この施設は2016年8月16日をもって閉館しました。2017年夏より大江戸温泉物語としてリニュアルオープンしました。このページの情報は旧施設のものです。
別府温泉 別府ホテル清風 2016年3月
天気のいい午後、別府湾を一望できる露天風呂に浸かりたく立ち寄る。再訪でしたが、前回浸かれなかった内湯岩風呂も今回は利用できました。
露天風呂からは青空の中、海を眺めながらの湯浴みを楽しめて満足度の高い立ち寄りでした。浴槽や湯使い(前回の感想参照)は変わらず、42℃ほどの適温、つるつる感ある温泉臭のする湯を眺望とともに堪しました。湯使いどうのより、清風さんのこの露天風呂からの眺めがなかなかお気に入りです。
次に内湯の「岩風呂」です。もうひとつの内湯「豊後の湯」とは時間や日によって男女入れ替え制なので、立ち寄りではタイミングが良いと両方利用できます。宿泊すればもちろん利用できますが。浴室内は熱気がこもらない構造でとても快適空間、15人サイズのタイル張り岩風呂が浴室内にドンとあります。こちらは露天風呂とは利用源泉が異なります。浴槽中央には天井に通じる支柱がこれまたドンとあります。お湯はやや緑がかった透明湯、つるつるとした浴感がします。岩組湯口には源泉名の「実篤の湯 源泉」と表示されていました。そこよりけっこうな湯量が浴槽投入されており、湯船の溢れ出しポイントより排水溝へ流れ込んでいます。湯の鮮度がよく、適温の42℃、オーバーフローも浴槽の多数箇所より確認できます。心地よく湯使いの確認等はどうでもよくなり、循環等の詳細は不明。次回、時間が合うならば再訪したいお宿です。
(三昧・2016年3月)
大型ホテルの立ち並ぶ北浜地区の中でも特に大きな「ホテル清風」です。ここは立ち寄りでも丁寧な対応をしていただけ、館内で出会うスタッフも愛想よく、とても感じのいい所です。
前回の訪問は約12年前の温泉まつり無料開放デーでした。その時は、なるべく多くの施設に立ち寄りたいがために混雑する浴場で慌ただしい入浴となってしまいました。今回はゆっくり温泉を楽しもうと立ち寄り開始時間直後に訪問、おかげで全ての浴場で無人の貸し切り状態を満喫する事ができました。
館内には男女入れ替えの大浴場「豊後の湯」「岩風呂」、家族風呂、男女別屋上露天風呂があり、そのすべてが離れているので着替えての移動となります。受付後まずは前回入り損ねた屋上露天風呂へ向かいました。目の前に青い海と空がドーンと広がる好立地の露天風呂で7~8人サイズの長方形。ただし女湯は目隠しのためか、浴槽内からは立ち上がらないと海が見えません。ほんのり黄色づいても見える無色透明湯は粉っぽい温泉臭のするもので、弱いつるつる感があります。浴槽内で弱く循環もされています。ただこれは浴槽内の温度を均一に保つためと判断。湯使い的にはほぼ掛け流し寄りの半循環でしょうか。
続いて館内の内湯へ向かいました。館内には男女入れ替え制の大浴場が二つあり、訪問時は前回と同様、女湯が「豊後の湯」となっていました。この「豊後の湯」が、まるでプールのようにとにかく広いんです。30人は入られそうなメイン浴槽、ジャグジー浴槽、小さな露天の桧風呂(眺めは無し)、打たせ湯、サウナなど、ちょっとした日帰り温泉センターかと見間違う程の充実ぶりです。前回訪問時は浴場全体にカルキ臭が漂っていましたが今回はありません。ただやはり十年以上の月日が流れたとあって、全体的に老朽化を感じます。また、露天風呂には湯が無く、使われていない印象でした。肝心の湯は弱いツルツル感のあるほぼ無色透明湯が半循環利用されています。明るい茶色の粉状沈殿物もチラホラと。これくらいの大きな浴槽となると湯がダレる事がよくあるのですが、まだ湯張り直後もあってか鮮度も良く、なかなかの好印象でした。
(まぐぞー・2016年3月)
▼外観
▼浴場の案内
▼豊後の湯
▼岩風呂
▼男性露天風呂
▼湯口
▼目の前は海が広がります
別府温泉 別府ホテル清風 2008年1月
北浜地区にあり大型ホテルのひとつ「ホテル清風」です。従業員の受付時の対応、浴室での係員の対応などは感じの良いものです。
