熊の湯温泉 熊の湯ホテル

群馬と長野県境をつなぐ志賀草津道路、長い冬の通行止めに入る前日にそれを利用し志賀高原の「熊の湯ホテル」に行って来ました。なにやら、お湯が見るもきれいな緑色らしく気にはなってましたが、ようやく今回訪れる事が出来ました。訪問時はまだスキーシーズン前で閑散としてました。

受付をして浴室へ向かう。男女別内湯が一つずつ、露天風呂がそれぞれにあります。男性用は庭園露天風呂、女性用は桶露天風呂。内湯浴槽は総檜造りでよろしいです。湯は浴槽で鮮やかな緑黄色に混濁、甘味、苦味、硫化水素臭。きしみ、肌をさするとひっかかる浴感。熱めの43℃で湯口には飲泉用の柄杓あり。露天風呂は庭園露天風呂でこちらもきれいな黄緑色の湯、だが清掃直後のためか湯が6割-7割程度しか溜まってなくオーバーフローは無い。湯温は温く38℃。ここでははしご湯の連続のせいかタオルが黒っぽくなった。それにしてもここの湯の色はあまり見られない色できれいでした、岩手の国見温泉にも少しばかり似ていた。濁りをとり透明にすれば箱根の芦の湯温泉「松坂屋本店」?
(三昧・2003年11月)


雑誌の無料券をちゃっかり利用して行ってきました。到着した熊の湯ホテルは濃霧に覆われ、シーズンオフとあってか他のお客さんが誰もいません。秋にこの辺りを通ったのですが、紅葉シーズン真只中の賑わいとはうってかわって何とも寂しい雰囲気です。スキーシーズンを前にした束の間の休息、といった感じでしょうか。

浴室は長い廊下の先にあります。男女別で、露天風呂の造りがそれぞれ違います。女性側はは内風呂と露天風呂が離れた場所にあり、一度着替えて移動しなくてはなりませんでした。(男性用は内風呂と露天風呂が続きになっているので裸のまま移動できます)

まずは露天風呂へ行ってみました。大きな樽風呂のようになっていて、やや白濁がかった緑色の湯が注ぎ込まれています。こちらはサッとだけ浸かり、楽しみにしていた内風呂へ。やはり熊の湯は、この内湯が素晴らしいようです。充分な広さのある浴室に長方形の木造浴槽がひとつ。流し込まれる湯は白濁がかった緑色でとても鮮やかです。体を沈めると、まったりとまとわりつくような重量感のある浴感で、湯面ではタマゴ臭がムンムンと香ります。湯を口に含むとニガウリ風の苦味あり。浴槽底には灰色がかったペパーミントグリーンの粒状湯花が沈澱していました。他所とのはしご湯で、みるみるタオルが灰色に変色してしまったのはご愛敬。シャンプー、ボディソープ、ドライヤー、化粧水と、備品も充実です。
(まぐぞー・2003年11月)

▼外観

▼男性内湯

▼別の角度から

▼鮮やかな湯色

▼男性露天風呂

▼女性内湯

▼女性露天風呂

熊の湯温泉 熊の湯ホテル 簡易データ

長野県下高井郡山ノ内町志賀高原熊の湯温泉
0269-34-2311
12時30分~15時(平日15時30分)
1000円→1200円
訪問:2003年11月・2004年8月

熊の湯温泉 熊の湯ホテル 温泉分析概要

含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉 63.0℃ pH=7.4 溶物物質計=1575mg Na=140.8mg(29.78mv%) Ca=247.2(60.05) Mg=23.32 Cl=81.7(10.76) SO4=422.5(41.16) HCO3=480.4(36.71) HS=79.5 H2S=35.9 CO2=40.8



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