北投温泉にある気軽に立ち寄れる「景泉浴室」です。施設が入っているビル建物は階段状の路地に面していて、赤い看板で「景泉浴室」と掲げられていました。日本ではお馴染みの温泉マーク記号もありました。
中に入り受付カウンターへ行くと誰もいません。少しすると近所の方が来て女将らしき方を呼んできてくれました。料金は二人で40分個室入浴制で300元です。受付奥に伸びる廊下の両サイドには個室浴室の入口ドアが並んでいます。その中の一室、二人用浴個室に案内されました。
扉を開けると正面に浴槽があり、これ以外には脱衣した服や荷物などを掛けておくフックがあるだけのシンプルなものです。浴槽は2人サイズの御影石造り、湯舟横の壁から開閉コック付きの塩ビ管が2本突き出ています。一つは温泉でもう片方は加水用の水がでてきます。入室時は浴槽にお湯は張られていないので、セルフでお湯を張ってから湯に浸かるという流れになります。
温泉の塩ビ管を捻ると勢いよくお湯が出てきます。掃除のため湯を少し溜め、軽く湯舟内をすすいでいったん排湯。再びお湯を投入し10分ほどで入浴できる程度に溜まりました。
温泉は熱くもなく温くもない適温だったので加水無しで入浴できました。少し黄色がかった透明、皮膚を溶かしてしまうようなヌルッとした浴感があります。湯口で少し口に含んでみるとなんというか梅酢のような収斂味に旨みをプラスしたような感じがしました。加えて口中でギチギチとした金属感を伴う強い酸味の特徴も。
家族湯などの狭い浴室内はムシムシ状態になることが多いですが、意外にも風通しがとてもよく快適に過ごすことができました。
(三昧・2018年10月)
▼階段状の路地にあります
▼玄関
▼受付
▼神様
▼浴室の並ぶ廊下
▼利用した浴室の扉を閉めた内側
▼衣類はフックにかけます
▼利用した浴室
▼最初は空っぽの浴槽
▼セルフでお湯溜め
▼浸かった様子
北投温泉 景泉浴室 データ
台湾・台北市北投温泉
→Googleマップでみる
2人1部屋40分300元利用(入浴料は部屋や人数により異なる)
訪問:2018年10月