花輪温泉 ゆたろう

東北道の鹿角八幡平ICから車で10分ほどの場所にある公衆浴場です。埼玉から移動後、まずは車中泊前に湯巡り一湯目となりました。正面玄関の屋根付近になぜか演歌が流れる外部スピーカーがあって元気に歌声が流れています。入浴受付終了のちょい前になんとか立ち寄り出来ました。

浴室には大浴槽とひのき風呂、サウナにサウナ用水風呂がありました。今回、利用したのは大浴槽とひのき風呂です。大浴槽は扇型で10人サイズ、タイルばりの造りです。浴槽隅には円柱状のタイル湯口があり、そこからお湯が柱を伝わりつつの投入となっていました。浴槽湯は無色、微白にごりになってましたがこれは42℃の適温湯に伴い利用者が多い為でしょう。

一方、鮮度を求めるのならひのき風呂が良いです。44℃近い熱めですが濁りの無い透明湯が加水掛け流しになっています。熱めなので利用者が少なく断然にこちらが良いです。無色透明、薄い芒硝薬臭味と薄っすらと塩を感じます。まずまずの湯使い、素性も良いお湯かと思います。
(三昧・2017年12月)

昼に埼玉を出発し、夜19時50分頃に鹿角八幡平IC到着、車中泊前にどこか近くでひとっふろ浴びようと行ってみた日帰り温泉施設です。周囲に明かりがあまりない暗い住宅地を「本当にここでいいのかなぁ」と不安になりつつ進むと、突如ギラギラ電飾が輝き、歌謡曲が響く施設が現れホッと一安心。営業時間が謎でしたが、受付で伺うと「9時までやってますよ」との事でお邪魔しました。

広々とした浴室内には7～8人サイズの扇形タイル浴槽と、6人サイズの長方形浴槽があります。先ずは扇型槽ですが、円柱状の湯口より流れ落ちるように加水源泉が流し込まれ、浴槽内で適温の掛け流し。無色透明の湯は閉館間際もあってか既にたくさんの人が浸かった後のようで、劣化による白濁りがわずかにしょうじていましたが、それほど悪い印象ではありません。

湯が良かったのは長方形浴槽です。熱めの源泉が浴槽サイズにして十分量投入され、浴槽よりサラサラと掛け流されています。綺麗に澄んだ無色透明湯は先ほどの扇形槽と比べ圧倒的に鮮度が良く湯汚れがありません。おそらく湯温が高めだったので、あまり浸かる人がいなかったのかもしれません。ごくごくわずかな塩味のする湯は爽やかな芒硝臭のするもので、とても気持ちよく、そしてあたたまり感も強いです。

ところで入館の際に受付で「9時まで」との事だったので、ギリギリまでたっぷりお湯を楽しもうかと思ったのですが、20時45分にはお湯の投入がストップし、脱衣所では掃除係の女性陣が「いまかいまか」と私が上がるのを待っています。(実はこの時の女性客は私が最後のひとりでした)よって、20時45分までには浴室から出るのが丁度いいかと思います。
(まぐぞー・2017年12月)

▼外観

▼掛け湯槽/大浴槽

▼ひのき風呂