別府温泉 悠彩の宿望海

望海には久しく再訪しました。受付して初めに7階の露天風呂へ向かう。露天風呂は以前にも浸かったことがある。エレベーターでは6階まで、そこから7階へは階段を利用することとなる。変わらずに解放感のある露天風呂で、好天の今回は別府湾の眺めが素晴らしい。浴槽からはオーバーフローが確認できるようになっていたのと、当日はカルキ臭を感じず。ただ湯口よりの投入量とオーバーフロー量とが合わないので半循環の湯使いか?

次に内湯へ移動する。前回は立ち寄り時間外だったということで内湯は利用できずでした。念願かなってようやく浸かることとなった。広め浴室に一方向がガラス張りの空間。ガラス窓向こうには砂浜や海が望めてなかなか素晴らしい。浴室の向正面の壁にはタイル絵がありこれも素晴らしい。「山は富士・海は瀬戸内・湯は別府」の文字、鉄輪の湯けむり、広い海がタイル絵になっている。

浴室中央に20人サイズのタイル張り浴槽を配置する造り。湯船縁は御影石造りだ。湯口より体感42℃の湯を約30-35L/minほど浴槽へ流し込んでいる。お湯は無色透明でつるつるキシキシが混在するものだ。温泉臭も感じられ、訪問時間が良かったせいか鮮度も抜群であった。望海では露天風呂の湯より断然こちらの内湯の湯が勝っている。完全な掛け流しで気に入った。
(三昧・2016年3月)


数年ぶりに再訪した北浜地区にある大型観光ホテル「望海」です。その名の通り海を間近に望む事ができます。これまでの訪問時は「内湯が清掃中」という事で露天風呂のみの利用でした。今回は事前に電話で「立ち寄りで内湯は何時から利用できますか?」と伺ってからの訪問です。チェックイン時間以降は宿泊客で賑わいそうな館内も、お昼では立ち寄り客もなく静かなものでした。

まずは前回も利用した露天風呂へと向かいました。露天風呂はエレベーターで6階まで行き、さらに階段を上った先にあります。海岸に面した高い位置にあるので眺望は抜群です。ただ数年前はもう少し開放的だったような気がするのですが、今回は女性側に限っては塀に囲われ外の景色が見えにくくなっていました。露天風呂には5人サイズ浴槽がひとつあり、やや熱めのつるつるとした湯が吸い込み稼働の半循環利用されています。半循環とはいえ塩素臭はなく溢れ出しもまずまずで悪い印象はありません。随分以前はもっと派手に循環利用していた記憶があるので、昨今の掛け流しブームに乗り湯使いを工夫されているんだと思います。

お次は今回お目当てだった望海の内湯へと向かいます。てっきり立ち寄り不可かと思っていたのですが、時間帯によって立ち寄り入浴できたという記事をみつけ、ダメもとで事前連絡してみました。内湯は二階にありますが窓の外は海岸という好ロケーションに位置しています。浴室には12~3人サイズの浴槽がひとつあり、湯口で熱い源泉と水を同時投入、浴槽内でぬるめ寄り適温の掛け流しとなっています。ほぼ無臭の湯は加水ながらツルツル感が明瞭で、まだはりたてなのか鮮度も申し分なく、いつまでも浸かっていたい優しく心地よい湯です。望海はアメニティも一通り揃い、これが500円で楽しめてしまうのは、さすが別府だなぁと思いました。
(まぐぞー・2016年3月)

2019年4月の訪問時は「内湯の立ち寄り入浴は行っていません、屋上露天風呂のみです」とのことでした。ここ数年の温泉系ブログの望海立ち寄り記事を見ても、やはり「内湯に入った」と人は見当たらなくなったので、完全に屋上露天風呂のみの立ち寄り開放となったのかもしれません。

▼望海 外観

▼望海 男性露天風呂

▼望海 女性露天風呂

▼溢れ出し

▼内湯「さざなみの湯」

▼浴槽

▼湯口

▼このタイル画がよいです

▼鉄輪のゆけむりと富士山

▼文字もタイル

▼内湯から海がよく見えます

▼望海内湯「なごみの湯」

▼浴槽

▼湯口

▼溢れ出し

別府温泉 悠彩の宿望海 簡易データ

大分県別府市北浜3-8-7
0977-22-1241
11時~15時(屋上露天風呂のみ利用可)
500円
訪問:2004年4月・2008年1月・2016年3月・2019年4月

別府温泉 悠彩の宿望海 温泉分析概要

源泉名は撮影漏れ(男湯・大浴場での分析) ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 43.2℃ pH=8.3 溶存物質計=1047mg Na=242.5mg(87.49mv%) K=34.2 Mg=1.8 Ca=9.9 Cl=108.6(26.18) SO4=87.1 HCO3=367.2(51.50) CO3=24.1 H2SiO3=165.5 HBO2=6.5 CO2=84.7 As=0.3 (2005.2.23)

源泉名は撮影漏れ(源泉での分析) ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 55.8℃ pH=8.3 溶存物質計=1161mg Li=0.7mg Na=238.0(86.68mv%) K=40.9 Mg=1.9 Ca=5.2 Mn=0.3 Fe2=0.3 Cl=124.0(25.72) SO4=115.0 HCO3=408.0(49.16) CO3=31.0 HAsO2=0.6 HBO2=2.3 H2SiO3=192.4 CO2=3.3 (H16.1.14) ※温泉利用状況=加水あり(源泉率およそ90%)