乗鞍高原温泉 温泉旅館 岳の屋

乗鞍高原温泉にある宿の「岳の屋」です。乗鞍観光センターより至近の所に位置しバス停からのアクセスは良いです。念のため近くから電話確認してから訪問しました。老夫婦が経営する旅館?というか民宿といった方が正しいでしょう。当日は女湯のみにしか湯張りしていないとの事で、女湯を貸切で利用させて頂きました。

木造の2人サイズ浴槽が一つあります。見た目は青みがかった薄白濁湯、湯口で明礬臭を感知できます。浴室空間では硫化水素タマゴ臭が漂います。投入湯量は約20L/minほど、浴槽湯温は体感で43℃前後でしょうか。乗鞍温泉でよく採用されている浴槽内にてパイプに熱湯を通しての熱交換加温は訪問時は行われていませんでした。帰り際、女将さんの「風邪ひかないようにね」との言葉が印象的でした。
(三昧・2017年12月)


観光案内所や自然保護センターが建つ乗鞍高原温泉の中心地的な場所にある温泉宿です。通りかがった際に素朴な佇まいを見て「こういうお宿はお湯がいいはず」と感じ、近くで電話連絡をしてから訪問してみました。お宿に到着するとご主人が迎えてくださり「今日は女湯にしかお湯を入れてないから貸切でどうぞ」との事。浴室へ向かうと女将さんが私達のためにと、風呂場の掃除の真っ最中でした。

壁や床、浴槽まで、そのほとんどが木で造られた浴室は鄙び風情満点です。2人サイズの浴槽にはやや薄白濁の湯が適温で掛け流され、人が浸かるとザバーーッと豪快な溢れ出しも見られる贅沢さです。浴室空間ではタマゴ臭が香り、湯面や湯口では明礬臭がプンプン漂い、一口含むとあまり強くないまろやかな酸味を感じます。なにしろ湯汚れの一切ない鮮度良好の湯がいいです。窓を開けると木立の雪景色が見え、閉鎖的な露天風呂よりもよっぽど気分の良い湯浴みが楽しめました。
(まぐぞー・2017年12月)

▼女性浴室

▼浴槽

▼湯口

▼浸かった様子

▼カエルくん

▼浴室からの眺め

乗鞍高原温泉 温泉旅館 岳の屋 簡易データ

長野県松本市安曇鈴蘭4306
0263-9-32643
立ち寄り時間問い合わせ
500円
訪問:2017年12月

乗鞍高原温泉 温泉旅館 岳の屋 温泉分析概要

湯川源泉 単純硫黄温泉(硫化水素型) 46.8℃ pH=3.2 溶存物質計=671.7mg H=0.5mg Na=62.8(30.19mv%) K=19.7 NH4=1.0 Mg=19.4 Ca=61.5(33.94) Al=4.2 Mn=2.8 Fe2=0.1 F=0.9 Cl=77.2(23.36) S2O3=1.7 HSO4=5.7 SO4=336.8(75.12) H2SiO3=70.7 HBO2=6.4 CO2=202.0 H2S=35.4 (H27.10.14) ※温泉利用状況=加温あり(訪問時は非加熱)



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