雷鳥沢ヒュッテ

雷鳥沢ヒュッテは立山・室堂エリアにおいて立ち寄り温泉できる山小屋施設の一つ。玄関前に「立ち寄り10-19時、500円」と掲げられている。そんな事とは知らず訪れたのは9時前、しかし快く入浴を受付けていただいた。

雷鳥沢ヒュッには内湯と露天風呂があり、内湯は非温泉、露天風呂のみ温泉が引かれている。またこのエリアで露天風呂があるのもココの施設のみとの事。温泉が目当てなので内湯は見学のみにしてそのまま露天浴槽へ向かいます。

屋根掛けされた、周囲の二方向から丸見えの開放感ある露天岩風呂。案内書きで「一番最初に入る方は湯が熱いので加水して適温にしてから・・・」的なコメント掲示がある。うーん確かに熱いので仕方なくバルブ全開で一気に加水させていただいた。3人で丁度良いサイズの岩風呂。岩石湯口より80.0℃オーバーの高温源泉が容赦なく浴槽へ落とされている。加水と湯揉みにて43℃ほどに調整してようやく湯に浸かる事ができた。湯は珍しい灰色濁り湯、硫黄の残骸臭、鉱泥臭を感じる。つるつるスベスベ浴感があり、妙に粉っぽい感じの湯質感がある。地獄谷引き湯ですが、独特の湯色が斬新で楽しめるかと思います。入浴者任せの加水ありの掛け流しってところでしょう。
(三昧・2011年6月)


雷鳥沢ヒュッテは宿泊した雷鳥荘から坂道を下った先にある比較的大きなヒュッテです。夏場は整備された遊歩道を難なく歩けると思いますが、訪問時は一面積雪に覆われ歩くのが大変でした。すぐ横では斜面を利用して春スキーを楽しむゲレンデのようになっています。

雷鳥沢ヒュッテの館内には真湯の内湯があり、屋外の湯小屋には温泉を引いた露天風呂があります。料金内で両方入浴可と思いますが、今回は露天風呂だけ利用させてもらいました。

素朴な木造の湯小屋に、男女別露天風呂があります。女性側は目隠しの為しっかり壁囲いされているので、露天風呂というより内湯に近い感じかな。石組みの3人サイズ浴槽がひとつあり、湯口より超激熱源泉投入、灰白濁りの湯が掛け流されています。なにしろ投入源泉が激熱で、湯に足をつけるのも無理な程。仕方なく加水させていただきました。ある程度湯温が下がったところで湯浴みを開始したのですが、常に周囲を撹拌しないと、すぐまた高温になってしまいます。

泥炭臭の香る湯は、おそらく泥炭が溶け込んでの効果と思われるスベスベサラサラ感があり、気持ちよいです。なにしろここでしか見られない雪をかぶった山々の雄大な眺めが素晴らしく、いつまでも景色を楽しみたい温泉でした。
(まぐぞー・2011年6月)

▼雷鳥沢ヒュッテまでの道は雪の中

▼地獄谷側の斜面にいた雷鳥

▼雷鳥沢ヒュッテ外観

▼雷鳥沢ヒュッテ玄関

▼男性内湯浴室

▼内湯は真湯

▼女性真湯内湯

▼雷鳥沢ヒュッテ温泉露天風呂湯小屋

▼掲示

▼雷鳥沢ヒュッテ男性浴槽・撹拌前

▼撹拌後

▼素晴らしい眺めです

▼お次は女性・脱衣所

▼ケットシーのアイテムが

▼雷鳥沢ヒュッテ女性浴槽

▼湯口

▼男性側より解放感は少ないですがいい眺めです

雷鳥沢ヒュッテ データ

富山県中新川郡立山町
室堂バスターミナルから徒歩40分ほど
076-463-1835
10時~19時
営業は4月中旬頃~10月中旬頃
500円→700円
訪問:2011年6月

雷鳥沢ヒュッテ 温泉分析

地獄谷温泉 (4)雷鳥沢温泉 単純酸性温泉 81.3℃ pH=? 溶存物質計=918mg H=6.5mg Na=8.0 K=4.1 Mg=3.5 Ca=12.0 Al=43.8 Mn=0.2 Fe2=16.1 Zn=0.1 Cl=1.6 HSO4=123.9 SO4=569.5 H2SiO3=126.0 H2SO4=2.0 H2S=0.8 (H15.7.31)※全ての項目で該当なし