▲蛇行して見える最上川
飽海郡松山町にある温泉宿です。宿泊主体の御宿のようですが、日帰り客も多く立ち寄り施設のような雰囲気もあります。とにかく地元お年寄りの日帰り客が多かった。どうやらどこかに休憩室があるらしく、私が風呂場から出るのと入れ違いに10人位お婆ちゃんが列になって浴場へ入って行く光景は圧巻だった。
お湯は観音源泉という、御宿から約1キロメートル山の中で自然湧出している14度の鉱泉を加熱したものだそうです。無色透明なクセの無い柔らかな浴感です。飲泉もできるとのことで、パンフレットには「万病の家庭薬として住民に利用されていた」と書かれています。
観音湯は浴室からの眺めが大変素晴らしく、庄内平野と最上川の雄大な流れが見渡せ、5基の風車も良く見えます。海原や渓谷を見渡せる浴室は過去にもありましたが、平野をここまで広々と見渡せる温泉に出会ったのは初めてだったので、最初浴室に入った時は思わず「おおっーっ」と声をあげてしまいました。
屋内ゲートボール場があったり、松山長寿観音というミャンマー出身のエキゾチックな観音様が祀られていたりと、お年寄り心をくすぐるお宿です。
(まぐぞー・2002年7月)
松山温泉 観音湯 データ
山形県飽海郡松山町成興野須郷1-8
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9時~21時
400円
訪問:2002年7月