湧暇季の里 樹園

公共の日帰り温泉施設の湧暇季の里 樹園です。温泉浴場、食堂、広間、お約束の定番アイテムは全て揃っています。利用料金が南アルプス市民以外は少し割高になりますがこれは仕方がありません。

早速脱衣して浴室へ移動します。浴槽は全部で3つあり、まず目に入るのが一番手前にある5-6人サイズの変形扇形のタイル浴槽です。そこから3mほど通路を奥へ進んだ先にもう二つの浴槽が横並びで配置してあります。三つの浴槽の位置関係が不思議な構造ですが、きっと奥の二つの浴槽は改装して後付けしたのでしょう。

湯使いは手前浴槽から40-42℃に加温、真ん中が38-40℃に加温、奥側が源泉そのまんまの湯温と各湯口横に表示がしてあります。また全浴槽に塩素系薬剤の使用があります。その影響で各浴槽からはカルキ臭がプーンと漂います、真ん中と奥側はさほど気になりませんが手前浴槽だけは少しキツイです。湯は若干緑がかったようにも見える透明湯。身体にフィットするようなまとわりつくような優しい感じの浴感があります。各浴槽の温度は体感ですが手前から43.5℃、真ん中が39.5℃、奥側が37-38℃くらいでしょうか。ぬるめ浴槽では時間が許す限り長湯も可能です。真ん中と奥側はカルキ臭も控えめなので少しは良いのかと。。。好みに応じて適温浴槽を選んで浸かりましょう。
(三昧・2016年2月)


「湧暇季の里 樹園」はテニスコートやバーベキュー施設も造られた、広い敷地の一角にある宿泊も可能な公共の温泉施設です。訪問時は雨が強く降っていたのですが南アルプス市民は比較的手頃な料金で利用できるためか、引っ切り無しに入浴者が訪問していました。

男女別浴室は露天風呂はなく内湯のみです。ちょっと不思議な構造で、手前にひとつ浴室があり、奥にもうひとつ後から増築したような浴室があります。脱衣所を抜けると先ずは手前の浴室ですが、やや熱めに加温された湯が掛け流された7~8人浴槽がひとつあります。無色透明湯は全面からオーバーフローし、一見するとなかなかいい感じなのですが、とにかく塩素臭が強いのです。

続いて奥の浴槽ですが、7~8人サイズ浴槽が二つ横並びになっています。手前の浴槽はぬるめ寄りの適温に加温された湯が掛け流し。ヨモギの入った袋が浮かべられ「薬湯」のようになっています。こちらも熱湯ほどではありませんが塩素臭が漂います。

その隣の浴槽は人肌より少し温かい程度の非加熱源泉が掛け流し。こちらも塩素臭はあるものの三つの浴槽の中では一番臭いが薄く、まぁ許容範囲といったとこでしょうか。掛け流し量もまずまずあり、塩素はあるものの優しい肌触りの心地よい湯で、ぬる湯でまったり、ついつい長湯をしてしまいました。・・・というワケで樹園ではこの浴槽が一番気に入りました。
(まぐぞー・2016年2月)

▼湧暇季の里 樹園いろいろな施設が揃っています

▼外観

▼浴室入口

▼熱湯浴室

▼熱湯浴槽

▼湯口

▼ぬる湯浴室

▼湯口

湧暇季の里 樹園 簡易データ

山梨県南アルプス市野牛島2722
055-285-4131
10時~21時(受付20時)
木曜休み(7・8月無休)
750円
訪問:2016年2月

湧暇季の里 樹園 温泉分析概要

南アルプス市農業体験実習館「樹園」 35.6℃ pH=8.1 188L/min(動力) 溶存物質計=1245.5mg Li=0.1mg Na=340.2(83.62mv%) K=8.5 NH4=0.3 Mg=12.8 Ca=31.2 Sr=0.4 Mn=0.1 Fe2=0.3 Fe3=0.3 F=0.2 Cl=299.7(47.66) Br=0.9 HS=0.5 SO4=238.5(28.03) HCO3=236.1(21.83) CO3=12.0 H2SiO3=56.6 HBO2=6.8 CO2=78.9 (H27.3.12) ※温泉利用状況=(入浴レポートを参照下さい)