地蔵源泉の臭いを確認したく、営業時間終了間際の21時半に訪れてみた。電気スイッチをセルフでONする。浴室への扉を靴を持って入り、脱衣棚下の所定の場所へ。誰も居なかったので撮影&温度測定させていただく。見慣れた浴室空間、再訪できて嬉しく思う。
浴槽に目を向けると、うーん熱そうな感じがする。身体を浸かる前に湯口の温度測定すると49℃。湯を桶で汲んで掛け湯するとやっぱり熱い。何度も存分に浴槽湯が減ってしまう程に十分に湯を浴びる。やはり膝から下に熱く感じるものがあり慣れるまでが5分はかかった。浴槽46.3℃、思った以上に高温に自身ながら驚いた。湯の鮮度は上々で満足レベルに達している。浴槽底まで見える薄い白濁湯という感じ。独特の湯の香もしっかりと堪能、目的達成できました。
(三昧・2017年10月)
H25年分析の新しい分析書が掲示されていました。湯畑同様に細かな多少の数値変化はありますが、泉質も変わらず安心しました。地蔵湯畑を眺めるのも面白いです。現在では地蔵の湯がリニュアルされて、更には足湯までもが整備された地蔵湯畑周辺。観光スポットとしても賑わうようになりました。地蔵の湯、また来ます。
(三昧・2014年3月)
リニュアルして一年が経過した地蔵の湯に再訪問しました。清掃直後の朝の8時に突撃。建物や浴舎内はまだまだキレイな状態です。浴室床や浴槽縁などは、少しだけ黒光りしてきました。湯はほぼ無色透明、白い湯華が浴槽底に沈殿しています。地蔵源泉の弱タマゴ臭が万代鉱とは違い、満足度を上げてくれます。
(三昧・2007年3月)
昨年よりリニュアルのために休止していた地蔵の湯。新しい浴舎が完成したというので、早速行ってみた。木造の真新しいウッディーな外観は印象が良い。今までに多数の木造の浴舎を見てきましたが、何度見ても木造というのはいいものです。この施設が数十年後、黒光りした渋い浴舎になっている姿を想像すると楽しみです。
浴舎入り口すぐの所に地蔵の湯源泉の分析書を掲示。改装後の浴場は脱衣所と浴室が同じ空間にある造りに変更になっている。1.3×2.5mの長方形浴槽、やや白濁り、ぬるすべ感の44℃、タマゴ臭は感じれらない。源泉25L/minほどをパイプにて浴槽内に直接に注入している。空気に触れないので新鮮といえば新鮮ですが、源泉に直接触れられないのはちょい残念。以前とは違い湯口のバルブ操作で、湯の投入量の調整が出来ないようになっていた。今回、非常に残念なのは観光客の利用時間が設定されてしまった事だ。
(三昧・2006年4月)
周囲を鄙びた湯治宿やお堂に囲まれ、古びた湯小屋も相まって雰囲気抜群。その風情ある佇まいから観光客に人気がある共同浴場です。
簡素なタイル浴槽に、ほんのり薄く白濁気味のお湯が満たされています。酸味ある熱めの湯で、湯元がすぐ横の「地蔵源泉」ときているので鮮度抜群の極上湯が楽しめます。地蔵源泉は湯畑のミニチュア版という感じで面白い。「地蔵の湯」には湯治用の時間湯も併設されているが、一般利用は禁止、見学もダメ。共同浴場で地蔵の湯を楽しめるのはココだけです。
(三昧・2004年10月)
金曜日の仕事終わりに草津へ。平日の夜に訪問するのは久々です。地蔵の湯は新施設になってから源泉の投入量が絞られやや満足感に欠けていたのですが、今回はこれまでと比べ投入量も多いような印象があり、鮮度もかなり良いものでした。もしや土日祝は観光客もストレスなく入浴できるように湯量を絞ってる?とかんぐってしまう程の違いです。もしかしたら単に入浴客が少なかったから湯がこなれていなかっただけかもしれませんが。
ほんのり白濁りがかったほぼ無色透明の湯は、地蔵の湯ならではの優しい明礬臭とツルツルとした肌触りがあり、浸かった部分だけハッキリと真っ赤になってしまう熱さです。なにしろ湯の鮮度が良く、たいへん気持ち良い湯浴みが楽しめました。
(まぐぞー・2017年10月)
「今後も通いたいと思います」などと前回のたまっておきながら約1年も御無沙汰となってしまった地蔵の湯です。久々に訪問してみると何やら目の前に足湯を建築中の様子(07年6月完成済み)。前回はまだ初々しかった洗い場や浴槽の板もいい具合に色が付いてきました。
湯は「やや熱め~適温」のほぼ無色透明、白湯花が底に沈殿し、掻き混ぜるとファ~っと舞って、ほんのり白濁となりました。万代鉱や湯畑で感じたビリビリ感がなく、「あれ?地蔵ってこんなに優しい湯だったっけ?」と思う程。また時々来てみたいと思います。
(まぐぞー・2007年3月)
