鹿児島県

弥次ヶ湯温泉

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明治25年創業の公衆浴場です。今でも当時の建物のまま営業しているそうで、とても渋い外観となっています。受付へ行くと訪問時点は無人でインターホンで隣にある母屋にいる管理人さんを呼びます。一通り浴場の説明とお湯の状況や湯使いの説明を受けました。浴場は「弥次ヶ湯」と「大黒湯」の二か所があり300円の料金内で両方の浴場を利用可能です。

まずは施設の代表的な名称にもなっている弥次ヶ湯からいきます。独立した湯小屋になっており男湯は入口やら浴室窓もすべて全開になっていて通気が良いです。中央部分に石造り浴槽があり5人サイズほどです。見た目はおすまし汁のような薄っすら濁り、湯温は約46℃は超えておりすんなりは浸かれません。何度もたっぷりと掛け湯してなんとか浸かりました。源泉投入は木の樋を伝わって浴槽へ流れ込んでいました。口に含んでみると旨味のある塩味に金気臭味がありました。湯使いは源泉そのまま小細工なしの掛け流しです。

次に大黒湯にもいってみました。男湯は着替え無しで裸移動ができます。こちら大黒湯の方は常連客の風呂道具などが専用置場に預けられていて、毎日の公衆浴場的な雰囲気が強いです。脱衣所から浴室まで一体型で、別府の浴場によくみられるタイプです。5-6人サイズの石造り浴槽で、底には木の簀の子が敷かれていました。弥次ヶ湯と源泉が異なりこちら大黒湯の方が少し泉温が高いです。そのせいをもってかは不明ですが、加水自由制で利用客が温度調整をできるようでした。浴室の隅っこには湯溜め槽があり、栓を抜くと湯投入される仕組みです。加水も自由で同じ方法で水を出し止めできます。当日は体感で約45℃ほどで十分に熱い状態で、なんとか湯浴み。お湯はこちらは無色透明、弱塩味に金気臭味がしました。

弥次ヶ湯温泉では「弥次ヶ湯」と「大黒湯」両方の湯に浸かり入り比べることをお勧めします。因みにご主人の話だと湯治宿泊もできて1人4000円、2人で3500円だそうで、自炊設備もあるようです。
(三昧・2018年10月)


弥次が湯は指宿市の十町にある風情ある共同浴場です。歴史のありそうな鄙びた木造の湯小屋は、温泉ファンのみならず多くの人の心をとらえると思います。

訪問してみると湯小屋には男女ともにふたつづつ入口があります。「おや?これはどっちに入ったらいいのかなぁ?」と戸惑ってしまいました。弥次が湯の入浴システムがよくわからないので、ブザーで管理人さんを呼んでいろいろ教えていただきました。

管理人さんはすぐ隣のご自宅から出てこられた紳士的な優しい男性で、青いアロハシャツが素敵でした。ご主人によると二つの浴室はそれぞれ別源泉で、向かって右側の源泉の方が濃く非加水とのこと。そして左側の源泉はやや成分が薄く(とご主人は仰ってましたが、温泉としての成分はどちらも濃い)自由に加水もできるとのことです。そしてなんと太っ腹なことに、たった300円でどちらも入ってよいとのこと。

先ずは右側の濃いめ浴槽へ。鄙びた風情の雰囲気満点浴室には4人サイズの四角い浴槽がひとつあり、浴槽の外にある湯升から浴槽内へと熱め源泉が直投入される仕組みです。溢れ出しの量を見ると、浴槽サイズにして十分な投入量があり、肝心の湯は柔らかな温泉臭と金気臭が香るもので、ほんのり黄土がかった濁りがあります。また、湯中には黄土色のモコモコした小さな湯花もたくさん見られました。男性側は熱すぎて入れない状態だったようですが女性側はそうでもなく、後から来たお婆ちゃんが「きょうは丁度いい湯加減だ」と仰っていたので、もしかするといつもより湯温は低めだったのかもしれません。

続いてもうひとつの浴室へ。男性側は裸移動できますが、女性側は一度着替えての移動となります。こちらには5人サイズの四角い浴槽がひとつあり、先ほどと同じように熱い源泉が溢れる湯升があり、その中の栓を抜くことで湯を自由投入できる仕組みです。見ると湯升からほとんどの源泉が外に捨てられ勿体ない状態になっていました。

湯升の隣には水の満たされた升があり、こちらも栓を抜き加水するシステムです。肝心の湯は、さきほどの湯よりも少しぬるい程度で、やや熱めとなっています。さきほどの湯よりも濁りは少なく、ほぼ無色透明で湯花も見られませんでした。湯面からの香りも薄いですが、自由に湯温が変えられるので日常の湯としては、こちらの方が人気があるのかもしれません。
(まぐぞー・2018年10月)

▼外観

▼受付

▼掲示

▼掲示

▼弥次ヶ湯 男性浴室

▼浴槽

▼ちょっと変わった湯口

▼弥次ヶ湯 女性浴室

▼浴槽

▼大黒湯 男性浴室

▼浸かった様子

▼源泉湯升

▼大黒湯 女性浴室

▼常連さんの置き道具

▼浴槽

▼浴槽から

弥次ヶ湯温泉 データ

鹿児島県指宿市十町1068
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0993-22-3030
7時8時~21時
300円→350円
木曜日休み
訪問:2018年10月

弥次ヶ湯温泉 温泉分析概要

弥次ヶ湯12号 ナトリウム-塩化物泉 47.1℃ pH=6.5 溶存物質計=3687mg H=0.9mg Na=1021(77.91mv%) K=173.0 NH4=0.6 Mg=10.2 Ca=141.2 Sr=1.3 Mn=0.6 Fe2=1.8 Al=0.1 F=0.3 Cl=1927(93.63) Br=6.0 SO4=105.7 HCO3=85.3 HAsO2=0.2 HBO2=14.6 CO2=30.8 (H23.12.12)

弥次ヶ湯13号 ナトリウム-塩化物泉 46.6℃ pH=6.7 溶存物質計=2930mg H=0.9mg Na=794.5(75.71mv%) K=175.4 NH4=0.4 Mg=7.6 Ca=115.0 Sr=0.3 Mn=0.4 Fe2=1.0 Al=0.2 F=0.3 Cl=1448(91.88) Br=4.3 SO4=112.5 HPO4=0.1 HCO3=73.2 HAsO2=0.2 H2SiO3=183.7 HBO2=11.6 CO2=26.4 (H23.12.12) ※温泉利用状況=加水あり

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