湯田中温泉 翠泉荘すぎもと(閉館)

湯田中温泉翠泉荘すぎもとは閉館しました。跡地には新規施設「あさひ翠泉荘」がオープンしました。このページのレポートは旧施設「翠泉荘すぎもと」当時のものです。

湯田中温泉街に軒を連ねる小さな湯治宿です。玄関前に「入浴どうぞ」的な看板があったのでどれどれと訪問。お宿は仲のよさそうな老夫婦が切り盛り。

館内には大きさが異なる二つの浴室があります。男女別というより、部屋ごとの貸切制なのかも知れない。ちょうど訪れたときは大きめ浴槽の方が空いていたので、「そちらをどうぞ」との事。

程よく使い込まれた浴室と浴槽。円形4分の1サイズの角タイル張り浴槽がそれ。3人でゆったり湯浴み出来るほどの広さがある。湯口より54℃の湯、5L/minほどを静かに注いでいます。湯は無色透明、若干のとろみがあります。なめらかな感じの湯で肌に馴染む感じです。ほのかな塩味に弱温泉臭。飲泉は特にクセもなくおいしいお湯。サラサラと静かな掛け流しです。
(三昧・2010年4月)


 

「そういえば湯田中温泉は駅併設の公衆浴場しか入っていなかった」という事に気がつき、「じゃあ旅館にでも入ってみよう」と思い立った。ところが事前情報を持たず、信州湯めぐりの友「ガイドのとら」も忘れてきたので、「はて、どうしよう」と、とりあえず温泉街を車でウロついてみた。そこで目に付いたのが「翠泉荘すぎもと」です。

老夫婦が営む昔ながらの温泉宿といった佇まいで、随分と年季が入っている。館内はところどころ生活感の漂う雑多な印象で、こういう世界が好きな人にはツボかもしれない。立寄りをお願いすると、「大きい方の浴室を貸切でどうぞ」と仰っていただいた。

建物同様、年季の入ったタイル浴室に、扇形の3~4人サイズ浴槽がひとつ。湯口より無色透明、熱めの源泉を適量投入。浴槽縁よりサラサラと掛け流し。綺麗に澄んだ無色透明湯の中に細かーな茶色い湯花も少々。そっと浸かると、思わず「あ~っっ」と唸ってしまう心地よさで、弱いトロミのある湯は滑らかな肌触りがあります。たぶん湯浴み客が少なかったのでしょう、鮮度も良好でした。
(まぐぞー・2010年4月)

▼貸し切り利用した大きい方の浴室

▼浸かった様子

▼見学した小さいほうの浴室

湯田中温泉翠泉荘すぎもとは閉館しました。跡地には新規施設「あさひ翠泉荘」がオープンしました。このページのレポートは旧施設「翠泉荘すぎもと」当時のものです。

湯田中温泉 翠泉荘すぎもと

長野県下高井郡山ノ内町大字平穏3155
立寄り時間要問合せ
500円
訪問:2010年4月

共益会12号ボーリング ナトリウム-塩化物泉 93.5℃ pH=8.4 蒸発残留物=1864mg (成分の詳細は掲示なし)(H14.8.6)