越後田中温泉 しなの荘

越後田中温泉 しなの荘 2014年6月

以前に一度行ったきりでその後リニュアルしたという情報でしたが、タイミングよく訪問の機会に恵まれました。「しなの荘」は越後田中温泉の一軒宿です。名前の由来は信濃川湖畔にあるからか?立ち寄りは8時-20時と玄関に案内看板があって長い時間受け入れています。正直なところ一度来ているにもかかわらず、どんな浴室だったか、どんな湯だったか記憶が無く、初訪問の感覚で浴室へ向かいました。

浴室へはちょうど朝陽が差し込んでいて角度によっては眩しいほど。7-8人サイズのタイル造り浴槽が内湯、見るも緑茶のような湯色をしているお湯が満たされています。湯口にて弱タマゴ臭、重曹味を感じる。湯口41.9℃、浴槽では39.5℃と温めな温度設定です。湯に浸かり身体を擦り擦りすると、心地よいニュルニュル感がある。

内湯続きの半露天風呂も楽しめます。目の前には小池があり鯉やアメンボがいた。石板張りの詰めて3人サイズ浴槽、端からオーバーフローが確認できます。内湯と同じ湯なので、どんなだかは改めては書かず。季節により変動があるのかも知れないですが、訪問時期は全体的に温めなのでお年寄りや、長湯に向いているお湯です。
(三昧・2014年6月)


 

数年ぶりに再訪した「しなの荘」です。今回は新緑の季節に訪問しましたが、緑溢れる信濃川河畔は前回の雪景色とはまた違う良さがありました。そんな「しなの荘」ですが、この数年間でどうやら大改装を行ったようです。以前のどこか田舎っぽさもあるアットホームなお宿から、黒を基調とした高級そうな和民芸に大変身していました。それにともなってか、立ち寄り料金も値上げとなっていました。

館内の様子も髄分と変わりましたが、浴室は特に変化ないように感じました。6人サイズの四角い内湯には薄こげ茶色のニュルスベ湯が溢れ、露天風呂へと流れ込んでいます。その露天風呂は3人サイズで、内湯からの流れ込み+源泉かと思われる少量の加熱湯を投入といった湯使いです。訪問時は露天風呂で泡付きも多く、甘いような優しい温泉臭が漂い、内湯よりもコチラの方が良い印象でした。前回訪問時は雪で見えなかったのですが、露天風呂の前には池があり、鯉もいたようです。(鯉は男湯側に集合して、女湯側には一匹もいなかった)
(まぐぞー・2014年6月)

▼しなの荘 外観

▼玄関

▼落ち着いた雰囲気に改装

▼休憩スペースもあります

▼男性内湯

▼内湯湯口

▼男性露天風呂

▼露天風呂 湯口

▼浴槽から

▼女性内湯

▼浴槽

▼女性露天風呂

越後田中温泉 しなの荘 2005年1月

津南町の国道を通過中に案内看板を見つけたので立ち寄ってみました。除雪した雪が2-3mも道路の両脇に積み上げられていて圧巻。そんな中を進んだ行き止まりにお宿はありました。

浴室前の待合所前の通路に分析書があったので確認してから浴室へ向かいます。訪問時は高校生のスキー大会でもあったのか、合宿なのかはわかりませんが館内は高校生で賑わうも、夕飯時だったので浴室はだれもおらず貸し切り状態でラッキー。ですが、冬場のためか浴室は湯気で充満していて画像がうまく取れなかったのが残念。

浴室には8人ほどが入れる2.5×2.5mの正方形タイル浴槽が一つありました。内湯から扉一つで露天風呂へもそのまま行ける造りです。湯は薄黄白濁り、湯口でタマゴ臭がします。源泉投入量は35L/minほどで充分です。肌にやさしい感触のヌルすべ湯の42℃。源泉温度からして加熱の上の掛け流しなのは間違い無い。露天風呂は内湯の湯口からホースで源泉を引いていて温めの40℃でした。
(三昧・2005年1月)


 

R117号を走っている最中に看板を見つけ、吸い寄せられてしまった。R117号から少し横道に入った先にあるのですが、既に陽も落ちた暗闇の中、道の両側には雪の壁があり、ちょっとした迷路みたいになっていて、お宿は一体どこにあるのやら。諦めて帰ろうとした頃にようやく発見!

辿り着いた「しなの荘」は、信濃川沿いの静かな地に立つ中規模な一軒宿で、駐車場の脇には不動明王の像が勇ましく佇んでいます。もう日も暮れていたので立ち寄りは大丈夫かな?と思いましたが、快く迎え入れていただき早速浴室へと向かいました。アットホームで素朴な印象も受ける館内では、宿泊客の高校生に混じり地元の日帰り客もチラホラと見られます。

男女別の浴室にはそれぞれ内湯と露天風呂があります。内湯は6~7人ほど入られそうな四角いタイル浴槽で、やや薄めのウーロン茶色の適温湯(湯口では無色)が満たされ、少しばかりの細かな湯花も見られます。湯口ではタマゴ臭が香り、口に含むと仄かなタマゴ味、スベスベ+ややニュル浴感が気持ち良い湯です。

続く露天風呂は3人程入られる四角い浴槽で、湯は内湯からの流れ込み。男性側のような内湯湯口からホースによる引き込みは無く、やや鮮度に欠ける濃いウーロン茶色の湯中に、細かなカス状の湯花が大量に浮遊しています。夜だったので景色はいまちい見えませんでしたが、闇に白々と浮かび上がる雪明かりも風情があってなかなか良いもので、露天風呂の縁には誰かが作った小さい雪だるまが並べられ心が和みました。
(まぐぞー・2005年1月)

▼しなの荘 外観

▼敷地内の不動明王

▼素朴な館内

▼浴室前には囲炉裏

▼「ご自由にお飲み下さい」!?

▼女性露天風呂

▼浴槽から(雪だるまが並んでいました)

越後田中温泉 しなの荘 データ

新潟県中魚沼郡津南町上郷上田乙2163
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0257-65-2442
8時30分~21時(受付20時30分)
11時~20時(受付19時30分)
400円→600円
訪問:2005年1月・2014年6月

越後田中温泉 しなの荘 温泉分析

田中温泉2号源泉 アルカリ性単純温泉(Na-HCO3型)35.8℃ pH=8.7 430L/min(掘削動力)溶存物質計=352.8mg Na=75.4mg(92.11mv%) K=4.1 Mg=0.2 Ca=2.1 Al=0.3 Mn=0.04 Fe2=0.7 F=0.2 Cl=17.6(14.16) HS=0.8 SO4=0.8 HPO4=1.4 HCO3=142.2(66.01) CO3=18.6(17.56) H2S=0.02 H2SiO3=88.1 HBO2=0.3 (H15.12.10)