赤倉温泉 ホテル金甚

登山後の汗流しに立ち寄る。少し昭和の雰囲気を想わせる館内の印象。パンフの浴槽写真を見た際、花のような形の浴槽を気に入りお宿へ向かう。休前日の泊り客がお着きになる前だったようで、「今ならどうぞ」とご主人?浴室は二階へ階段で移動、男女別の内湯がそれぞれに一つずつあります。

男湯は二方向が曇りガラス、梅の花のような石造り浴槽は4-5人サイズの広さがあります。浴室に入った途端にタマゴ噴気臭?が鼻をつきます。浴槽中央には陶器製の湯口があります。源泉温度が少し高いので源泉を全量投入(約12L/min)では少し熱いようで、半分程度は塩ビ管にて捨てられています。湯は無色透明。ほんわりとしたタマゴ噴気臭がします。湯温は体感で43.5℃ほどを小細工なしの掛け流し。とても気に入った湯使いで、今まで赤倉温泉には訪問したことが無かったので、これを機会に周辺の温泉にも行ってみよう。
(三昧・2016年9月)


埼玉からは微妙に遠く、これまで未湯だった赤倉温泉ですが、火打山登山を絡めて初めて訪問する事ができました。スキー場がある温泉街はスノーシーズンメインのような雰囲気でしたが、すぐ近くには人気の百名山二座の登山口があり、温泉も魅力的で季節を問わず楽しめる場所と思いました。

今回立ち寄りでお邪魔したお宿は「ホテル金甚」です。こぢんまりとした家族経営の、やや年季の入った昭和の雰囲気が残るお宿で、館内は清潔に保たれ明るい印象です。館内には造りの違う内湯が二つあり、一つが花の形をした浴槽、もうひとつがヨットの帆の形をした浴槽で、男女入れ替え制かは不明です。訪問時は帆側が女性用となっていました。

外光がよく射し込む明るい浴室は、シンプルで一見すると共同浴場のようです。浴室には件の帆の形をした4人サイズ浴槽がひとつあり、無色透明の湯が滔々と掛け流されています。湯口から熱めの源泉を投入しているのですが、温度調整のためその半分ほどがホースにて捨てられています。勿体無いような贅沢な湯使いです。優しい温泉臭香る湯は熱め寄りの適温、湯汚れの一切無い美しさで、肌に染み入るような心地よさがあり、いつまでも入っていたい去りがたい湯でした。初めて訪問した赤倉温泉ですが、こちらの湯はとても気に入りました。
(まぐぞー・2016年9月)

▼掲示

▼男性浴室

▼男性浴槽

▼源泉の半分は捨てられています

▼女性浴室

▼浴槽

赤倉温泉 ホテル金甚 簡易データ

新潟県妙高市赤倉18
0255-87-3131
立ち寄り時間要問い合わせ
500円
訪問:2016年9月

赤倉温泉 ホテル金甚 温泉分析概要

北地獄谷 カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩泉・炭酸水素塩泉 50.2℃ pH=6.6 溶存物質計=1262mg Na=79.0mg(24.02mv%) K=23.6 NH4=3.9 Mg=43.0(24.72) Ca=129.4(45.11) Sr=0.5 Mn=1.3 Cl=48.4 Br=0.2 SO4=327.3(48.64) H2PO4=0.4 HCO3=354.7(41.50) CO3=0.2 H2SiO3=243.1 HBO2=6.7 CO2=59.4 (H27.7.21) ※温泉利用状況=全ての項目において該当なし