神丘温泉(廃業)

神丘温泉は廃業しました。

神丘温泉 2005年3月

駄菓子屋さんに併設という風変わりな共同浴場です。お店のおじさんに風呂に入りたいと申し出ます。駄菓子のお店の中に、共同浴場への扉がありどんどこ進んで行きます。扉を開けると廊下になっていて目の前が女性浴室、男性用は右手に数歩いったとこにあります。廊下に脱衣篭と足拭きマットが設置してあり、どうやら廊下自体が脱衣所になっているようでした。

20時頃に訪問したせいか浴室は電気が灯いているものの薄暗いです。先客はおらず終始にわたり貸し切り状態。浴室はコンクリ製。浴槽は2.5×2.5m、正方形の木造り浴槽があるのみです。他の設備はなんもありません。浴槽には無色透明の激熱湯がたっぷりと満たされています。湯は浴槽底より直接に湯舟に注入されていて新鮮そのもの。湯浴み以外になにもする事がない空間がたまらなく気に入る。浴槽の激熱湯は45℃はある。さっと、湯に静かに浸かり動かずじっと。浴後はポカポカ感が持続する。浴室壁に掲示されていた効能にあった「原爆症」が印象的だった。
(三昧・2005年3月)


再訪しました。前回と比べ物にならない程激熱でした。先客の御夫人も「今日はとても熱い」と仰っていました。どれ程熱いかというと、入るのは勿論熱いのですが、中では少しも動けず、なんといっても出る時が「痛い」のです。その熱さの所為か、浸かる人も少なかったらしく、お湯は無色透明、新鮮そのもの。前回同様、ツルツルで、香ばしい温泉臭も漂います。数有る別府の湯でも、ここの湯は大変好みです。また再訪したい。
(まぐぞー・2005年3月)

▼外観

▼玄関

▼駄菓子屋さんの奥に浴室があります

▼女性浴槽ですが・・湯気が凄い

▼湯気が・・・

 

神丘温泉 2004年3月

雑然とした駄菓子、雑貨屋さんの奥にある不思議な浴場です。入口に看板がなければ知らずに通り過ぎてしまうかもしれません。その看板すら錆で見にくくなっています。雑貨屋さんに入ると看板娘のお婆ちゃんがひとり。料金を払おうとすると、お婆ちゃんの手がゆっくりと伸び、お金到達まであと数センチという所まで来たところで、横から突然別の手が伸び、素早くお金を受け取られてしまいました。見ると、どうやらお婆ちゃんの息子(といってもオジサン)らしき人物です。お婆ちゃんはちょっとバツが悪そうに苦笑い。

さて浴室ですが、男女別に木造の内湯がひとつのみ。薄暗い室内には壁に大きく「原爆症」との効能が掲げられています。訪問時は夕方とあってか、マイお風呂セットを持参した御近所さんが数名。けれど、誰も会話する事もなく、黙々と体を流しています。なんとも不思議な光景でした。湯はやや熱めの無色透明、ほんのりと「しじみ汁」のような濁りがありました。とてもツルツルする湯で、浴槽の底までもツルツル。何度も転びそうになってしまった。説明書きには「自然湧出温泉」と書かれていました。

実はこの神丘温泉、今回入浴した男女別浴室の他に、奥には混浴の泥湯もあるそう。が、私はこのテの泥炭湯は苦手で興味なし。好きな方はお試しあれ。
(まぐぞー・2004年3月)

神丘温泉は廃業しました。

神丘温泉 簡易データ

大分県別府市鶴見区小倉
6時~21時
※泥湯は休止中
50円→100円
訪問:2004年3月・2005年3月

単純温泉(浴室内に効能・泉質のみ掲示)