門前温泉 青木屋旅館新館(閉館)

門前温泉青木屋旅館新館は2006年1月をもって閉館しました。

山口屋旅館の隣にあるのは本館で、今回はパスして橋を渡った対岸の新館に入湯する。内湯のみでシンプル設計だ。「滝見の湯」の名称とおり浴室からは滝が見れる。お湯はかなり熱く温度に慣れるまで大変だった。配湯されている源泉は高温の為か浴槽には少しのみ使用で殆どが排水溝に捨てられていてなんとも贅沢でもったいない気がした。薄く緑褐色で微鉄臭・鉄味がするお湯が、寒い雪降る時期には格別であった。
(三昧・2002年)

すぐ側を川が流れる静かな温泉旅館。湯めぐり手形を利用して日帰り訪問させていただいたのですが、大変丁寧な接客をしてくださる女将さんが好印象でした。

館内には男女別の内風呂があり、脱衣所の様子から他には誰もいない事が伺え「貸しきりだ！」と裸で勢い良く浴室の扉を開けたら、川に面した窓が大全開になっていて、橋の上にいる人々の姿が眼に飛び込んで来た。こちらから見えるって事は、きっとあちらからも見えていたのでは？

そっと窓を閉めて湯加減を確認しないまま掛け湯をすると、これがとてつもない熱さでビックリ。湯もみをして、なんとか浸かれるまでの湯温になったところで入浴です。

ほんのり茶緑がかっても見える無色透明湯は、かすかに鉄臭が香ります。お湯は熱めで体がシャキッとします。暑い日に訪問したのですが、湯上がりはサラッとして、熱湯ながら気持ちの良い浴後になりました。
(まぐぞー・2003年4月)

▼浴室