白鷹温泉 白鷹荘

道の駅「白鷹ヤナ公園」で鮎の甘露煮を購入する目的を果たしつつ、近くにあった未湯の白鷹温泉に立ち寄りで行ってみました。週末の三日間のみ営業なので注意が必要です。玄関に入ると「マスク着用と消毒をお願いします」の案内がありました。受付に女将がいらして一人550円なり(入湯税50円込)、子供は500円という微妙な差の料金設定です。休憩所には主人と常連客が談笑中。

男女浴室があり、石造りの2‐3人サイズの小さな内湯浴槽があります。カランシャワーは二台のみですが浴槽がこのキャパなので丁度いいバランスです。お湯はほぼ無色、大量の白や茶系の糸状湯華が湯中でトグロを巻いている。なんせ初訪問だったのでこの湯華の量がいつものことか、逆に普段は無いのかはわからない。ただ常連客が「今日はなんだこりゃ!?」と言ったいたので通常より多かったのかもしれない。当日は配管でも清掃したのでしょうか??お湯はツルツルとした浴感があり特徴的です。

休憩所にはご主人所蔵の農業本や実用書がたくさん置いてあり読者ができる。「持ち帰って読んでいいよ。次来た時に返却でいいよ。コーヒーのんでいきな」と気さくなご主人でした。
(三昧・2022年5月)


「道の駅 白鷹ヤナ公園」の近くにある白鷹温泉は、のどかな山里に佇む静かな一軒宿です。長い年月休業していた歴史ある白鷹温泉を新しいオーナーさんが2019年5月にリニュアルオープンさせました。以前の白鷹温泉をまったく知らずの初訪問ですが、オーナーさんの人柄が反映されるのか昔ながらの湯治宿のような素朴さと、ぬくもりある山小屋のような優しさのある施設だと思いました。

玄関を入るとその先に木材をふんだんに使用した手作り感溢れる居間のような部屋があり、ご近所さんと思われる方々(主に中高年層)がコーヒーを飲みながら談笑しています。その先を更に進むと男女別の浴室がありました。

女性浴室は2~3人サイズ楕円浴槽がひとつあり、ほんのり貝汁濁りを帯びたほぼ無色透明湯が吸い込み作動の循環利用されています。スベスベ感のある湯は、何ともいえぬ鉱物臭が香り、糸状の細い白湯花やカス状の茶色や黒色の湯花が浮遊しています。令鉱泉を加温利用なのでじゃんじゃん源泉を掛け流すタイプではありませんが、古からの湯にじっくりと浸かり込むマニア好みしそうな湯だと思いました。

浴後はご主人がコーヒーをすすめてくれたり、本を貸してくれると言ってくださったりとても気さくに接してくれました。館内には熊の毛皮も飾られて、もしかしたら場所柄マタギもされているのかな?地域の人々の交流の場にもなっているアットホームな施設でした。
(まぐぞー・2022年5月)

▼白鷹温泉への分かれ道

▼白鷹温泉

▼料金・営業時間など

▼館内玄関まわり

▼剥製がたくさん

▼熊の毛皮

▼昔の白鷹温泉でしょうか

▼興味をそそられる本がたくさん

▼浴室入口

▼男性浴室

▼女性浴室

▼女性浴槽

▼湯口

白鷹温泉 白鷹荘 データ

山形県西置賜郡白鷹町下山1117-8
Googleマップでみる
訪問時は金・土・日10時~17時営業でした
550円
訪問:2022年5月

白鷹温泉 白鷹荘 温泉分析

1号源泉 単純硫黄冷鉱泉 12.7℃ 自然湧出 pH=9.5 溶存物質計=383㎎ Na=108.5mg(98.13mv%) K=0.5 Mg=0.3 Ca=1.2 F=0.2 Cl=3.7 OH=0.5 HS=2.2 SO4=34.5 HCO3=180.8(62.32) CO3=25.8 H2SiO3=24.5 (R1.5.10) ※温泉利用状況=確認できず