那珂川温泉旅館(閉業)

※大きい画像を誤って消去したため、小さい画像だけになります。見ずらくてゴメンナサイ。

那珂川温泉旅館は2019年10月閉業しました。

民家にしか見えない外観は意外にも温泉旅館でした。正月の親族間で団らん中の居間を通過してお風呂へとご案内される。浴室は一つしかありません。訪問時は先客など他に利用客が居なかったので貸切での利用になりました。

浴槽は横長5人サイズ、青角タイルのものです。冬季のせいか、浴槽には保温のためのフタがしてあります。浴槽横の壁より塩ビ管が伸びており、加熱源泉が湯船に投入されています。壁一枚の外には加熱のボイラーがあるのか、ボイラー作動中の音が断続的に響きます。湯は無色透明、ほぼ無味無臭です。はっきりとしたとろみ感、ヌルすべの浴感が目立っています。肌に優しそうな滑らかな感じが心地良いです。湯に浸かるとその分の湯が溢れてしまうのが勿体無く思ってしまいます。

湯上り後は応接間らしき部屋で小休憩。生活感が大変に漂っている温泉旅館でした。
(三昧・2009年1月)


 

那珂川の土手沿いにある鄙びた一軒宿です。周囲は荒涼と広がる田畑で、訪問時が真冬だったせいか随分と侘しく感じました。ところが一歩館内に入ると侘しい雰囲気は一転、古びた玄関脇の狭い居間にはギッシリと子供達がいて、ワーワーキャーキャーと大騒ぎ。どうやらお正月でお孫さん達が集まっていた様子。

浴室は一つのみで、グループか同性同士の貸切になるみたい。お宿同様年季の入った5人サイズの横長浴槽がひとつあり、細い湯口管より加温された無色透明湯が流し込まれ、贅沢にも掛け流し利用となっています。そっと浸かるとニュルニュルトロントロンとした湯触り。この湯はウケが良さそう。投入量があまり多くないので湯汚れが出やすいタイプと思いますが、訪問時はとても綺麗で、気持ちよく利用する事ができました。浴室の窓の外には古い桜の木があったので、シーズンになれば満開の花見湯が楽しめるのかもしれません。
(まぐぞー・2009年1月)

▼最初は蓋がされています/浸かった状態

▼湯口/ビビリの那珂川わんこ

那珂川温泉旅館 データ

2019年10月に発生した台風19号で被害を受け廃業を決められたようです。
栃木県那珂川町小川1679-2
立寄り時間要問合せ
500円
訪問:2009年1月

那珂川温泉旅館 温泉分析概要

那珂川温泉開発源泉 単純温泉 28.9℃ pH=? 21.7L/min(自然湧出) 溶存物質計=333mg Na=84.0mg(96.56mv%) K=3.1 Ca=0.3 Al=0.4 F=2.2 Cl=3.3 SO4=35.4(20.05) HCO3=79.5(35.23) CO3=42.8(38.75) BO2=0.5 H2SiO3=81.5 (S62.1.19)※加温あり