新鹿沢温泉 とべの湯

以前は戸部旅館で営業していた施設、今では日帰り温泉施設としてリニュアルオープンして営業している。訪問時は受付には誰もいなくて無人受付でした。受付右手に料金箱があるのでそこに人数分の料金を投入するシステムです。両替機も左手にありました。その後、人感センサーの照明付の廊下を進んでいくと浴室がありました。

脱衣所は木材を多用したウッディな造りで好印象です。浴室は内湯があり、仕切り一つで2人と4-5人サイズに分けられています。湯口は2人浴槽にあり44.7℃の湯を約15L/minほど浴槽へ流し込みます。オーバーフロー湯は仕切りひとつ隣の浴槽へ流れ込んでいきます。まだ4-5人浴槽の方にはお湯が半分ほどしか溜まっていませんでした。なので終始2人浴槽でまったり湯浴みです。湯は薄い黄色っぽいもので、すへすべキシキシとする特徴がありました。

露天風呂はガラス窓向うにあります。眺望云々は全く望めません。2-3人サイズの岩風呂といった印象です。体感42℃ちょいで浸かりやすく調整してありました。外は梅雨の大雨が降っていて露天風呂でお湯に浸かったのは1分ほどでした。源泉は言わずと知れた鹿沢温泉よりの引き湯です。温泉入浴、洗い場の設備も十分なので、山行後には重宝するでしょう。
(三昧・2017年7月)


新鹿沢温泉にできた日帰り温泉施設です。といっても大々的な大型のセンター系ではなく、以前旅館営業していた宿が改装し日帰りのみ受付という形になったようです。外観は以前のままの昔ながらの素朴な観光旅館といった佇まいですが、館内は大々的に改装を行ったようで、まだ新しい木材がピカピカと輝いていました。

玄関へ入ると先ずは受付ですが、開店時間早々の訪問だったためか誰もいません。不在の時は料金箱にお金を入れるようにと書かれていたのでそのようにすると、インターホン越しに「今ちょっと行けなくて・・ありがとうございました~」とご主人らしき声が聞こえて来ました。

受付から先へ進むと男女別浴室がありました。ほどよい広さのある女性脱衣所は木材をふんだんに使用した明るい雰囲気で、鏡は綺麗に磨かれ清掃も行き届き清潔感があってとても感じいいです。

脱衣所を抜けると内湯ですが、窓に沿って2~3人サイズの小浴槽と5~6人サイズの大浴槽に仕切られた長方形浴槽がありました。先ずは小浴槽側に源泉を流し込み、その流れ込みが大浴槽を満たすという仕組みです。湯口より流し込まれる湯は紅葉館からの引き湯で、あちらでは貝汁濁りを帯びていた湯が、こちらではほぼ無色透明な中に赤茶色の湯花がチラホラと舞うものになっています。また紅葉館で目立つ強い鉄臭は薄れ、重曹の甘い匂いの突出したものとなり、同時にキシキシ感は和らぎマイルドな浴感になっていました。訪問時、浴室には女将さんらしき女性がいらしたのですが、大浴槽はまだ湯溜め中なので小浴槽の方に浸かるようすすめられました。小浴槽は湯口直下なので鮮度良く、やや熱めの気持ちよいかけ流しを楽しむ事ができました。

扉の向こうには2人サイズの露天風呂もありましたが、こちらもまだ湯溜め中。しかも訪問時は雨が土砂降りとなり、サっと浸かって撤収です。はじめて立ち寄った「とべの湯」ですが、シャワーの使い勝手もよいので山歩き後の汗流しなどにも立ち寄りやすい施設だと思いました。
(まぐぞー・2017年7月)

▼受付まわり

▼懐かしの黒電話がありました

▼浴室入口

▼掲示

▼男性内湯(大浴槽側から)

▼男性内湯(小浴槽側から)

▼湯口

▼天井

▼男性露天風呂

▼女性脱衣所

▼女性内湯

▼湯口

▼女性露天風呂

▼露天風呂湯口

▼涼みスペースもあります

▼休憩室

▼脈絡のないレパートリーの懐かし漫画・涙腺崩壊の死神くん

▼バリ伝

新鹿沢温泉 とべの湯 簡易データ

群馬県吾妻郡嬬恋村田代乙682
0279-98-0280
11時~19時30分(季節変動有)
600円
訪問:2017年7月

新鹿沢温泉 とべの湯 温泉分析概要

雲井の湯 マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉 47.5℃ pH=6.8 溶存物質計=1.38g Na=136mg(38.99mv%) K=3.5 Mg=76.1(41.25) Ca=57.2 Fe2=1.1 Sr=0.4 F=0.1 Cl=35.2 SO4=0.5 HCO3=828(93.07) Br=0.1 CO2=98.8 H2SiO3=238 HBO2=3.7 (H19.10.3) ※温泉利用状況=全ての項目において該当なし