乗鞍温泉のゲストハウス・雷鳥です。宿の第一印象としては廃業?した温泉宿を買い取り、現在のゲストハウススタイルで開業したような印象を受けます。後で調べてみると、やはりゲストハウスだったようです。若主人が出ていらして立ち寄り対応してくださいました。
当日は男湯のみに湯張りしているとの事、女湯は湯張りしていなく男湯を貸切で使ってくださいとの事でした。館内は使い込まれた古めかしい昔ながらの温泉宿という感じです。脱衣所にはS46年の古い簡易な分析書が掲げられていました。
浴室のドアを開けると、リニュアルしたてなのかとてもキレイな浴室で驚きました。ヒノキ造りの浴室で暖かみのある空間です。空間にヒノキ臭が漂っています。浴槽は4人サイズ、湯船フチは木造で湯船本体はコンクリ?のような造り。薄っすらと黄白にごり、タマゴガス臭が強いです。ヒノキ湯口で43.0℃、浴槽にて40.6℃の湯温調整です。キレイなヒノキ風呂に加え、湯のコンディションもよくとても気に入りました。オーバーフローは湯船フチの切り込みより確認できました。料金的にも気軽に白濁硫化水素泉が楽しめる施設でしょう。お勧めできます。
さらには露天風呂もありましたが冬季でぬるいというご主人、なので写真撮影のみさせていただき撤収しました。時期を変えて露天風呂は挑戦したいと思いました。
(三昧・2015年12月)
乗鞍高原の中に幾つか点在するお宿のひとつで、素朴な山の宿といった所です。立ち寄り可能かどうか前情報がひとつもない中で、名前が気に入り行ってみました。最初に訪問してみると不在、諦めきれず少し経ってまた訪問。するとお感じのいい若主人らしき方がいらして立ち寄り入浴を快く受け付けていただけました。しかも「男性浴室を貸し切りでどうぞ」とありがたいお言葉。更に「ぬるいですが露天風呂もありますから、ぜひ入ってください」との事。どうやら館内には男女別内湯とグループごとに利用できる露天風呂があるようです。
先ずは内湯へ向かいました。浴室へ入ってみて!なんと真新しくピカピカの木造浴室が目の前に現れました。浴室には4人サイズ浴槽がひとつあり、乗鞍の真っ白な湯が掛け流されています。見るからに濃そうな湯は、かき混ぜるとより一層湯花が舞い、濃厚な黄白濁りとなります。湯口より充分な量の掛け流しで、適温のツルツル浴感、湯の状態もとても良いです。なにしろ爽やかな木材と濃厚な明礬臭が心地よく、窓の外に見える青空と白樺も相まって最高の湯浴みを楽しめました。当然のように、この内湯がすっかり気に入り長湯となってしまいました。
せっかくなのでお宿おススメの露天風呂も行ってみました。内湯で長湯してしまったので見学のみです。木立に囲まれ、爽やかな高原感たっぷりの露天風呂で、こちらもかなり良さそうでした。
(まぐぞー・2015年12月)
▼外観
▼玄関
▼脱衣所
▼男性内湯
▼湯口
▼浸かった様子
▼洗い場もピカピカです
▼窓からの眺め
▼露天風呂
乗鞍高原温泉 温泉の宿ゲストハウス雷鳥 簡易データ
長野県松本市安曇4306
立ち寄り時間要問合せ
500円
訪問:2015年12月
乗鞍高原温泉 温泉の宿ゲストハウス雷鳥 温泉分析概要
湯川温泉酸性硫化水素泉 49.5℃ pH=? 溶存物質計=? H=2.0mg K=21.8 Na=64.3 Ca=60.9 Mg=24.3 Mn=2.9 Fe2=0.2 Fe3=0.2 Cl=83.9 HSO4=178.2 SO4=272.1 (S46.11.30) ※温泉利用状況=掲示確認できず
【乗鞍温泉では源泉を集中管理しているため、他の施設掲示の最新の分析書も参考までに次に掲げておきます】
湯川源泉 単純硫黄温泉(硫化水素型) 46.8℃ pH=3.2 溶存物質計=671.7mg H=0.5mg Na=62.8(30.19mv%) K=19.7 NH4=1.0 Mg=19.4 Ca=61.5(33.94) Al=4.2 Mn=2.8 Fe2=0.1 F=0.9 Cl=77.2(23.36) S2O3=1.7 HSO4=5.7 SO4=336.8(75.12) H2SiO3=70.7 HBO2=6.4 CO2=202.0 H2S=35.4 (H27..10.14)