少し古いですが2012年版「新潟温泉大図鑑」という本に掲載してあったのを思い出し立ち寄った「湯沢スキーハウス」です。本業はスキーレンタルと旅館業で冬季はさぞかし賑わうのでしょう。今回、訪れたのは6月のグリーンシーズン、今は賑わいは一段落といったところでしょうか。入浴可否は不明だったので越後湯沢駅から電話確認してから徒歩で出かけてみました。
対応していただいたのは大旦那?でしょうか。「お風呂は二階、入っていってくれ」「今は女湯しか湯が無い」との事。脱衣所で着替えていると、大旦那がご丁寧にタオルとバスタオルを持ってくださった。
小さな浴室は家庭的な雰囲気が漂います。外は暑かったせいもあり少し軽サウナ状態でした。タイル張り2人サイズの浴槽。前面方向よりサラサラとオーバーフローが確認できます。お湯は無色で極薄濁り、弱温泉臭。訪問時は少量投入ながら掛け流されており、湯口バルブの調整により投入量の加減が可能のようです。一時的にバルブ全開にしてみると、赤茶・茶・こげ茶色の湯華が投入湯と紛れて浴槽へ流れ込んでいました。男湯は女湯とは趣が異なるようなので、いつか再訪したいですね。
(三昧・2017年6月)
谷川岳登山の後に立ち寄った越後湯沢温泉街のお宿です。二日かけて谷川岳主脈を縦走した後だったので一刻も早くお風呂に入りたく、駅併設の日帰り温泉施設でもいいかな?とも思ったのですが、せっかくなので新規開拓してみる事にしました。こちらのお宿は「新潟温泉大図鑑」に日帰り可と記されていた数少ない小規模系のお宿です。宿泊の他にボードやスキーのレンタルもしているようで、メインは冬期なのかと思いきや夏場も週末を中心に登山客などでも賑わうようですね。訪問時は入浴の可否がわからなかったので事前連絡した後うかがいました。
館内には男女別に内湯がひとつづつですが訪問時の男湯は湯払い中で、女湯を貸し切り利用させていただきました。こぢんまりとした浴室には詰めて2人サイズの長方形タイル浴槽がひとつあります。湯口よりほんのりと温泉臭香る熱めの無色透明湯湯を静かに掛け流し、そっと浸かるとザバーっと溢れ勿体ない気分になってしまいます。なにより二日間の山歩きの後の温泉という事で、その気持ちよさは格別なものがありました。越後湯沢というと大型旅館のイメージが強いんですが、小さい浴槽にたっぷりと湯を掛け流す温泉マニアにたまらない宿もあったんですね。
(まぐぞー・2017年6月)
▼今回利用した女性浴室
▼浴槽
▼湯口
越後湯沢温泉 湯沢スキーハウス 簡易データ
新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢498‐1
025-784-2455
立ち寄り時間など要問合せ
訪問:2017年6月
越後湯沢温泉 湯沢スキーハウス 温泉分析概要
第1配湯所(東映源泉、滝の湯2号源泉、熊野3号源泉)単純温泉 57.9℃ pH=8.1 890L/min(動力) 溶存物質計=929.1mg Li=0.4mg Na=224.1(67.94mv%) K=4.4 NH4=0.2 Mg=0.1 Ca=88.1(30.66) Sr=0.6 F=0.9 Cl=442.8(85.72) Br=1.9 I=0.9 S2O3=0.4 SO4=79.5 HCO3=19.3 CO2=0.2 H2SiO3=47.6 HBO2=17.2 HAsO2=0.5 CO2=0.3 As=0.3 (H25.7.17) ※温泉利用状況=全ての項目で該当なし