別所温泉 あいそめの湯

公共日帰り温泉施設の「あいそめの湯」です。以前にあった「相染閣」が移転して、今回の「あいそめの湯」が出来たという事です。上田電鉄・別所温泉駅から徒歩一分という駅前至近距離な温泉施設とも言えるでしょう。内湯と露天風呂、そして休憩所といった日帰り温泉センターには欠かせない設備を完備しています。

オープンと同時に入館しての浴室一番乗り。広い空間を持った内湯、ガラス張りの造りです。浴槽は横長の石造り、10数人サイズの広さがあります。石湯口からは別所の4号泉が15L/minほど浴槽投入されています。浴槽湯は無色透明、消毒薬品臭、つるすべ浴感のあるものです。浴槽内部においては、循環ろ過の勢い強いジェット水流が発生してもいます。とりあえずは半循環といった湯使いでしょうか。浴室には蛇口から源泉が出てくる飲泉所、そしてその隣には源泉湯が満たされタマゴ臭を放つ掛け湯槽もあります。別料金の岩盤風呂も併設されていました。

内湯から扉一つで移動できる露天風呂もありました。景色まずまず、前方空間に広さを感じる開放的な露天風呂でもあります。岩石を積み上げた湯口からは内湯同様に源泉が湯船へ注がれていました。湯船は石板造りで10人サイズ位のサイズがあります。お湯や湯使いは内湯と同様で、とりあえずは半循環といったとこでしょうか。
(三昧・2014年11月)


 

地元向け公衆浴場「相染閣」が閉鎖された後に場所を変え建築された日帰り温泉施設「あいそめの湯」です。新しい「あいそめの湯」は別所温泉駅のすぐ目の前に位置し、広々とした駐車場や足湯を構えた豪華で立派な造りで、以前の「相染閣」とは間逆の観光客を意識した施設となっています。館内には男女別浴場があり、それぞれに内湯と露天風呂を構えています。

脱衣所を抜けると先ずは内湯です。窓がひろくとられ開放感ある内湯で、入ってすぐの所には飲泉蛇口と掛け湯槽があり、タマゴ臭をプンプンと放つ湯が使用されています。使い勝手の良いシャワーの並ぶ洗い場の向こうには10人サイズほどの浴槽がひとつあり、湯口よりタマゴ石膏臭プンプンの無色透明源泉が注がれています。ところが浴槽湯は内部循環で消毒臭がムンムン。湯使いとしては源泉を投入しつつの半循環といったところでしょうか。消毒臭がやや強めなのが気になりますが、幸い源泉からは臭わず、新湯投入分の溢れ出しも見られるので、それなりに満足のできる内湯でした。

続く露天風呂は10人サイズの長方形です。湯使いは内湯と同じで消毒臭が臭いますが、香りよいタマゴ臭の新湯も湯口より投入されています。露天風呂は柵により周囲の景色がやや見えにくいですが、空が広く見え開放感があります。

今回は朝一番の訪問でしたが、観光客よりもむしろ地元の人(特にご老人)の利用が多く、「相染閣」の後続施設としてうまく利用されている様子が伺えました。
(まぐぞー・2014年11月)

▼外観

▼屋外の足湯

▼飼育されていた「川はぜ」

▼男性内湯

▼内湯浴槽

▼男性露天風呂

 
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別所温泉 あいそめの湯 データ

長野県上田市別所温泉58番地
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0268-38-2100
10時~22時(受付21時20分)(年末年始など変動あり)
第2・4月曜日休み(祝日は翌日)
500円
訪問:2014年11月

別所温泉 あいそめの湯 温泉分析概要

4号源泉 アルカリ性単純硫黄温泉 50.6℃ pH=8.7 溶存物質計=306.8mg Na=74.3mg(82.38mv%) K=0.7 Ca=13.2 Sr=0.1 F=0.9 Cl=43.5(31.27) Br=0.1 HS=6.6 S2O3=7.5 SO4=83.9(44.49) HPO4=0.1 HCO3=19.3 CO3=7.5 H2SiO3=47.2 HBO2=1.8 (H26.6.6) ※温泉利用状況=加温あり・循環ろ過あり・塩素系薬剤・紫外線の利用あり