ほくほく線「まつだい駅」より10分ほど山中に進んだところにあるお宿「雲海」。規模が大きめのお宿で十日町市の「公共の宿」との事。運がよければ小高い標高を生かしての景色が素晴らしく、雲海を望むことができるのがこの宿のウリです。温泉を利用しており気軽に入浴のみの立ち寄り利用も可能です。
券売機で入浴券を購入し、受付をしてから浴室へ向かいます。10時の立ち寄り開始直後だったせいかキレイに整理整頓、清潔清掃されている脱衣所は好印象を受けます。内湯浴室に10人ちょいサイズの御影石造りの正方形浴槽が一つ。浴槽角に湯口があるが投入湯は出ておらず。浴槽内ではジェットバス2本が作動中。浴槽湯は無色透明、ハッキリとした塩味、ちょいスベスベを感じる湯。完全循環ろ過仕様でしょう。内湯では1号源泉を利用していますが、実際の浴槽湯は分析数値からかけ離れた湯となっています。
露天風呂は運がよければ名物である雲海を眺められるそうです。今回は残念ながら雪の悪天候でしたので眺めは一面真っ白。石板張りの20人オーバー規模の露天風呂です。お湯は薄い黄緑がかった透明湯、臭素臭に重油系の揮発臭が特徴的です。浴槽内には吸い込み穴と吐き出し2本が作動して循環ろ過の湯使い。湯口から不感温度ほどの湯が少量のみ浴槽へ落とし込んでいます。半循環ながら、内湯よりは楽しめるのでまずまずです。
(三昧・2012年4月)
以前TVの旅番組で観て以来「松之山方面へ行ったら、是非行ってみたい」と思っていた温泉施設。なんでも遠くの山々が見渡せ、時期によっては雲海まで眺められるとのこと。雲海はダメでも、連なる山々を眺めて湯に浸かりたい・・そんな思いで遥々豪雪の中をやってきました。
その名も「雲海」と名付けられた施設は、いかにも公共の宿といった立派な建物で、受付では若いお嬢さんが笑顔でテキパキと業務をされています。
綺麗に清掃された脱衣所を抜けると、先ずは内湯です。洗い場には使い勝手の良いシャワーが並び、ちょっとした日帰り温泉施設のようです。浴室には10人サイズの四角い浴槽がひとつあり、冷鉱泉を加熱した無色透明湯が循環利用されています。弱いニュルスベ感のある湯で、ハッキリとした塩気があります。浴室に入った途端に塩素臭がしましたが、お湯からは臭わず、おそらくは清掃時の残り香と思われます。
続く露天風呂は20人弱サイズ。湯口から人肌程度の源泉と思われる湯を少量投入、薄い黄緑色をした適温湯が循環利用されています。弱いニュルスベ感があり、重油+海の臭い、そしてハッキリとした塩気があります。湯使い的にはアレですが、元々の源泉が強いので、あまり悪い印象はありません。
で、楽しみにしていた露天風呂からの眺めですが、4月だというのに生憎の雪で目の前は真っ白けっけ、すぐ先の景色すらよく見えません。挙句に雪が吹き込む状況で、雄大な眺めを楽しみながらのんびり湯浴みの願い叶わずでした。
(まぐぞー・2012年4月)
▼外観
▼男性内湯
▼別の角度から
▼露天寝湯
▼男性露天風呂
▼女性内湯
▼内湯洗い場
▼露天寝湯
▼女性露天風呂
▼天気がいいとこんな景色が見られるらしいです
まつだい芝峠温泉 雲海 データ
新潟県十日町市蓬平11-1
→Googleマップでみる
025-597-3939
10時~20時(冬期19時)
水曜日休み
600円
訪問:2012年4月
まつだい芝峠温泉 雲海 温泉分析
(内湯にて利用)芝峠温泉1号源泉 ナトリウム-塩化物冷鉱泉 22.7℃ pH=? 溶存物質計=8190mg Li=0.1mg Na=2857 K=14.5 NH4=15.1 Mg=8.3 Ca=96.8 Sr=2.9 Ba=5.4 Al=0.2 Mn=0.2 Fe2=18.0 F=0.6 Cl=4427 Br=19.7 I=11.2 S2O3=0.8 SO4=8.0 HPO4=0.2 HCO3=573.2 CO2=24.2 H2SiO3=42.9 HBO2=68.7 (H21.11.17) ※加温あり・循環ろ過あり・ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムの使用あり
(露天風呂にて利用)芝峠温泉2号源泉 ナトリウム-塩化物泉 46.7℃ pH=? 溶存物質計=8327mg Li=0.2mg Na=2722 K=15.1 Mg=1.9 Ca=395.8 Sr=7.4 Ba=2.2 Al=0.1 Mn=0.4 Fe2=1.4 Zn=0.8 F=1.6 Cl=4847 Br=27.1 I=7.6 SO4=37.2 HCO3=61.0 CO3=0.6 CO2=19.6 H2SiO3=30.9 HBO2=166.9 (H16.2.5) ※加温あり・循環ろ過あり・ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムの使用あり