燕温泉街?の一番手前右手に位置する温泉宿です。「玄関内に日帰り入浴できます」の看板があるので気軽に立ち寄れます。当日は妙高山への登山終了後の汗流しで立ち寄りました。男性400円・女性500円の日帰り入浴料金設定となっています。要は男性側には露天風呂が無し、女性側にはある、との事である。
少し湯気こもりの浴室空間、ガラスサッシ窓が閉められている。浴室中央部分に7-8人サイズ、丸タイル張りで湯船フチは石造りの浴槽が配置されています。やや青みがかったようにも見える微白にごりの湯が満たされている。焦げタマゴ臭にすべすべキシキシとした浴感がある。消しゴムかす状態の湯華が浴槽内に多数浮き沈みしている。湯口はパッと見た印象として中途半端な感じに思える。おそらく以前は何かのオブジェ?があったと思われ、現在ではそれが壊れて修理せずそのままきている状態かも知れない。湯口44.8℃、浴槽で42.9℃の湯温で適温入浴が楽しめた。
(三昧・2017年9月)
山の中に数軒のお宿で構成された小さな燕温泉の中の一軒です。温泉街入口に一番近くバス停のすぐ目の前に位置しています。建物はだいぶ年季が入った印象ですが、温泉はなかなか良いものでした。
女性浴室には内湯と露天風呂がありますが、男性側には内湯しかありません。よって料金は女性が100円高い設定になっています。脱衣所を抜けると先ずは内湯です。思った以上に広さのある浴室で、中央に10人サイズの長方形浴槽がひとつあり、湯口からじゅうぶんな量の湯を投入、四方からどんどんと溢れ出す掛け流しとなっています。焦げタマゴ臭のする薄白濁の湯はやや熱めで鮮度も申し分なく、浸かるとジーンと肌に染み入る心地よさがあります。
続く露天風呂は目の前に周囲の木々を見渡せる立地で、6~7人サイズの長方形浴槽がひとつあります。湯口は二つあり、ひとつがやや熱め、もうひとつが適温湯の投入となっています。浴槽内で適温の薄白濁湯は大小の白湯花が無数に漂うもので、タマゴ臭が心地よく香ります。内湯に比べやや鮮度は劣るものの湯が適温なのでじっくり浸かるならコチラが良いです。目にも美しい白濁といい、湯面に立ちのぼる焦げタマゴ臭といい、誰もがイメージする温泉らしい湯だと思います。
(まぐぞー・2017年9月)
▼外観
▼掲示(2017年9月の掲示です)
▼受付まわり
▼手作りかな?愛嬌ある飾り
▼掲示
▼男性浴室
▼湯口
▼女性露天風呂
▼湯口はふたつ
燕温泉 ホテル花文 簡易データ
新潟県妙高市燕温泉
0255-82-3136
11時~20時
男性400円→500円・女性500円→600円
訪問:2017年9月
燕温泉 ホテル花文 温泉分析概要
燕温泉(集合升) 含硫黄-カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉 44.8℃ 758L/min(自然湧出) pH=6.4 溶存物質計=1378mg Li=0.3mg Na=120(33mv%) K=13 NH4=1.6 Mg=41(22) Ca=130(41) Sr==0.5 Al-0.2 Mn=1.6 Cl=130(22) Br=0.3 I-0.1 SO4=230(29) H2PO4=0.1 HCO3=490(49) H2SiO3=210 HBO2=8.6 CO2=200 H2S=2.2 (H17.8.4) ※温泉利用状況=加水・加温なしで掛け流しとの案内あり