下諏訪温泉 高木温泉は2017年1月4日をもって閉館となりました
下諏訪温泉 高木温泉 2016年11月
今年限りで残念にも営業終了との事で、雰囲気と湯使いが好みだったので再訪してみたかった次第。脱衣所の料金箱に入浴料を支払うシステムに変更はなかった。浴室に入り感じたのは、浴槽からのオーバーフロー湯の通り道に付着した赤茶色が濃くなっている事。今回は早朝の訪問だったので、オープン前の清掃に塩素系薬剤を使用したのか浴室空間にカルキ臭が漂っていました。お湯からは臭いが無かったので安心しました。無色透明の湯、湯温は体感で43.5℃。施設内に掲示してあった「・・・収支は大赤字で・・・節電、節水・・・。」というのが印象的でした。
(三昧・2016年11月)
7年ぶりの再訪問となった高木温泉です。素朴な佇まい、広々とした脱衣所、味わいある円形浴槽は以前のまま。違っていたのは7年前と比べ浴槽から溢れ出る湯の道筋が温泉成分により茶黒く染まり、益々風情が増してきた事でしょうか。今回は朝の訪問でしたが、浴室に入った途端に塩素臭が漂い「うっ」と身構えたのですが、お湯からは一切臭わず、おそらくは浴室清掃時の残り香だったと思われます。
湯口より流し込まれる湯は汚れの一切ないスッキリ綺麗な無色透明、当然のように掛け流し利用です。引っかかり感のある熱めの湯は以前のままで、相変わらず先客はなく、終始独占で良い湯をたっぷりと楽しめました。
さて、そんな高木温泉ですが、残念な事に2016年12月末をもって閉館となるそうです。館内には閉館を知らせる新聞記事が掲載されていたのですが、2002年からずっと赤字続きだったようです。また、利用者の高齢化も進み掃除当番を回すことも難しくなってきたとありました。閉館は本当に残念な事ですが、この結果に至る様々な苦渋が地元の人にはあったんだと思います。
(まぐぞー・2016年11月)
▼外観
▼館内
▼閉館の新聞記事が掲示されていました
▼男性脱衣所
▼料金は脱衣所の箱へ
▼掲示五連発
▼男性浴室
▼女性脱衣所
▼訓練室?
▼料金箱
▼女性浴室
▼浴槽
▼湯口
▼浴槽から
下諏訪温泉 高木温泉 2009年9月
高木地区にある共同浴場です。外観からすると地元専用浴場にも見えますが、一般客も料金を支払うことで利用可能となっています。住宅街の中にある浴場に加えて駐車場もなく徒歩で来るしかありません。
訪問時は入浴客は誰もおらず貸切状態での湯浴み。天井高い設計の静まり返った静かな浴室内です。中央には5-6人サイズの円形浴槽があります。洗い場カランは浴室両サイドに配置してあります。浴槽を満たしている湯は無色透明、若干キシキシするもので薬臭があります。浴槽中央には47℃の湯を吐き出す湯口、浴槽内では44-45℃の温度調整。鮮度も良いので毎日浸かりたいタイプのお湯です。
(三昧・2009年9月)
住宅街ある地区の共同浴場です。場所がわかりにくいのですが、建物そのものは別府でよくみかける公民館タイプ。そのテのマニアさんなら嗅覚でスグわかると思います(たぶん)。ちなみに近くに駐車場が見当たらず、我家は随分と歩いて辿りつきました。
高木温泉は無人の共同浴場なので、指定商店で入浴券を購入するか、男女それぞれの脱衣所内に設置されている料金箱に利用料金を入れるシステムです。
さて・・使い込まれた浴室には、6~7人サイズの丸いタイル浴槽がひとつ。中央の湯口より無色透明、芒硝薬臭の香る熱い源泉が注ぎ込まれ、掛け流し利用されています。キシキシとした肌触りの湯は、思ったほど熱さを感じず浸かりやすいもの。訪問時は利用する人が少なかったのか、このテの共同浴場にしては鮮度も良好で、なかなかの好印象となりました。
(まぐぞー・2009年9月)
▼外観
▼掲示
▼男性浴室
▼浴槽
▼湯口
下諏訪温泉 高木温泉は2017年1月4日をもって閉館となりました
下諏訪温泉 高木温泉 簡易データ
長野県諏訪郡下諏訪町高木
5時~10時、12時~23時
250円
訪問:2009年9月・2016年11月
下諏訪温泉 高木温泉 温泉分析概要
高木南源湯 単純温泉 53.0℃ pH=8.3 溶存物質計=530.7mg Li=0.4mg Na=128.0(82.32mv%) K=5.2 NH4=0.1 Mg=1.3 Ca=17.9(13.23) Sr=0.3 F=1.3 Cl=136.5(57.33) Br=0.5 SO4=78.6(24.36) NO3=6.6 HCO3=64.1 H2SiO3=76.6 HBO2=13.3 (H21.1.9) ※加水あり、貯湯槽にて下諏訪町温泉67℃と高木第2源湯を混合