大館矢立ハイツ

大館矢立ハイツは現在、撮影禁止となっているようです。使用画像は撮影禁止になる前の2009年に撮影したものです。

大館矢立ハイツ 2009年5月

大館矢立ハイツで新たな源泉を導入したというので再訪してみる。建物は壁などがきれいになった印象を受ける。浴室は構造的には変化は特にない。前回訪れた時は温泉を循環ろ過した無色透明なものであった。L字型の20人サイズ浴槽に黄土色濁りの湯が満たされている。明らかに以前とは違う湯使いだ。透明度15cmほどの濁り具合。苦味と甘塩味があり、ギシギシ浴感のある湯。旧源泉は含鉄泉だったが、新たな源泉では鉄泉ではなくなっている。

露天風呂へは内湯からそのまま移動可能になっている。4-5人サイズの屋根無し露天風呂がそれだ。外気に触れっぱなしで内湯より鮮やかな湯色が楽しめる。黄土色というよりオレンジ色といった表現が合う。湯口ではゴボゴボといった間欠泉状態の湯が噴出している。湯口では無色透明、苦味を伴う塩甘味。ガス臭もあり。等張性ほどの食塩泉で、短時間での入湯でも結構な疲れを感じる。
(三昧・2009年5月)


前回訪問時「結局、私は温泉に浸かれたのだろーか?」という微妙な後味の残った「大館矢立ハイツ」が、最近になり新しい源泉供給を開始、その結果、内湯も全て温泉利用、加えて改装により以前は内湯のみだった側の大浴場にも新しく露天風呂が併設されたというのです。

というワケで早速再訪。大館矢立ハイツの外観、館内も改修された感じがしますが、浴場を大きくリニュアルしたようです。そして訪問時、ふたつある大浴場のうち、新規に露天風呂が併設された方が女性用となっていました。

先ずは内湯ですが、ドーンと広さのある浴場に大きくとられた窓、その窓沿いに細長い2~30人サイズの浴槽があります。これは前回と同じ光景です。以前はここに無色透明の真湯かと思われる湯が満たされていました。ところが今回は、目にも鮮やかなオレンジ色の湯が掛け流されているではありませんか。湯口で無色透明の熱湯が投入され、浴槽内でオレンジ色に変色。キシキシとした浴感があり、口に含むと甘塩ダシ+強いエグミを感じる重い湯です。浴槽底には鉄錆色の沈殿物があり、お尻や足の裏が染まってしまいました。

続く露天風呂はテラスのような所に造られた7~8人サイズL字型木造。こちらにも内湯同様にオレンジ色の濃い湯が掛け流されています。この他に一人用の樽風呂もあり、まだ劣化前のほぼ透明湯が満たされていました。浸かってみると「熱いっっ」と唸ってしまう湯温でしたが、この樽風呂が一番鮮度よく気に入りました。
(まぐぞー・2009年5月)

▼大館矢立ハイツ 外観(綺麗になりました)

▼掲示

▼訪問時男性側だった浴場・内湯

▼黄土色の湯が満たされています

▼浴槽から

▼湯口(投入時は無色透明新鮮湯です)

▼露天風呂

▼訪問時女性側だった浴場・新設された露天風呂

▼別の角度から

▼露天風呂湯口

▼樽風呂もありました

▼お湯はココが一番良かった

大館矢立ハイツ(浴場リニュアル前) 2003年8月

大館市にある道の駅・やたて峠に隣接した公共宿泊施設「矢立ハイツ」です。立ち寄り入湯できるとの事で寄ってみました。当日はどういうわけか大にぎわいの始末で大人気のようです。とにかくお風呂へ直行する。男女別で内湯のみの浴場と、内湯+露天風呂の浴場があり入替え制。今回は内湯のみの方だったので露天風呂の話は分からないのですが、浴室、浴槽はタイル張り、L字型浴槽で隅っこより湯が注がれてます。無色透明、カルキ臭で循環仕様。露天風呂がどうだったのかが気になるところです。
(三昧・2003年8月)


「道の駅やたて」に併設された宿泊施設です。大館市関連の運営らしく、風情うんぬんではない箱モノ施設です。日帰り入浴の受付も積極的に行っていました。

脱衣所を抜けると先ずは内湯です。広々浴場は窓が大きくとられて周囲の樹木を眺められます。その窓に沿って20人ほど入られそうな横長のL字型浴槽がひとつありました。が、満たされる湯は温泉らしからぬサラリとした無色透明で、循環濾過というより、これは真湯かもしれません。

続く露天風呂は4~5人サイズの石造り。パンフレットで見る限り、ここにはオレンジ色の濃い湯が満たされているハズなのですが・・・訪問時は内湯同様の無色透明湯が満たされていました。「温泉の鮮度が高く、まだ劣化前で無色透明なのかも・・」と最初は思いましたが、浸かってみてもやはり温泉らしさがありません。ただ浴槽壁には、いかにも濃そうな湯の入っていた痕跡(温泉成分が付着していた)があったので、通常は温泉利用されている事に間違いはなさそうです。うーん・・たまたま訪問時の調子が悪かったのかな?

ちなみに、この温泉利用(?)の露天風呂は、二箇所ある大浴場の片方にしかなく、男女入替え制となるようです。
(まぐぞー・2003年8月)

▼大館矢立ハイツ外観

 

大館矢立ハイツ データ

秋田県大館市長走字陣場311
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0186-51-2311
7時~21時
300円→360円
訪問:2003年8月・2009年5月

大館矢立ハイツ 温泉分析

新矢立温泉 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 47.6℃ pH=? 溶存物質計=? Na=1933mg Ca=510.4 Mg=171.8 K=83.0 Fe2=15.4 Cl=4550 (H19.10.25)※毎日の換水時、浴槽を塩素系薬剤で消毒している。

以前の分析

峠の湯源泉 含鉄-ナトリウム-塩化物泉 52.8℃(使用は47℃) Na=4552mg Ca=722.4 K=405.7 Mg=247.4 Cl=8629 HCO3=132.6