出雲湯村温泉 元湯 漆仁の湯

湯村温泉の公衆浴場です。オープン前に出かけて他のお客さんと一緒に中で待たせていただきました。受付前の待ち合わせスペースの壁に分析書を掲示。待っていると10分前頃に掃除などが終了したようで「はいどうぞ」とのお声。

天井が高い空間の内湯浴室は通気良好で快適な環境でした。浴槽は10人サイズの岩風呂です。シャワーカラン等の設備は無いので、汲み湯は源泉が注がれる木升から桶ですくって洗い場として利用します。木升は3か所あるので洗い場は3か所ある、ということでしょう。浴槽への源泉投入は木升からのオーバーフロー湯が湯舟へ流れ込みます。合計で約40-50L/minもの湯量が投入されていまいた。なかなかの投入湯量がありこれは良いですね。お湯は無色透明、ほとんど無味無臭。クセの無い肌に優しいなめらかな感じのお湯です。

内湯のオーバーフロー湯は全量が露天風呂へ流れ込む仕組みです。露天風呂は5人サイズの石造り浴槽です。お湯は全量内湯から流れ込みなので、少しだけ浸かりました。川沿いにあり外気も涼しく心地よい良い入浴ができました。
(三昧・2018年9月)


川沿いの小さな集落内にある共同浴場です。木造の素朴な建物で、目の前には川が流れのどかな里山の景色が広がります。受付前には地域の特産品や手作りの梅干しなども売られていて、立派なシャインマスカットが800円だったので買ってみました。

お風呂は男女別浴室と家族湯もあります。初訪問の今回は男女別浴室を利用してみました。木材をふんだんに使用した秘湯感の漂う浴室には10人サイズ浴槽がひとつ。浴室には掛け湯槽が三つあり、そのうち二つが湧口も兼ねています。これとは別に浴槽の上と浴槽内に管が突き出ていて、こちらからも湯の投入がありました。計4箇所から投入している形になります。

すっきりと綺麗に澄んだ無色透明湯は、ほぼ無味無臭でこれといった特徴はないものの、不思議と肌に染み入る感があり、なんとも心地よいのです。浴槽サイズにして投入量も十分あり、朝一番の訪問だったからか掛け流される湯の鮮度も抜群でした。同浴は湯治のために時々来ているという方でしたが、なんと2時間かけて通ってきているそうです。

露天風呂は川に面していて、どこか懐かしい日本の原風景のような景色を眺めながらの入浴になります。湯は内湯の溢れ出しを再利用したもので、ややぬるめ寄りの適温となっていました。朝一番の訪問だったので内湯に一切の湯汚れがなかったため、露天風呂も再利用湯ながらなかなかの心地よさで楽しむことができました。
(まぐぞー・2018年9月)

▼静かな温泉地です

▼ヤマタノオロチのマンホール

▼受付まわり

▼地域の特産品などが売られています

▼シャインマスカット

▼川に面した休憩スペース

▼足湯もありました

▼川に面していました

▼男性内湯

▼浴槽

▼湯口兼掛け湯槽

▼溢れ出し

▼天井を支える柱

▼男性露天風呂

▼女性内湯

▼別の角度から

▼掛け湯槽

▼女性露天風呂

出雲湯村温泉 元湯 漆仁の湯 簡易データ

島根県雲南市木次町湯村1336
10時~21時30分(受付21時)
400円
訪問:2018年10月

出雲湯村温泉 元湯 漆仁の湯 温泉分析概要

湯村温泉 アルカリ性単純温泉 42.6℃ 溶存物質計=0.46mg Na=100.2mg K=2.7 Mg=0.5 Ca=17.7 Sr=0.2 F=2.4 Cl=162.8 I=0.1 SO4=55.8 HCO3=26.9 CO3=10.2 H2SiO3=56.2 HBO2=2.7 CO2=0.1 ※温泉利用状況=確認できず