みことピア ほのぼの温泉館 2018年10月
JR庄内駅からほど近いところにある公共の日帰り温泉施設です。R210を走行中に施設を目にしてそのまま立ち寄りしてみました。平日の昼下がりでお客さんも疎らな状況での訪問です。
市外者入浴料を支払って浴場へ。脱衣所壁にはちょっとした手書きの案内が掲示されていました。要約すると、当施設のお湯は熱いお湯を好むお客さんが多いですので、やたら加水してぬるくして熱湯好きの迷惑にならないように、ということか。まぁ、好みの湯温はそれぞれなので日本全国の浴場の難しい問題ですね。
さて、浴場に入ります。当施設は内湯と露天風呂を備えています。内湯ですが広めな浴室空間、高めの天井、端に浴槽、壁沿いに洗い場が配置されていました。浴槽はタイル造りの10人サイズほどです。浴槽内ではお湯が触れる箇所や通り道ではタイル本来の色ではない温泉成分付着による変色が見られます。湯舟を満たしているお湯は見ため無色透明です。浴感は弱いツルツルがあり、若干の温泉臭がする。お湯は投入湯の全量が湯舟縁の切込みよりオーバーフローして掛け流されています。このオーバーフロー湯はそのまま露天風呂の浴槽内へとそのまま流れていると推測します。
浴槽湯は掲示の案内通り熱いの一言に尽きる。体感で約45℃は超えていると思われ、なのですぐにはお湯に浸かることができません。掛け湯で熱さに身体をならしてから静かに湯に浸かった。
続いて露天風呂へ移動する。浴槽は限られたスペースに造られており、建物や目隠しの竹塀で囲まれていて眺望云々などは一切ない。浴槽は内湯と同素材のタイル造りで3人サイズ。石湯口から適量のお湯投入がある。さらには先に述べた内湯からのオーバーフロー湯の合流もありました。湯舟縁の切り込みからオーバーフローある掛け流し。排湯口までの湯道は成分付着により黒光りしているようにも見えました。
（三昧・2018年10月)
▼外観
▼玄関
▼掲示
▼男性内湯浴室
▼男性内湯浴槽
▼男性露天風呂
みことピア ほのぼの温泉館 2006年4月
田園広がる長閑な地、庄内駅すぐ近くにある温泉施設です。「みことピア」という複合施設内にある比較的新しい温泉のようです。訪問時は平日の昼間、駅から5分ほどの道のりは、観光客は勿論、地元の方の姿も見えません。
到着した庄内温泉は、一見、役場か公民館にも見えるしっかりとした建物で、鄙びや風情ではありません。男女別大浴場には内湯と露天風呂とがあり、内湯は8人、露天風呂は3人サイズ、どちらも石縁＋タイルばりとなっていました。また、女湯の露天風呂はグルリと塀に囲まれ周囲の景色は見えません。
肝心の湯ですが、熱めの無色透明（仄かな何かしらの色付きにも見えますが・・）弱トロミ＋弱スベ浴感の湯が優しい温泉臭を漂わせながらの掛け流しです。内湯は熱め、露天風呂は適温となっていました。突出した特徴はないものの、毎日のお風呂に良い感じです。湯浴み中は終始貸しきり状態で、「嬉しい」を通り越し寂しいくらいでした。夕方には御近所さんで賑わうのかも。
（まぐぞー・2006年4月)
▼外観
▼花が綺麗でした
▼女性内湯浴室
▼女性内湯浴槽
▼女性露天風呂
みことピア ほのぼの温泉館 データ
大分県由布市庄内町庄内原355-1
→Googleマップでみる
097-582-2864
11時～22時(10月～3月～21時)
第2水曜日休み
300円→310円
訪問:2006年4月・2018年10月
みことピア ほのぼの温泉館 温泉分析
庄内駅前ほのぼの温泉2号泉 単純温泉 50.6℃ （掘削800m・動力） pH=8.0 溶存物質計=0.529g Na=83.2mg(84.98mv%) K=16.9 Mg=0.8 Ca=2.9 F=1.3 Cl=30.4(20.00) Br=0.1 SO4=81.6(39.53) HPO4=0.3 HCO3=101.0(38.60) H2SiO3=209.0 HBO2=1.2 HAsO2=0.9 CO2=8.4 (H27.4.15) ※温泉利用状況=「掛け流し」との案内はある
以前の分析
ナトリウム－塩化物泉・硫酸塩泉 48.3℃ pH=? 50L/min（動力） Li=0.2mg Na=420.0(79.23mv%) K=67.9 NH4=0.4 Mg=7.1 Ca=48.2 F=0.7 Cl=1409(50.66) Br=1.2 SO4=397.0(36.30) HPO4=0.1 HCO3=173.0 CO3=2.1 HAsO2=0.6 HBO2=0.7 H2SiO3=160.4 CO2=1.9 (H7.12.1) ※温泉利用状況=全て該当なし
