鄙びた建物外観に少し驚いた施設。一瞬、営業しているかも定かでなかったが、玄関を入ってみると営業中でした。入浴だけではなく500円食堂という食事処も併設されている。今回は一般浴場を利用したが、館内の案内によると温泉付き貸別荘や家族風呂もあるようだ。
浴室への鄙びた通路、浴室内も当然鄙びた印象を受けた。浴室内は冬場なので湯気が充満しており真っ白状態。形とサイズが異なる二つの浴槽が横に並んでいる。手前側は3人、奥側が4人サイズの広さがある。どちらも使い込まれた感じのタイル張りで味わいのある造り。塩ビ管の湯口は奥側浴槽にあり、44.4℃の湯を15-20L/min程度を湯船に落とし込んでいる。浴槽で43℃ほどで快適な湯浴みをしばし楽しんだ。室内はとても薄暗いので、お湯の状態がいまいち判断出来ずの状況でした。おそらく無色透明、弱とろみ感につるつる感を併せ持つ湯が掛け流されていた。手前側浴槽は浸からず見学のみとした。
(三昧・2012年12月)
東北町にある侘しい系の温泉旅館です。何度かすぐ近くを通った事があり「池ノ端温泉」という名前を目にしていたのですが、既に廃業していたので「ふ~ん、どんな温泉だったんだろう」位に思っていました。ところが数年前に再オープンしたとの事で、今回立寄ってみる事に。
121号線から案内板に従って道を進むと、昭和の時代に置いてけぼりになったような古びた建物が現れます。なんとも侘しい寂れ感のある宿です。
受付で料金を支払い早速浴室へ。外光があまり射し込まない薄暗く古びた浴室で、湿度がムンムンこもり気味。浴室には5人サイズと4人サイズの大小二つのタイル浴槽があり、大浴槽に投入された熱めの湯が、小浴槽へ流れ込むタイプ。加水用の蛇口もあり「湯温調整は好みでどうぞ」という具合。肝心の湯は、ほぼ無色透明の(浴室が薄暗いのでハッキリとわからず)、ヌルツルとした気持ちよい肌触り。浴槽底には漬物石が沈められて、上に座るとノンビリ浸かるに丁度いい感じでした。
本業はお宿のようですが、なにしろ200円という安さもあってか、訪問時は御近所のご老人が引っ切り無しに訪れていました。再開してまだ数年ですが、既に御近所さんにとっては無くてはならない温泉となっているようです。
(まぐぞー・2012年12月)
▼道路沿いの看板
▼玄関
▼玄関横にも温泉
▼受付まわり
▼ランプがたくさん
▼掲示
▼男性浴槽(湯気が凄くてこれが精いっぱい)
池ノ端温泉 ランプ温泉 データ
青森県上北郡東北町大字大浦字境の沢4-110
→Googleマップでみる
0176-56-3680
時間確認忘れ
200円
訪問:2012年12月
池の端温泉 弱食塩泉 52℃ pH=7.4 1200L/min 成分総計=1529mg(S49.8.9)(これ以外に成分詳細の掲示は無し)