でのみ宿泊の受付けしているようです。
(まぐぞー・1998年9月宿泊)

黄金崎不老ふ死温泉 データ

青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15
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0173-74-3500
本館8時~20時(受付19時30分)
新館10時30分~14時(受付13時30分)
海辺露天風呂8時~16時(受付15時30分)
600円
宿泊しました:料金等忘れ
訪問:1998年9月(伯)・2005年8月

黄金崎不老ふ死温泉 温泉分析

不老不死温泉 ナトリウム-塩化物強塩泉 50.2℃ 溶存物質計=23200mg Li=3.4mg Na=5999(67.38mv%) K=337.2 NH4=3.2 Mg=895.4(19.03) Ca=859.8(11.08) Mn=0.2 Fe2=13.0 F=1.1 Cl=12540(89.23) Br=22.6 I=0.6 SO4=1129 HPO4=1.5 HCO3=1149 H2SiO3=232.9 HBO2=15.4 (H15.3.27) ※加水あり



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