鹿教湯温泉 永井旅館

鹿教湯に立ち寄りしてみました。通り沿いにある小さな温泉旅館といった印象。入浴をお願いすると、「はいどうぞ」と女将さん。「お風呂が良かったら、今度は泊りにきて下さい」との事。

お風呂は男女別内湯をそれぞれに一つずつ備える。男湯は二方向ガラス張りで、おかげで浴室空間全てが明るいものとなっている。浴槽は角タイル張りの4人サイズ。飲泉コップ設置ありの御影石湯口より45.0℃の湯を約10L/minほどを浴槽へ落とこみ、前面方向から投入湯量の全てが溢れ出すのが確認できる。浴槽では42.1℃、湯は無色透明、弱芒硝臭、弱キシキシ浴感。なにより鮮度良好なのが一番に気に入った。浸かり易く特に身体への負担も軽いので湯治に向いているのが納得できる。宿泊も良さそうなお宿だ。
(三昧・2013年8月)


鹿教湯温泉街の入口付近に位置する、昔ながらのこぢんまりとした観光旅館です。玄関をくぐると気さくな女将さんが対応。立ち寄りを伺うと「500円だけどいいかい?」と聞くので「大丈夫ですよ」とこたえると、「500円だよ!?本当にそれでもいいのかい!?」と驚かれてしまいました。おそらく立ち寄り客はほとんど来ないのかな?浴室へ向かうと女将さんが「いい温泉だよ、シャワーも全部温泉だよ」と言います。どうやら温泉にはかなりの自信があるようです。

館内には男女別に内湯がひとつづつ。女性側には四角いタイル浴槽がひとつあり、無色透明の湯が滔々と掛け流されています。浴槽サイズにして充分な投入量があり、溢れ出しも豊富で人が浸かると排水が間に合わず、ちょっとした洪水状態になります。やや熱め寄りの適温湯は、スッキリとした温泉臭が香り、スベキシとした肌触り、湯汚れは一切無く鮮度良好で大変気持ちの良いものです。派手な個性はないものの日に何度でも浸かりたい、最近はこういうシンプルな湯に強く惹かれます。
(まぐぞー・2013年8月)

▼外観

▼男性浴室

▼湯口

▼溢れ出し

▼女性浴室

▼湯口

▼溢れ出し

鹿教湯温泉 永井旅館 簡易データ

長野県上田市西内1262
0268-44-2704
500円→立ち寄り不可になりました
訪問:2013年8月

鹿教湯温泉 永井旅館 温泉分析概要

鹿教湯温泉混合泉(2号・3号・4号・5号・6号) 単純温泉 47.1℃ pH=8.1 溶存物質計=542.2mg Na=86.4mg K=1.9 Mg=1.1 Ca=69.8 Sr=0.5 F=0.9 Cl=53.7 SO4=251.6 HCO3=33.0 CO3=0.6 H2SiO3=41.5 HBO2=1.1 CO2=5.6 (H14.11.22) ※温泉利用状況=全ての項目において該当なし