待ちに待った地蔵の湯リニュアルオープンです。初日の夜と、翌日の朝一番に訪問してみました。オープン日に突入なんて我ながらミーハー丸出しと思いましたが・・。さて、新しくなった地蔵の湯は、草津のどの湯小屋よりも大きいものでした。特に印象的だったのが入り口付近の広さ。車も楽々浴室入り口まで行かれそうで、足腰の不自由な方にも便利そうです。
男女別浴室は真新しく清々しい木造で、脱衣所と浴槽が一体となった造り。4~5人程入られる浴槽は縁が木造、内側が石造り、薄白濁のニュルツル浴感、久々に再会した地蔵ならではの優しい浴感と臭いに癒されます。浴後は肌に甘い酸味が残って、これもまた心地よいです。素朴な旧湯小屋も懐かしいですが、新しい湯小屋もなかなかでした。今後も通いたいと思います。
(まぐぞー・2006年4月)
何を隠そう、02年に私が初めて草津の湯に浸かったのが、この地蔵の湯であります。周囲を湯治宿に囲まれ、小さな湯畑を持ち、地蔵堂も建つ、この共同浴場周辺だけは独特の鄙びた風情を醸し出しています。当然ながら観光客も多く訪問。
浴室は実にシンプルな長方形タイル浴槽がひとつ。外観の鄙びに対して、内部は他所の草津共同浴場と比べると実にアッサリした造り。湯はスッパくキリリと熱い、ほんのり白濁したもので、万代鉱と比べマイルド感もあったので、「ここで湯治してみようかな?」などと思い、三昧を道連れに月洲屋で宿泊したところ、激熱の「どうだ!これが真実の地蔵の湯だ!」のハードさに負け、オイオイと半べそかきつつ逃げ出したのでありました。真実の地蔵の湯と対峙するには、心底「治すぞ!」という覚悟と執念こそが必要かと。一般開放されている共同浴場は沢山の人が浸かり「人体湯揉み」されている所為か、入りやすいものになっていますので御安心を。とはいえ、熱い、スッパイは他所の草津の湯同様です。
(まぐぞー・2004年10月)
▼男性浴室/別の角度から
▼男性浴室
▼湯口/掲示
▼女性浴室/脱衣所
▼女性浴槽
▼浴槽から/湯口
▼すっかり囲われた地蔵湯畑の後ろに地蔵湯小屋と足湯が見えます
▼地蔵湯畑は健在です
▼足湯
▼約一年経ち木材がいい色になってきました
▼源泉保護のためか地蔵湯畑は囲われました/新しく足湯を造っています
▼新浴舎本日オープンです
▼掲示/真新しい木材が輝いています
▼女性浴室/別の角度から
▼女性浴槽
▼湯口/溢れ出した湯は床板の穴から捨てられます
▼旧浴舎は更地に/新浴舎はコチラに建てるようです
▼外観/夜
▼女性脱衣所
▼女性浴室
▼地蔵源泉湯畑
▼地蔵源泉湯畑
8時~22時
地域の生活湯です。入浴の際は「もらい湯」感謝の心で。
無料
訪問:2002年6月~2004年10月十数回・2006年4月・2007年3月・2012年3月・2014年3月・2017年10月
地蔵の湯(県有) 酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型) 48.4℃ pH=2.1 溶存物質計=1.63g Na=52.9mv% K=25.5 Mg=36.4 Ca=70.5 Fe2=18.5 Mn=1.8 Al=44.8(20.74mv%) H=8.9(36.82) F=9.2 Cl=292(34.05) SO4=647(55.62) HSO4=194 Br=1.5 H2SiO3=214 HBO2=7.5 H2SO4=4.4 CO2=36.6 H2S=6.9 As=0.1 (H25.4.24) ※温泉利用状況=全ての項目において該当なし
【以前の分析】地蔵の湯(県有) 酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型) 52.3℃ pH=2.0 溶存物質計=1660mg Na=56.1mg K=25.2 Mg=32.7 Ca=71.0 Fe2=19.7 Mn=1.1 Al=47.2(20.81mv%) H=10.0(39.33) F=10.9 Cl=352.0(39.94) SO4=591.0(49.50) HSO4=199.0 H2SiO3=227.0 HBO2=9.1 H2SO4=5.0 H2S=14.2 (H15.4.15)
【以前の分析】地蔵の湯 酸性-含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型) pH=2.2 蒸発残留物=1706mg H=7.1mg(31.95mv%) Na=37.5 K=12.8 Mg=34.3 Ca=81.5 Fe2=20.7 Al=49.6(24.84) Cl=367.2(38.7) HSO4=161.8 SO4=685.4(53.31) F=9.0 H2SiO3=264.3 HBO2=14.35 H2S=12.9 As=0.31 H2SO4=2.86 (S54.6.28.県の資料による)