西川温泉 共同浴場(閉館)

西川温泉共同浴場は2005年8月をもって閉館しました

一見こんなとこに温泉が?という感じですがたまたま通りがけに発見しました。この温泉は注意して見てないとまず見過ごしてしまうでしょう。通りがかった時、ちょうど地元の方がいたので「ここは温泉なんですか?」と聞いたら「そうだよ!外来は500円かかるけどね」との事。興味シンシンで車を停め行ってみると、西川温泉「入浴500円」の張り紙があって管理人さんがこたつでみかんを剥いていて、なんやら和やかな雰囲気。

支払後、男女別の風呂場へ向かうと、2人でいっぱいの木製の浴槽に普通の水道蛇口から源泉がドンドコザーザーと大量に投入されていて床の排水が間に合わずに湯桶があっちこっち行ったり来たりしている。これはたまらん、ってな感じで浸かるとヌルヌルすべすべのいいお湯。鉄臭鉄味&硫黄臭のするいいお湯でした。先客の地元の方は「ここは秘密の温泉なんだ!」と笑顔で自慢げに話してました。施設の外には汲み上げポンプがあり、源泉もかなり捨てている様でした。栗山村にはこうした共同の温泉が所どころにあるのかもしれませんね。ここのお湯は大変気にいりました。特に一般入浴は禁止していません。ここへの大人数での訪問、又騒ぐのはやめよう。もちろん石鹸・シャンプーは無い。
(三昧・2002年)


山間の静かな村にある隠れ湯的存在の共同浴場。小さな集会場のような中に温泉はありました。農家の居間のような所でTVをみながら寛ぐ管理人のお婆ちゃんに料金を支払い中へ。男女別の浴室は3人も入れば一杯になってしまう位の小さなものです。先客に地元のお婆ちゃんが一人いらっしやいました。

浴室へ入ってビックリ!お湯の注ぎ口からは怒濤の掛け流しで、小さな浴槽からはザンザンと湯が溢れ出ています。お婆ちゃんによると「お湯が出過ぎて大変、蛇口をしめると破裂してしまう」との事。本当かな?お湯は肌触りのいい浴感が得られる上級品です。お婆ちゃんとしばし世間話をしながら(方言で、半分以上は何を言っているのかわからなかった)長閑な夏の湯浴みのひとときを過ごしました。

湯上がり後はお婆ちゃん達が寛ぐ居間に呼ばれて、冷たい麦茶やお菓子、煮豆等をいただきました。
(まぐぞー・2003年8月)

▼外観

▼足元を活きのいい蛇が通り抜けていきました

▼男性浴室(先客のご主人がモデルになってくれました)

▼ドバドバです

▼2005年閉館しました

▼配管もその役目を終えました

▼案内板が寂しそうに置かれていました

西川温泉共同浴場は2005年8月をもって閉館しました

西川温泉共同浴場 簡易データ

栃木県旧栗山村
500円
訪問:2002年~2004年12月数回利用

西川温泉共同浴場 温泉分析概要

アルカリ性単純温泉(Na-HCO3型) 成分総計=0.201mg 41.7℃ pH=9.2 400.2L/min Na=42.4mg(86.47) Fe2=1.5 HCO3=59.2(40.21) CO3=16.2(22.41) F=8.1(17.7) HS=0.4