今回利用したのは内湯「豊後の湯」と階上にある露天風呂です。この他に家族風呂もあるようです。「豊後の湯」は大人数にも対応できる大きな浴室に数種類の浴槽があります。ジャグジー、ジェットバスに打たせ湯などは完全装備です。とにかくメインとなるタイル浴槽は30人以上は入れる造りです。変わった形をしている浴槽に薄い淡緑色透明の湯がなみなみと満たされていて、浴槽縁からは大量のオーバーフローがあります。このような状態は見るだけでも楽しいですね。湯には弱くつるつる浴感があります。浴室の隅には、こじんまりした2-3人サイズのタイル浴槽があります。こちらの小さめ浴槽での入浴が個人的には落ち着く。
階上へと場所を変えて露天風呂へ。内湯とは利用源泉が違うようだ。浴槽は木枠の8人サイズで横長の造り。外気に触れられて気持ちが良い。露天風呂の目の前は海一面のロケーション。淡緑色透明、つるつる感。弱重曹味がある43℃の湯。ジャグジーにジェットバスが控えめに作動中である。湯口には「すみゑの湯源泉」との表示がある。口に含むと重曹甘味があり、源泉の素性は良いものであった。
(三昧・2008年1月)
▼男性露天風呂2008年はジャグジー稼働でした
2016年3月訪問時は浴場内撮影禁止となっていました。岩風呂と男性露天風呂は他にお客さんがいない事を条件に撮らせていただきました。豊後の湯は2008年のものです。
この施設は2016年8月16日をもって閉館しました。2017年夏より大江戸温泉物語としてリニュアルオープンしました。このページの情報は旧施設のものです。
別府温泉 別府ホテル清風 簡易データ
大分県別府市北浜2丁目12-21
14時~18時→15時~19時
500円
訪問:2004年4月・2008年1月・2016年3月
別府温泉 別府ホテル清風 温泉分析概要
(露天風呂)すみゑの湯 ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉 50.2℃ pH=7.5 溶存物質計=1343mg Li=1.0mg Na=187.6(48.69mv%) K=13.5 NH4=0.2 Mg=56.5(27.74) Ca=68.1(20.29) Sr=0.1 Al=0.2 Mn=0.3 Fe2=0.6 Cl=196.5(34.71) Br=0.6 SO4=36.9 NO3=0.3 HPO4=0.9 HCO3=587.0(60.28) H2SiO3=188.5 HBO2=4.5 CO2=48.4 (H27.2.7) ※温泉利用状況=循環あり、一部に塩素使用あり
(岩風呂)実篤の湯(2) ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 48.9℃ pH=7.4 溶存物質計=1032mg Li=0.7mg Na=138.6(47.85mv%) K=19.7 Mg=42.6(27.82) Ca=49.3(19.53) Cl=147.9(33.73) SO4=18.7 HCO3=476.0(63.07) Br=0.6 H2SiO3=138.2 CO2=99.0 H2S=0.4 (H16.9.14) ※温泉利用状況=掲示見当たらず
【以前の分析】
(露天風呂)すみゑの湯 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 55.1℃ pH=8.0 溶存物質計=2114mg Li=1.3mg Na=520.6mg(77.75mg) K=51.7 Mg=17.9 Ca=78.1 Cl=603.9(60.05) SO4=38.8 HCO3=640.7(37.01) CO3=27.0 Br=2.1 H2SiO3=131.5 CO2=88.0 H2S=0.4 (H16.9.14) ※循環あり・塩素使用あり
(豊後の湯)実篤の湯(2)ナトリウム-炭酸水素・塩化物泉 48.9℃ pH=7.4 溶存物質計=1032mg Li=0.7mg Na=138.6(47.85mv%) K=19.7 Mg=42.6(27.82) Ca=49.3(19.53) Cl=147.9(33.73) SO4=18.7 HCO3=476.0(63.07) Br=0.6 H2SiO3=138.2 CO2=99.0 H2S=0.4 (H16.9.14)